夕刊:2020/09/09

日経平均株価は大幅安も23000円台をキープ。貴金属は軟調。オイルも大幅安。ドル円は106円台を割る。

為替

午前中は原油安の一服を受けて資源国通貨がやや持ち直している。カナダ円は8月11日以来の安値水準となる79.84円近辺まで弱含んだが、80円台を回復。豪ドル円やNZドル円もオセアニア市場でつけた本日安値から戻している。前日の米国市場ではWTI原油先物が約8%下落し、6月以降で初めて1バレル=40ドルを下回った。時間外取引でも軟調に推移していたが、足もとでは下げ渋っている。ポンド円は137.07円近辺まで、ポンドドルは1.2950ドル近辺まで下落し、戻りは鈍い。英欧通商協議への不透明感に加えて、英国で新型コロナウイルスの感染が再び広がっているというニュースも、ポンド売りの背景にあるようだ。日本時間早朝には、英国政府がコロナ感染拡大を抑制するため、14日から室内外かかわらず6人以上の集会を禁止することを公表している。ドル円は105.90円前後でもみ合い。東京序盤に105.83円付近まで弱含み、前日安値105.86円前後を下回る場面もあった。午後のドル円は105円後半で上下。午前からの105.83~106.05円付近のレンジを維持している。英製薬大手アストラゼネカと英オックスフォード大学が共同開発している新型コロナウイルスのワクチンについて治験を中断したことがドル円の重しとなっているものの、東京市場での反応は限定的。治験参加者が原因不明の病気を発症したという。東京の朝方で下げが一服したユーロ円は124円後半でもみ合い。英国と欧州連合EU)の通商協議を巡って下値警戒感が根強いポンド円は137円前半で引き続き軟調。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比241.59円安の23032.54円。前引けの日経平均株価は前営業日比365円16銭安の2万2908円97銭と急反落。東証1部の売買高概算は6億2097万株、売買代金概算は1兆765億4000万円。値上がり銘柄数は248、対して値下がり銘柄数は1854、変わらずは70銘柄だった。前日の米国株市場でNYダウやナスダック総合指数など主要株指数が大幅安となり下げ止まらなかったことで、東京市場でも主力株をはじめリスク回避の売り圧力が強まり、大型株はほぼ全面安の展開となった。為替が円高基調にあることやアジア株安も足を引っ張り、日経平均株価は8月28日以来となる2万3000円台割れとなった。一部の個別材料株が買われたものの東証1部全体の85%の銘柄が値を下げている。後場に入ると下げ渋りを見せた。安寄り後も一段安となったが、売り一巡後に下げ渋りを見せた。23,000円の節目を一時割り込んだものの、大引けでは回復している。

貴金属

金先限帳入値6570円(前日比-38円)銀先限帳入値90.8円(前日比-1.6円)白金先限帳入値3081円(前日比-38円)パラジウム先限帳入値7726円(前日比-137円)金、銀は下落。金は弱気な夜間の流れを受けて軟調で開始した後も円高傾向と現物市場の軟調な足取りを受けて軟調な足取りを展開。銀も夜間安と金の軟調な足取りが重石となるなか、マイナスサイドでの取引となっている。NY市場では米株式市場が大幅安となるなか、リスク回避のための買いが見られたことでプラスサイドでの高下となったが、ドル高傾向に上値を抑制された。米連邦準備制度理事会(FRB)は長期的な低金利を容認する姿勢を見せているものの、直近の米長期債に対する需要は弱く、金利に対する低下圧力も限られている。米国では前週に雇用情勢の回復を示唆する経済指標が立て続けに発表されていることで、雇用情勢回復に対する期待感が強まりつつあるものの、その一方では経済見通しに不透明感が残る状況にある。正午過ぎから幾分、下値を切り上げた。後半から終盤は戻り鈍く推移し、期先2本は38円安で引けた。銀は夜間安と金の軟調な足取りが重石となるなか、マイナスサイドでの取引。中盤まで下げ幅は限月によって異なったが、終盤は1.5円安前後の下げとなった。前営業日比は、金標準、金ミニが44~26円安、ゴールドスポットが46円安、銀が1.7~0.5円安。

石油

原油先限帳入値27030円(前日比-1670円)ガソリン先限帳入値37430円(前日比-1770円)灯油先限帳入値39350円(前日比-1000円)東京石油市場は大幅安。ほぼすべての限月の下げ幅が4ケタを超えている。年末にむけてコロナショック後の需要回復が一巡すると見通されていることが重し。世界的に新型コロナウイルスの流行は続いており、需要見通しは依然として不透明。通商協定をめぐる欧州連合(EU)と英国の協議が難航していることも懸念を高めている。円相場は1ドル=105円後半で前日よりも円高推移。時間外取引でニューヨーク原油10月限は軟調。今晩のニューヨーク市場の引け後、米石油協会(API)が米週間石油在庫統計を発表する。需要回復傾向が減速する可能性が意識されており、週次のタイムリーな統計に対する注目度は高まっている。午後の石油市場は大幅安。主要3油種は、灯油の一部限月を除き軒並み4ケタ安。為替が1ドル=105円台後半まで円高に振れるなか、前日の海外原油先物が急落したことに圧迫された。この日のアジアの時間帯の夜間取引も弱含みで推移している。また、この日のドバイ原油の現物も前日夕方比で急落している。主要3油種は、灯油の一部限月を除き軒並み4ケタ安に沈んだ。原油、灯油は期先3本、ガソリンは期先2本が一代安値を更新した。また、原油はこの日も期先2本にETF絡みの限月移行とみられる商いが入り、出来高が膨らんだ。前営業日比は、ガソリンが1870~1700円安、灯油が1090~750円安、軽油が出来ずだが、名目値で1700円安。原油が1710~1230円安。中京ガソリンは600~500円安、灯油は2500~1200円安。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値176.0円(前日比-4.3円)TSR20先限帳入値 出来ずRSS3号は、軒並み下落。寄り付きでは、前日の上海夜間が大幅安となったことや、米株が大幅続落となったことを受けて、売りが先行した。その後、下げ渋る場面もあったが、日中取引の上海ゴムが売り優勢となっていることから、軟調な展開が続いている。先限は、176.2円まで下落する場面があった。今日は、世界的な株安を受けて、上海ゴムも軟調に推移しており、ゴムRSS3号先限が、節目の175円割れを試す可能性がありそうだ。同水準を下抜くと、8月21日の安値171.8円を目指した下げになりそうだ。この水準も下抜くようなら、いよいよ170円の攻防となる。直近の上昇、下落ともに産地相場が主導していることから、今日のタイ市場の値動きには注意したい。午後は下げ渋る場面もあったが、日中取引の上海ゴムが売り優勢となっていることんどから、売り物がちの展開となった。TSR20は、出来ず。大引けのRSS3は、前営業日比4.8~1.7円安、2月限は同4.3円高の176.0円。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は23570円(前日比-310円)とうもろこしは、まちまち。前日のシカゴ高も日中取引の上昇で織り込み済み、夜間取引から売り優勢となる限月が目立った。シカゴ夜間取引は反落、円小幅高から先限は3ケタ安で軟調。先限のみ3ケタ安。先限は昨日、2万3880円の高値をつけ、そのまま、日中取引を終えた。チャートからすると、2万4000円を目指す流れだが、夜間取引は2万3650円まで反落。日中取引は2万3730円で下げ渋る展開。午後はシカゴ夜間取引の反落、円小幅高、商品安から期先中心に売り優勢となった。先限は夜間の安値2万3650円割れとなり、引け前に2万3570円まで一段安で引けた。前営業日比は310円安~変わらず。先限は同310円安の2万3570円。


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