夕刊:2020/09/10

貴金属は金、白金ともに大幅反発。日経平均株価も大幅高。オイルも製品は4桁高。

為替

東京外為市場は、ポンド円は137.78円付近まで、ポンドドルは1.2977ドル付近まで軟化。英国のジョンソン政権が欧州連合(EU)との間で合意済みの離脱協定の一部をほごにする内容を含む法案を提出した件に関し、EUが国際法違反にあたるなどとして強く反発していると報じられている。英欧通商協議への不透明感が強くなっており、ポンド売りにつながっている。ユーロドルは1.1821ドル近辺まで、やや強含む展開となった。今夜に予定されている欧州中央銀行(ECB)理事会や総裁会見への警戒感から、前日のニューヨーク市場中盤以降は1.8ドルちょうど付近でもみ合いとなっていた。東京市場ではユーロポンドの上昇を背景に、ユーロドルもやや上昇している。ドル円は午前9時ごろに106.30円付近まで上昇したが、その後は106.14円近辺までじり安となる展開となった。本日は5・10日(ゴトウビ)であり、仲値にかけた実需勢のフローを期待した買いが序盤に入ったもよう。午後のドル円は106.06円付近まで弱含み。欧州中央銀行(ECB)理事会を控えてユーロ高・ドル安方向に短期的な流れがあり、対ユーロのドル安がドル円を圧迫している。ただ、ECB理事会を控えたポジション調整が中心であり、ドル円の下値は限られている。ポンド円は、ドル円の下げに圧迫されて、いったん137円後半に軟化したが、その後は値を戻し、下げを帳消しにしている。豪ドル円も一時77.09付近まで下落したあと下げ一服となっている。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比202.93円の23235.47円。前引けの日経平均株価は前営業日比119円82銭高の2万3152円36銭と反発。東証1部の売買高概算は4億7568万株、売買代金概算は9047億2000万円。値上がり銘柄数は1336、対して値下がり銘柄数は701、変わらず133銘柄だった。きょう前場の東京株式市場は主力株中心に買い戻しが優勢となり、日経平均は反発に転じた。前日の米国株市場でNYダウ、ナスダック総合指数など揃って大きく切り返したことで目先の市場心理が改善した。アジア株が総じて堅調だったことも追い風材料に。ただ、日経平均の上値も重く2万3200円台では戻り売りに押される展開となった。値上がり銘柄数は全体の6割にとどまり、売買代金も1兆円に届かなかった。午後は米株高や円安を受けて高寄りすると、プラス圏でのもみ合いが続いた。買い一巡後はプラス圏での推移が続いた。上昇したものの、前日の下げ幅(241.59円安)は取り戻せなかった。

貴金属

金先限帳入値6658円(前日比+88円)銀先限帳入値92.4円(前日比+1.6円)白金先限帳入値3166円(前日比+85円)パラジウム先限帳入値7846円(前日比+120円)金、銀は反発。金はニューヨーク高と円安を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の押し目が買わ、地合いを引き締める場面も見られたが、買い一巡後は上げ一服となった。銀もニューヨーク高と円安を受けて堅調となった。今夜の欧州中央銀行(ECB)理事会を控えてユーロ高に対する懸念が示されるとの見方を受けてドル高に振れた。しかし、ECBの一部当局者が域内の景気回復見通しに自信を深めており、年内の追加緩和の必要性が後退する可能性があるとの見方を示したことからユーロ高に転じた。ECB理事会後に発表される最新経済予測が目先の焦点である。ただドルが売られ過ぎとの見方からドル高が続くとの見方もあり、ドル相場の動向を確認したい。米国債利回りは10年債入札の軟調を受けて上昇した。ただ米議会での追加経済対策の協議が難航していることから、国債増発に対する懸念が後退すると指摘されており、国債利回りの行方も確認したい。午後の取引でいったん上げ幅を縮小したが、終盤に上げ幅を再拡大し、期先3本を含む4本が80円超の上げ幅を維持して引けた。銀はニューヨーク小幅高、現物価格が27ドル台まで上昇などから期先2本を含む3本が買い優勢。期先2本が1.6円高で引けた。前営業日比は、金標準、金ミニが57~95円高、ゴールドスポットが98円高、銀が変わらず~1.6円高。

石油

原油先限帳入値27960円(前日比+930円)ガソリン先限帳入値38470円(前日比+1040円)灯油先限帳入値40620円(前日比-1330円)東京石油市場は上昇。一部の限月の上げ幅は4ケタ超となっている。海外原油が反発したことや、円安が国内市場を押し上げている。先週の米エネルギー情報局(EIA)の週報で石油需要が下振れしたこともあって需要見通しが悪化しているものの、今週分の発表を控えて買い戻しが優勢となっている。円相場は1ドル=106円前半で前日よりも円安推移。ただ、米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計で原油在庫が増加したことから、時間外取引でニューヨーク原油は軟調。午後の石油市場は急反発。為替が再び1ドル=106円台前半まで円安に振れるなか、前日の海外原油先物が急反発したことに支援された。この日のアジアの時間帯の夜間取引は午前中軟調だったが、午後に戻している。この日のドバイ原油の現物は強含みで推移している。主要3油種は、製品は4ケタ高となる限月が多くなったが、原油は4ケタ高の限月はなく、クラック・スプレッド(製品と原油のサヤ)は総じて拡大した。また、原油はこの日も引き続き期先2本にETF絡みの限月移行とみられる商いが入り、出来高が多くなった。前営業日比は、ガソリンが940~1200円高、灯油が変わらず~1460円高、軽油が出来ずだが、名目値で800円高。原油が630~930円高。中京ガソリンは10円安~変わらず、灯油は出来ず。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値180.5円(前日比+4.5円)TSR20先限帳入値 出来ずRSS3号は、軒並み反発。寄り付きでは、前日の上海夜間が小幅高となったことや、米株やNY原油が反発したことを受けて、買いが先行した。その後、日中取引の上海ゴムは伸び悩んでいるものの、直近の急落の反動高となり、買いが先行している。先限は、一時180.4円まで上昇し、一日で180円台を回復した。ただ、180円超を買い進む向きは少なく、その後は、同水準でのもみ合いとなっている。3円以上上昇している限月がある割には、出来高が少ない。本格的に再度上値を試すには、買い人気がより付いてくることが必要だろう。午後は再び地合いを引き締めた。TSR20は、出来ず。大引けのRSS3は、前営業日比0.3~5.9円高、2月限は同4.5円高の180.5円、総出来高はRSS3号が2567枚。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は23690円(前日比+120円)とうもろこしは、期先3本が反発。前日のシカゴ小反落も下値を切り上げたこと、円小幅安から夜間取引で反発した流れを引き継いで堅調に推移。閑散商いのなか、先限は前半の取引で上げ幅を縮小したが、午前10時頃に再上昇し、堅調に推移。シカゴ夜間取引が序盤の小幅続落から反転し、小高く推移も買い方に追い風。期先3本が3ケタ高。日中取引で先限は2万3700円で買い支えられ、手じまい売りの動きは少ないようだ。この後は玉の出方次第だが、堅調に推移か。午後も前場の流れを引き継いだ。シカゴ夜間取引が小幅高に転じたこと、他商品の上昇にも支援され、堅調に推移した。前営業日比は20円安~120円高。先限は同120円高の2万3690円。


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