夕刊:2020/09/16

オイルが大幅反発で4桁高。貴金属は金安、白金高。ドル円は105円台前半で推移。

為替

ドル円は前日安値を更新して105.26円付近まで弱含んだ後、105円台前半で戻りは鈍い。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を控えて、ポジション調整のドル売りがで出ているもよう。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が追加の金融緩和や緩和長期化の意向を示すとの観測を背景に、前日からドル安傾向となっている。NZドル円は70.84円近辺まで、NZドル/ドルは0.6724ドル近辺まで上昇。ニュージーランド財務省から総選挙前の経済および財政見通しが公表され、「2020年GDP予測は-3.1%、2021年GDP予測は-0.5%」や「失業率は最大7.8%と予測(予算発表時は9.8%と予測)」などと示された。これによって先行き不透明感が払しょくされ、NZドルの買い戻しにつながっているもよう。ポンド円は135.97円近辺まで、ポンドドルは1.2915ドル近辺まで上昇。本日15時に消費者物価指数、小売物価指数、生産者物価指数の発表が予定されており、その前のポジション調整が入っているとみられる。午後のドル円は105円30銭台での推移。前日のNY市場で105円30銭前後を付けた後、少し戻して迎えたドル円は、円高基調が継続し、朝方105円20銭台まで下落。その後も安値圏もみ合いが続き、午後に105円25銭を付ける動きが見られた。しかし、海外勢が入る時間帯になって買い戻しが強まり105円30銭台に。FOMCを前にしてポジション調整の意識が広がったとみられる。NY原油の上昇もあって1.3200前後から1.3168まで値を落とした(カナダ高)が見られたドルカナダは、1.3185前後と少し値を戻している。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比20.64円高の23475.53円。前引けの日経平均株価は前営業日比32円56銭高の2万3487円45銭と小幅反発。東証1部の売買高概算は5億7689万株、売買代金概算は1兆530億3000万円。値上がり銘柄数は1399、対して値下がり銘柄数は666、変わらずは106銘柄だった。きょう前場の東京株式市場は、朝方は小安くスタートしたが、その後は下値抵抗力を発揮し前日終値を上回る水準で売り物をこなした。前日の米国株市場はハイテク株中心に買われ主要株指数が高かったものの、外国為替市場ではFOMCの結果発表を控え、ドル安・円高方向に振れ、これが買いを手控えさせた。その後は新政権への期待もあって押し目買いが優勢となりプラス圏に切り返した。ただ、上値の重さも意識されている。売買代金は前引け段階で1兆円を上回った。午後は小幅安で寄り付いた後はもみ合いながらも堅調な動きを見せた。安寄り後はプラス転換するなど、底堅い動きを見せた。25日移動平均線は引き続き上向きで推移している。

貴金属

金先限帳入値6646円(前日比-44円)銀先限帳入値92.5円(前日比-0.9円)白金先限帳入値3280円(前日比+25円)パラジウム先限帳入値8030円(前日比+250円)金、銀は総じて反落。金はドル建て現物相場の下落と円高を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の押し目が買われたことを受けて下げ一服となった。銀もドル建て現物相場の下落と円高を受けて軟調となった。中国の経済指標が予想以上となったことを受けてリスク選好のドル安となった。また9月の独ZEW景気期待指数が77.4と前月の71.5から上昇し、ユーロが買われた。事前予想の69.8から予想外に上昇した。ただニューヨーク市場に入ると、ドルが買い戻されてドル安が一服した。米連邦公開市場委員会(FOMC)が始まっており、金融政策の見通しが焦点になっている。インフレ容認など新戦略が協議されるが、利上げの時期についても確認したい。これまで低金利が長期間維持されるとされているが、2023年の利上げ予想が示されると、ドル高に振れる可能性がある。午後に入ると、さらに下値を切り上げとなった。ただ終盤にジリ安となり、40円超の下落が目立つ引けとなった。銀は期先2本が反落。金と同様にニューヨーク小幅高も現物安、円高から売り優勢。前営業日比は、金標準、金ミニが50~37円安、ゴールドスポットが34円安、銀が1.0円安~0.9円高。

石油

原油先限帳入値28180円(前日比+1000円)ガソリン先限帳入値39100円(前日比+1520円)灯油先限帳入値41840円(前日比+1210円)東京石油市場は上昇。ハリケーン「サリー」が米メキシコ湾岸に上陸する見通しであることから供給不安が高まっている。米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計で原油在庫が減少したことも支援要因。ただ、「サリー」の進路は石油関連施設が集中する地域から離れており、石油関連施設の被害はほとんど発生しない公算。円相場が1ドル=105円前半まで円高に振れていることも上値を抑えている。米ホワイトハウスでイスラエルのネタニヤフ首相は、アラブ首長国連邦(UAE)やバーレーンと国交正常化合意文書に署名した。トランプ大統領は「少なくとも5、6カ国」をイスラエルと国交正常化させると述べたほか、サウジアラビアも含まれているとの見方を示した。午後の石油市場は急反発。為替は1ドル=105円台前半までさらに円高に振れているものの、前日の海外原油先物が上伸して、この日のアジアの時間帯の夜間取引でさらに一段高となっていることに支援された。また、この日のドバイ原油の現物も上昇している。主要3油種は軒並み急伸して、4ケタ高となる限月が続出した。前営業日比は、ガソリンが810~1590円高、灯油が1160~1220円高、軽油が出来ずだが、名目値で600円高。原油が530~1210円高。中京ガソリンは出来ず、灯油は変わらず~600円高。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値184.6円(前日比+1.4円)TSR20先限帳入値 出来ずRSS3号は、期近安・期先高。寄り付きでは、薄商いの中、まとまった売りから各限月ともマイナスサイドに振れた。ただ、その後は、日中取引の上海ゴムが地合いを引き締めていることなどから、期先3本は買いが優勢となり、プラスサイドに振れている。先限は、寄り付き直後は、181.8円まで突っ込む場面があったが、その後は日中取引の上海ゴムが地合いを引き締めたことなどを好感し、一時184.7円まで水準を引き上げる場面があった。産地価格は、ややピークアウトした感はあり、期近は上値が重くなっているが、期先には、上げ余地がありそうだ。午後は、日中取引の上海ゴムが地合いを引き締めると、期先3本は買い優勢優勢となり、プラスサイドに転じた。ただ、終盤は上げ幅を縮小させた。TSR20は、出来ず。大引けのRSS3は、前営業日比3.8円安~2.0円高、2月限は同1.4円高の184.6円。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は23630円(前日比-200円)とうもろこしは、期先3本が続落。シカゴ安、円相場が1ドル=105円台前半に続伸から売り優勢。16日のシカゴ夜間取引の続落から先限が下げ幅を拡大した。先限は2万3570円の安値をつけた後、下げ幅を縮小したが、2万3600円台半ばで戻りを抑えられた。米国産コーンは作柄の悪化が続いているが、収穫期を迎え、調整色を濃くする展開。期先が軟調。先限は日中取引の序盤で2万3570円まで下落。10日の安値2万3560円が支持線となり、2万3600円台に戻した。2万3560円割れとなると、次の下値のメドは2万3500円の節目になる。午後は先限は2万3570円の安値をつけた後、下げ幅を縮小したが、2万3660円で戻り一杯となった。終盤に再度、2万3600円割れとなったが、買い拾われ、2万3600円台に戻して引けた。 前営業日比は200円安~30円高。先限は同200円安の2万3630円。


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