夕刊:2020/09/11

日経平均株価は続伸でしっかり。貴金属は軟調。オイルも軟調。ドル円は106円台前半で推移。

為替

外為市場は、ユーロは対円、対ドルでじり高となっている。前日の海外市場では欧州中央銀行(ECB)理事会や総裁会見を受けて上昇も、ニューヨーク市場では下落する「往って来い」となったが、オセアニア市場から再び上昇している。ユーロ円は125.74円近辺まで、ユーロドルは1.1840ドル近辺まで強含んだ。ポンドは上値が重い。日経平均株価の下げ渋りや上げ幅拡大を背景にクロス円でじり高のものが目立つ中、ポンド円は136円ちょうど前後でもみ合いとなっている。ポンドドルも1.2800ドル付近で小動き。前日まで行われた英国と欧州連合(EU)の通商交渉で進展がほとんどなく、不透明感を嫌気したポンド売りに上値を抑えられている。ドル円は106.10円台を中心に小動きとなっている。106円台前半から半ばにかけては実需の売りオーダーが観測されており、これが上値を重くしているもよう。午後のドル円は106円前半で小動き。本日これまでの値幅は106.08~106.21円付近と非常に狭い。来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)に向けた思惑の高まりはみられず、週初からドル円の水準はほぼ変わっていない。中国とインドは両国が争っている国境付近から部隊を撤退し、緊張を緩和することで合意したと伝わったものの、手がかりにはなっていない。欧州中央銀行(ECB)理事会後の余韻も限定的。豪ドル/ドルは0.7283ドル付近、豪ドル円は77.32円付近まで水準を切り上げた。NZドルも対円や対ドルでしっかりと推移しているが背景は見当たらず。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比171.02円高の23406.49円。前引けの日経平均株価は前日比68円76銭高の2万3304円23銭。東証1部の売買高概算は7億7572万株、売買代金は約1兆5428億円。値上がり銘柄数は1486、値下がり銘柄数は582、変わらずは105銘柄だった。日経平均株価は上伸。前日のNYダウやナスダック指数が反落したことを受け、寄りきは120円安で始まった。ただ、下値には買いが流入し切り返す展開となり、午前10時過ぎにはプラス圏に浮上した。午前10時20分頃には一時100円を超す上昇となる場面があった。NYダウ先物が上昇していることなどが買い安心感を呼んだ様子だ。午後は安寄りしたものの、切り返して上昇に転じた。安寄り後に上昇に転じて、その後も上値を伸ばして長い陽線で引けた。上向きで推移する25日移動平均線にサポートされる格好で堅調な推移を見せた。5日移動平均線や10日移動平均線も上向きとなっている。

貴金属

金先限帳入値6641円(前日比-17円)銀先限帳入値91.2円(前日比-1.2円)白金先限帳入値3154円(前日比-12円)パラジウム先限帳入値 出来ず金、銀は総じて反落。金はドル建て現物相場の下落を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル安を受けて押し目を買われ、小幅高となる場面も見られたが、買い一巡後は上げ一服となった。銀はドル建て現物相場の下落を受けて軟調となった。午前11時2分現在の前営業日比は、金標準が15~3円安、金ミニが13円安~27円高、ゴールドスポットが38円高、銀が1.3~0.3円安。欧州中央銀行(ECB)は定例理事会で主要な政策変更を見送った。ラガルド総裁は新型コロナウイルス禍からの景気回復を巡りやや前向きな見方を示した。またユーロの為替レートは物価への影響に鑑み監視する必要があると述べたが、差し迫った政策調整の必要性は示唆しなかった。ユーロ高に対する懸念が示されるとの見方も出ていたが、言及されなかったことでユーロ高となった。午後に入ると、ドル建て現物相場の軟調を受けて売り優勢となったが、ユーロ安が一服すると、下げ一服となった。銀はドル建て現物相場の下落を受けて軟調となった。前営業日比は、金標準、金ミニが34~11円安、ゴールドスポットが41円安、銀が1.2円安~0.2円高。

石油

原油先限帳入値27370円(前日比-590円)ガソリン先限帳入値38100円(前日比-370円)灯油先限帳入値40620円(前日比-0円)東京石油市場は下落。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で原油在庫が増加し、年後半の需要減速懸念が強まっていることが重し。世界最大の石油消費国である米国でガソリン需要は季節的に頭打ちとなっており、コロナショック後の需要回復が一巡する可能性が高まっている。円相場は1ドル=106円前半で推移しており、前日水準とほぼ変わらず。日中取引開始後、東京原油先限は2万7400円まで下落した。夜間取引までの軟調な流れが続いているが、売りは一巡している。来週16、17日に石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟国による共同技術委員会(JTC)と共同閣僚監視委員会(JMMC)が行われる。日量770万バレルの減産目標を年内維持する方針は維持されそうだ。ただ、減産目標を遵守してこなかった産油国に対する風当たりは引き続き強いか。午後の石油市場は総じて反落。為替が1ドル=106円台前半のもみ合いとなるなか、前日の海外原油先物が反落したことに圧迫された。この日のアジアの時間帯の夜間取引は小幅なもみ合いとなっている。また、この日のドバイ原油の現物も軟調に推移している。主要3油種では、灯油は当限のみプラス引け、先限が同値引けしたが、他限月は軒並み下落した。前日の急伸に対する反動安となった。また、原油は引き続き期先2本にETF絡みの限月移行とみられる商いが入り、出来高が多くなった。前営業日比は、ガソリンが700~350円安、灯油が670円安~550円高、軽油が出来ずだが、名目値で400円安。原油が590~370円安。中京ガソリンは出来ず、灯油は変わらず~1000円高。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値176.7円(前日比-3.8円)TSR20先限帳入値 出来ずRSS3号は、軒並み反落。寄り付きでは、前日の上海夜間が下落したことに加え、米株やNY原油も反落したことを嫌気して、売り先行した。その後も、売り優勢の展開となっている。午後は産地相場が軟化したことを受けて、一段安となった。TSR20は、出来ず。大引けのRSS3は、前営業日比5.3~2.9円安、2月限は同3.8円安の176.7円。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は23860円(前日比+170円)とうもろこしは、上昇。先限を含む4本が3ケタ高となるなど堅調。前日のシカゴコーンが上伸し、天候相場期の高値更新から買い優勢。先限は夜間取引の引け時から上げ幅を縮小し、2万3800円割れ。一方、期近2本は上げ幅を拡大。期近11月限が570円高の2万5570円まで上伸し、一代高値を更新。1月限が340円高。それぞれ高止まり。先限は利食い売りが上値を圧迫か。午後は上げ幅を再拡大となり、2万3860円で引けた。期近11、1月限は大幅高。11月限は570円高の2万5570円で一代高値を更新。高止まりで引けた。前営業日比は100~570円高。先限は同170円高の2万3860円。


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