夕刊:2020/09/14

週明け貴金属の動きはまちまち。日経平均株価は大幅上昇。オイルは油種間でまちまち。ドル円は106円そこそこで推移。

為替

午前中の外為市場は、NZドル円は71円をめぐる攻防となっている。早朝はやや強含みの展開となり、午前9時過ぎには71.05円近辺まで上昇した。アーダーンNZ首相が新型コロナウイルスの警戒水準について会見を行う予定と伝えられ、経済回復期待のNZドル買いが押し上げたもよう。ただ、警戒レベルが全土では引き下げられたものの、大都市オークランドは維持とされ、失望売りで70.85円前後までやや軟化する場面もみられた。豪ドル円は77円台前半でもみ合い。豪ビクトリア州の本日の新型コロナウイルス新規感染者は35人と6月末以来の低水準で、朝方は好感した買いによって77.35円近辺まで上昇した。しかし、今週は15日に9月豪準備銀行(RBA)理事会議事要旨公表、17日に8月豪雇用統計と注目イベントが予定されており、上値を追う展開には至っていないようだ。ドル円は106.10円台で小動き。本日は自民党総裁選の投開票が予定されており、報道によれば今夜には自民党三役の人事も決まる見通しとされ、これらを見極めたいとの向きから様子見ムードは強いもよう。午後のドル円は106円00銭台で小動き。小幅ながらドル全面安基調となっており、午前中の106円15銭近辺から106円01銭まで値を落とす場面が見られたが、106円台を維持しており、値動きは限定的。ユーロドルでもドル安の動きが見られ1.1855を付ける動きを見せたが1.1850超えでの買いには慎重ですぐに値を戻した。ユーロ円は125円60銭台を中心としたレンジ取引。125円58銭まで値を落とす場面もすぐに戻すなど、下値進行は限定的。午前中にポジション調整などから1.2790前後から1.2829まで上昇したポンドドルは、高値圏もみ合いの中、1.2831まで。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比152.81円高の23559.30円。前引けの日経平均株価は前週末比173円69銭高の2万3580円18銭と続伸。東証1部の売買高概算は5億6707万株、売買代金概算は1兆77億9000万円。値上がり銘柄数は1612、対して値下がり銘柄数は481、変わらずは78銘柄だった。前週末の米国株市場では主要株指数が高安まちまちの展開となったが、きょうの東京市場は出遅れ感から主力株をはじめ広範囲に買いが優勢となった。英アストラゼネカの治験再開などに伴い新型コロナウイルスのワクチン開発に対する不透明感がやや後退したことがリスクを取る動きにつながっている。また、指数寄与度の大きいソフトバンクGが大幅高に買われたことで、これが日経平均を大きく押し上げる要因となっている。値上がり銘柄数は1600を超え、全体売買代金も1兆円台に乗せた。午後は一段と上値を伸ばして引けた。陽線引けとなり、9月3日の高値23,580.51円を上抜いた。25日移動平均線は引き続き上向きで推移している。5日移動平均線や10日移動平均線も上向きの流れを続けている。

貴金属

金先限帳入値6649円(前日比+8円)銀先限帳入値91.7円(前日比+0.5円)白金先限帳入値3200円(前日比+46円)パラジウム先限帳入値7806円(前日比-40円)金、銀は総じて反発。金はニューヨーク安を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の押し目が買われたことを受けてプラスサイドに転じた。銀はまちまちで始まったのち、金堅調につれ高となった。欧州中央銀行(ECB)のユーロ高容認を受けてユーロの押し目を買われた。ただECBの金融緩和の見方や、予想以上の米消費者物価指数(CPI)を受けてニューヨーク市場でドル安が一服した。レーンECB専務理事は、域内の物価動向に十分な勢いが見られず、引き続き「相当な金融緩和」が必要になるという認識を示した。一方、8月の米消費者物価指数(CPI)は前月比0.4%上昇と、事前予想の0.3%上昇を上回った。中古車価格が急伸した。前年同月比は1.3%上昇。午後に入ると、ドル建て現物相場の上げ一服などに上値を抑えられたが、押し目は買われた。銀はまちまちで始まったのち、金堅調につれ高となったが、午後に入ると、上げ一服となった。前営業日比は、金標準、金ミニが5~17円高、ゴールドスポットが21円高、銀が変わらず~0.5円高。

石油

原油先限帳入値27470円(前日比+100円)ガソリン先限帳入値38030円(前日比-70円)灯油先限帳入値40900円(前日比+280円)東京石油市場は高安まちまちだが、先限は堅調に推移。熱帯性暴風雨「サリー」が米メキシコ湾岸に上陸する見通しであることが供給懸念につながっている。ニューオリンズ南部のアライアンスにあるフィリップス66の製油所は一時閉鎖を決めた。「サリー」は今後ハリケーンに発達し、カテゴリー2まで成長する見通し。時間外取引でニューヨーク原油はしっかり。円相場は1ドル=106円前半で推移し、先週末の水準とほぼ変わらず。今晩は米エネルギー情報局(EIA)が掘削生産性報告(DPR)を公表する。コロナショックを経て米国のシェールオイル生産量の減少は5月で底打ちしていることから、生産量の回復が鮮明となっているならば相場の重しとなりそうだ。ただ、仕上げ済みの坑井は減少傾向のままであり、石油企業は増産に引き続き消極的か。午後の石油市場は油種間でまちまち。原油は期中以降が小反発、ガソリンは小幅続落、灯油は小反発。為替が1ドル=106円台前半でやや円高に振れるなか、11日の海外原油先物が総じて小幅安となったが、週明けのアジアの時間帯の夜間取引が強含みに推移していることで、強弱感が交錯した。また、この日のドバイ原油の現物も小動きで推移している。主要3油種では、原油が期中以降が小幅高で引ける一方、製品はガソリン安の灯油高となった。なお、原油は期先2本にETF絡みの限月移行とみられる商いが先週続いていたが、この日は一巡した。前営業日比は、ガソリンが250~70円安、灯油が180~370円高、軽油が出来ずだが、名目値で200円高。原油が70円安~170円高。中京ガソリンは出来ず、灯油は1100円安~変わらず。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値179.1円(前日比+2.4円)TSR20先限帳入値 出来ずRSS3号は、期近2本を除いて反発。寄り付きでは、上海夜間は小幅高となったものの、このところ産地価格が地合いを緩めていることを受けて、売り優勢となった。だが、売り一巡後は、日中取引の上海ゴムが地合いを引き締めたことを受けて、買いが先行し、期近2本を除いてプラスサイドに振れている。先限は、175~180円前後でのもみ合いとなっている。日足は、。7日から陰線と陽線が交互に出現しており、方向性は見られない。産地価格をみると、軟調な展開が続いており、産地価格が下げ止まるまでは、積極的に買い進む動きは限られそうだ。チャート的には、180円台にしっかり乗せてくると7日の高値がある185.2円付近が抵抗になりそうだ。同水準を上抜くと、節目の185円を目指すとみる。午後は期近は閑散商いのなか、売り優勢状態から抜け出せず。9月限は3.7円安で低迷し、大幅続落となった。TSR20は、出来ず。大引けのRSS3は、前営業日比3.7円安~5.2円高、2月限は同2.4円高の179.1円。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は23970円(前日比+110円)とうもろこしは、続伸。序盤から11日のシカゴ高を背景に買い優勢。強気のテクニカル要因や、シカゴ夜間取引が小幅続伸で推移に支援され、堅調に推移。先限は午前中に2万4040円の高値をつけた。21年9月限として一代高値を更新。上げ幅を2万3900円まで縮小し、小高く推移。とうもろこしは堅調。今日も限月によってかなり上げ幅が異なるが全体的に強気ムード。最近のこの市場としては出来高が多いが、買い戻しを強いられ、踏み上げ相場の様相。しかし、午後は出来高は伸び悩んだ。期近2本は期中先の上昇に支援され、期近11月限が1150円高の2万6720円となり、11日に続き暴騰し、20年11月限としての一代高値を更新。期近1月限は200円高の2万2800円。


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