夕刊:2020/09/07

本日、米国市場休場の為か動きに欠く。ゴールドは軟調。オイルも大幅安。ドル円は106円台前半。

為替

ドル円は106円台前半でもみ合い。前週末のニューヨーククローズよりは若干ながら円安水準にあるが、米国雇用統計後の上値が106.51円にとどまっており、106円台半ばにかけて上値の重さが意識されているようだ。日本時間今夜のニューヨーク市場がレーバーデーで休場となるため、徐々に模様眺めの様相が強まる見通し。週明けのポンドは売り先行となったが、東京中盤にかけては下げ渋っている。英紙テレグラフでは、ジョンソン首相がEU(欧州連合)との通商交渉のデッドラインを10月15日と定め、それまでに大きな進展(ブレークスルー)がなければ、ハードブレグジットを選択する姿勢を示したと報じている。加えて、英中銀のソーンダース金融政策委委員が講演で、新型コロナウイルスの経済への影響に対処するため、一段の金融緩和が必要になる公算が大きいと述べたこともポンド売りにつながった。豪ドル円はオセアニア市場で77.26円近辺、豪ドル/ドルは0.7273ドル近辺まで弱含んだが、その後は下げ渋る動きとなっている。豪ビクトリア州の州都メルボルンで行われているロックダウン(都市封鎖)が少なくとも今月28日まで延長されることになり、豪ドル売りにつながった。午後の東京為替市場は、この後の北米市場が休場となることもあり、ほとんどの通貨で様子見ムードが強い展開となった。ドル円は午前中に仲値がらみの注文が入り106円だ30銭台まで上昇も、動きは限定的。その後106円20銭台を中心とした狭いレンジでのもみ合いとなった。ユーロドルは1.1830台を中心とした推移が続いた。ポンドが対ドルで売られた分、午後に入って少し頭が重い展開も値幅は限定的。ポンドは朝から軟調地合いが続いた。週末に英紙がジョンソン首相の意向として10月15日のEUとの通商交渉のデッドラインにすることを報じ、警戒感が広がった。対ドルで先週末終値の1.3280台から1.3240前後まで下げて週の取引が始まり、午前中に1.3250台まで回復の場面も、戻りではポンド売りが出る流れ。午後に1.3210台まで値を落としている。ポンド円も朝方140円60銭台まで下げた後、141円ちょうど前後まで戻したが、午後に入って140円台半ば割れへ値を落としている。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比115.48円安の23089.95円。前引けの日経平均株価は前週末比78円51銭安の2万3126円92銭と続落。東証1部の売買高概算は5億3198万株、売買代金概算は9398億7000万円。値上がり銘柄数は1266、対して値下がり銘柄数は824、変わらずは81銘柄だった。きょう前場の東京株式市場は売り優勢の展開ながら下値抵抗力も発揮した。前週末の米国株市場では主要株指数が下げ止まらず、NYダウは一時600ドル以上下げたほか、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は580ポイントあまりの暴落となる局面もあった。このリスクオフの流れが東京市場にも波及したが、日経平均は朝方に120円程度下落した後は下げ渋る動きをみせた。一時は前週末比プラス圏に浮上する場面もあったが、そこは戻り売りで上値を押さえられ再びマイナス圏に沈んだ。ただ、値上がり銘柄数は値下がりを大きく上回っている。午後は下げ渋りを見せた。その後は再び軟化してマイナス圏でのもみ合いとなった。安寄り後に下げ渋りを見せたが、上昇の動きは続かず、軟調な推移となった。下げはしたものの、23,000円超の水準でのもみ合いとなった。25日移動平均線)は上向きながら、5日移動平均線は下向きに転じている。

貴金属

金先限帳入値6602円(前日比-11円)銀先限帳入値91.5円(前日比+1.2円)白金先限帳入値3097円(前日比+34円)パラジウム先限帳入値7863円(前日比-17円)金、銀は総じて反発。金はドル建て現物相場の上昇や円安を受けて買い優勢で始まった。その後は、円安一服に上値を抑えられたが、ドル建て現物相場の押し目が買われたことを受けて堅調となった。銀もドル建て現物相場の上昇と円安を受けて買い優勢となった。金は予想以上の米雇用統計が圧迫要因になった。8月の米雇用統計によると、非農業部門雇用者数は137万1000人増となり、前月の173万4000増から伸びが鈍化した。ただ4カ月連続で増加し、再雇用が進んでいる。事前予想は135万人増。失業率は8.4%と前月の10.2%から低下した。事前予想は9.8%。新型コロナウイルスの感染拡大が続き、労働市場の回復は鈍化している。回復ペースを上げるには、少なくとも米議会で追加経済対策の協議をまとめる必要があるとみられている。午後に入ると、ドル建て現物相場の反落を受けてマイナスサイドに転じた。銀はドル建て現物相場の上昇と円安を受けて買い優勢となった。前営業日比は、金標準、金ミニが13円安~21円高、ゴールドスポットが35円高、銀が3.7円安~2.2円高。

石油

原油先限帳入値28690円(前日比-990円)ガソリン先限帳入値39620円(前日比-15900円)灯油先限帳入値41430円(前日比-1310円)東京石油市場は大幅安。4日の海外原油が大幅安となり、ニューヨーク原油期近10月限が40ドル割れで引けたのに続き、週明けのニューヨーク原油時間外取引が大幅続落で推移したことを背景に前半の取引で4ケタ安が続出した。売り一巡後、ニューヨーク時間外取引の戻りに合わせ、下値を切り上げた。原油は出来高が9000枚超え。先限は安値から一時500円以上の戻りとなった。予想以上の反発となったが、2万9000円が抵抗線となった。終盤に出来高が増え、2万枚超えになるかに注目。7日のニューヨーク原油はレバーデーのため、休場扱いとなるが、時間外取引は取引があり、軟調。4日に下放れとなった流れを引き継ぎ、序盤の取引で1.22ドル安の38.55ドルまで下落。安値を離れ、39ドル台を回復。北米の夏季ドライブシーズンが終了し、最大需要期が終わる。米国の雇用情勢は回復基調にあるが、鈍化傾向にあり、ガソリン需要は先行き不透明。午後は大幅続落。為替は1ドル=106円台前半のもみ合いとなっているが、さらに株安に振れたうえ、4日の海外原油先物が急落して、このアジアの時間帯の夜間取引も軟調に推移してることに圧迫された。また、この日のドバイ原油の現物も前週末比で急落している。主要3油種すべて大幅安となり、一部限月を除き4ケタ安に沈んだ。また、3油種すべて期先2本が一代安値を更新した。また、原油は期先2本にETF絡みの限月移行とみられる商いが入り、出来高が膨らんだ。前営業日比は、ガソリンが1590~1230円安、灯油が1530~1150円安、軽油が出来ずだが、名目値で900円安。原油が1250~660円安。中京ガソリンは1700~200円安、灯油は1900~600円安。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値179.6円(前日比-0.4円)TSR20先限帳入値 出来ずRSS3号は、期近主導で続落。寄り付きでは、4日の上海夜間で期近1月限が小幅安となったことや、米株安、原油安をはやして、期近を中心に売りが先行した。ただ、中盤に入ると、小幅ながら下げ幅を縮小している。先限は、一時176.8円まで下落し、8月31日の高値205.5円から28.7円もの下落となっている。8月の上昇場面で、176~178円水準は抵抗として機能しており、今度は同水準が支持となっている。ただ、この水準をしっかり割り込んでしまうと、節目の170円付近まで篤に目立った支持もないことから、下に走る可能性があり注意したい。なお、今回の下落は、直近の期近の急騰に対する調整のため、現時点では期先への売り圧力は限られている。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は23580円(前日比+70円)とうもろこしは、小幅まちまち。寄り付きから序盤は夜間取引で売り優勢となった流れを引き継いだ。先限は下値を切り上げ、午前10時過ぎから小高くなった。7日のシカゴ市場がレーバーデーで休場となるため、玉の出方次第で限月間で方向性を欠く展開。午後は一段高となり、140円高の2万3650円の高値をつけた。2万3580円まで上げ幅を縮小した後、2万3650円まで再上昇する場面があった。2万3600円台は維持できなかったが、堅調に引けた。他限月は期近1月限が380円安と下げが目立った。期先5、7月限は110~50円安。


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