夕刊:2020/09/08

日経平均株価は高値引けでしっかり。大阪金は小幅高。オイルは石油製品が安い。

為替

ドル円は106円台前半の上下10銭も満たない値幅で小動きとなっている。序盤からドル高と円高の地合いになっており、方向感が出難い状況になっている。ユーロドルは午前9時ごろにつけた1.1822ドル近辺を本日高値に、一時は1.18ドル割れへと弱含んでいる。10日の欧州中央銀行(ECB)理事会への警戒感があるほか、このところ、ECB高官からユーロ高をけん制する発言も相次いでいることも背景にあるもよう。ポンドドルは1.3139ドル前後まで軟化しており、前日安値の1.3142ドル前後をわずかながらも下抜けた。本日から10日まで開催される英国と欧州連合(EU)の通商交渉への警戒感があるようだ。午後の東京市場の終盤はポンドが軟調。欧州連合(EU)からの離脱後、英国とEUは通商協議を続けているものの、移行期間の年末までに協議がまとまらないリスクが高まっている。ポンドドルは1.3128ドル付近、ポンド円は139.48円付近まで下落した。特に背景は見当たらなかったが、NZドル円は71.00円付近まで軟化。ユーロや豪ドルに対してNZドル売りが入ったことが重し。ドル円は午前からの106.24~106.31円付近の値幅を維持。値動きの主軸が円やドルではなく欧州通貨となっており、蚊帳の外に置かれている印象が強い。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比184.18円高の23275.76円。前引けの日経平均株価は前営業日比121円16銭高の2万3211円11銭と反発。東証1部の売買高概算は5億1531万株、売買代金概算は1兆238億6000万円。値上がり銘柄数は1302、対して値下がり銘柄数は742、変わらずは126銘柄だった。きょう前場の東京株式市場は総じて買い戻しが優勢となった。前日の米国株市場はレーバーデーの祝日に伴い休場となったが、欧州株市場は軒並み大幅に上昇したことで、リスクを取る動きが強まった。週末にメジャーSQ算出を控えており、先物絡みのインデックス売買もきょうは上値追い基調をサポートする形となった。日経平均寄与度の高いファーストリテイリングが買われ日経平均押し上げに寄与した。前引け時点の売買代金は1兆円を上回っている。その後はプラス圏でのもみ合いが続いた。終値は前営業日比184.18円高の23,274.13円。午後は堅調な推移を見せた。25日移動平均線は引き続き上向きで推移している。23,000円超の水準をしっかりと維持しており、23,000円接近では底堅い動きが見込まれる。

貴金属

金先限帳入値6608円(前日比+6円)銀先限帳入値92.4円(前日比+0.9円)白金先限帳入値3119円(前日比+22円)パラジウム先限帳入値 出来ず(前日比-円)金は反落、銀はまちまち。金はドル建て現物相場の小動きを受け、まちまちで始まった。その後は、ドル高を受けてマイナスサイドに転じた。銀はドル建て現物相場の小動きなどを受け、まちまちとなった。米連邦準備理事会(FRB)のインフレ容認や低金利長期化見通しでドル安の見方が強いが、10日の欧州中央銀行(ECB)理事会を控えてユーロ安に振れたことが上値を抑える要因になった。ECB高官がユーロ高に対する懸念を示しており、ドルが買い戻されると、金の圧迫要因になる。トランプ米大統領は、米国と中国との経済関係を制限する意向だと述べた。11月の米大統領選を控えて民主党のバイデン元副大統領との違いを示した。中国に対する強硬姿勢が続くことは景気の先行き不透明感につながる。ただ世論調査ではバイデン元副大統領が優勢であり、今後の行方を確認したい。午後に入ると、現物相場の反発から地合いを引き締め、期中先がプラスサイドに浮上した。銀はドル建て現物相場の上昇と金期先の反転から期先2本が上昇。先限は終盤に一段高。前営業日比は、金標準、金ミニが15円安~9円高、ゴールドスポットが20円安、銀が変わらず~0.9円高。

石油

原油先限帳入値28700円(前日比+10円)ガソリン先限帳入値39200円(前日比-420円)灯油先限帳入値40350円(前日比-1080円)東京石油市場は高安まちまち。原油はしっかりと推移している一方で、石油製品は軟調。昨日のニューヨーク市場がレイバーデーで休場だったことから動意は限定的。ただ、時間外取引でニューヨーク原油は先週からの安値圏を維持している。需要回復期待が後退していることが指標原油を圧迫している。日中取引開始後、東京原油先限は小動き。2万8680~2万8840円で推移しており、前日終値付近では下値が支えられているが、上値も伸びない。ロシアのノバク・エネルギー相によると、来週16~17日の産油国会合では減産目標を達成していない産油国について協議が行われるもよう。イラク、カザフスタン、ナイジェリア、アンゴラの遵守率が低い。原油相場が調整安となっていることから、風当たりはやや強そうだ。16日に共同技術委員会(JTC)、17日に共同閣僚監視委員会(JMMC)が行われる。午後は油種間でまちまち。原油は総じて小幅安。製品は続落。為替は1ドル=106円台前半のもみ合いとなるなか、前日のの海外原油先物で、ニューヨーク原油がレーバーデーの短縮取引で軟調な展開となり、ブレント原油も軟調な展開となったことで、上値が重くなった。また、この日のドバイ原油の現物も弱含みで推移している。主要3油種は、原油は総じて小幅安となったが、製品の下げ幅は相対的に大きくなった。とくに灯油は期先2本が4ケタ安に沈んだ。また、原油は期先2本にETF絡みの限月移行とみられる商いが入り、出来高が膨らんだ。前営業日比は、ガソリンが680~330円安、灯油が1080~730円安、軽油が出来ずだが、名目値で100円高。原油が220円安~10円高。中京ガソリンは600~400円安、灯油は500円安~変わらず。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値180.3円(前日比+0.7円)TSR20先限帳入値 出来ずゴムRSS3号は、軒並み反発。昨日までの期近主導の下落の反動から、買い優勢となっている。ただ、商いは盛り上がりを欠いている。TSR20は、10月限のみ、約定している。先限が、180円台を回復した。今日は、各限月とも1~2円台の上昇となっており、これまでのような期近の突出した買いはみられない。このまま、期近の上昇が限定的となるなら、期先はサヤ寄せする形で、同ザヤ化する可能性の出てきそうだ。ただ、上海ゴムの値動きが鈍いは、気掛かりだ。上海ゴムが伸び悩むようなら、ここからの回復も限られるとみる。午後は、伸び悩みを見せ、12月限はマイナスサイドに沈んだ。TSR20は、10月限のみ約定した。大引けのRSS3は、前営業日比0.1円安~2.0円高、TSR20は同6.5円安~変わらず。RSS3号2月限は同0.7円高の180.3円、TSR20の3月限は同変わらずの150.0円で引けた。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は23880円(前日比+300円)とうもろこしは、期中先が上昇。夜間取引で買い優勢となり、3連休明けのシカゴ夜間取引高が追い風となり、先限は2万3700円台に一段高となり、2万3780円の高値をつけた。先限は今月3日以来の高値となる2万3780円まで上昇。大局的に2万3500~2万4000円のレンジ相場だが、その中段に値位置を上げてきた。2万3700円台を維持して引ければ、日足は長めの陽線引けとなり、チャートは強気に傾いてくる。先限は午後の取引も上げ幅を拡大し、終盤に2万3880円の高値をつけた。前営業日比は変わらず~300円高。先限は同300円高の2万3880円。


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