夕刊:2020/09/23

貴金属は大幅続落。日経平均株価はまちまち。オイルもほぼ全限月4桁安。ドル円は105円台前半。

為替

午前中の外為市場中盤、NZドルが一時急騰も伸び悩んでいる。ニュージーランド準備銀行(RBNZ)は午前11時に現行の政策金利0.25%を据え置くと発表。量的緩和の規模を1000億NZドルで据え置くことなどが決められ、NZドル買いで反応した。NZドル円は69.89円近辺まで、NZドル/ドルは0.6647ドル近辺まで上昇。ただ、声明でマイナス金利導入の可能性が示唆されたたため、徐々に上値が重くなってきている。ドルは対NZドルを除いて堅調に推移しており、ドル円は105.20円付近まで上昇した。前日の海外市場から全般にドル高の流れとなっており、ユーロドルは1.1675ドル付近まで、豪ドル/ドルは0.7128ドル付近まで弱含んだ。ポンド円はやや強含みとなっており、133.93円付近まで上昇。ポンドドルはドル高の地合いのなかでも1.27ドル台前半で底堅く推移している。英国の欧州連合(EU)離脱をめぐるニュースが複数散見されているが、デリバティブ取引の継続などネガティブではない内容のものが多く、ポンドの買い戻しが入っているようだ。午後のドル円は105円10銭前後での推移。朝方105円台を回復し、一時105円20銭前後まで上昇も、そこからの買いには慎重で、その後はもみ合いに終始した。ドル全面高の動きが強まり、昨日の海外市場での安値を下回って1.1675前後まで値を落としたユーロドルは、東京市場終盤1.1680台と安値圏での推移。頭の重い展開が続いており、下値トライの意識が強い。ただこの後ユーロ圏及び独、仏などのPMI(購買担当者景気指数)の発表があり、結果次第では雰囲気が一変する可能性も。事前見通し通り政策金利、量的緩和などの現状維持を決めたNZ中銀金融政策会合後に一時上昇したNZドルは、上昇分をほぼ解消する動きとなり、対ドルで0.6600台での推移。今後の導入の可能性が強く示唆されているマイナス金利について、具体的な導入への流れの言及がなく、いったんNZドル買いが入った面も。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比13.81円安の23346.49円。前引けの日経平均株価は前営業日比139円97銭安の2万3220円33銭と反落。東証1部の売買高概算は7億6546万株、売買代金概算は1兆3496億円。値上がり銘柄数は630、対して値下がり銘柄数は1483、変わらずは61銘柄だった。きょう前場の東京株式市場は、リスク回避の動きが優勢となり日経平均は反落となった。連休期間中に欧米株市場が波乱含みに売り込まれたことを受け、主力株中心に買いが手控えられた。欧州で新型コロナウイルス感染が再拡大していることで世界景気への影響を懸念する売りに押された。値下がり銘柄数は全体の7割近くを占めたが、押し目に買い向かう動きも観測され、商いは増勢で前場の売買代金は1兆3000億円を上回った。後場終盤は小幅プラス圏に浮上するなど下値抵抗力を発揮した。取引最終盤には前営業日の終値を小幅ながら上回る局面もあった。全体売買代金は2兆7000億円台と8月28日以来の水準に膨らんだ。

貴金属

金先限帳入値6358円(前日比-238円)銀先限帳入値79.8円(前日比-12.1円)白金先限帳入値2915円(前日比-245円)パラジウム先限帳入値7330円(前日比-488円)金、銀は急落。金はニューヨーク安を受けて売り優勢で始まった。その後は、円安が下支えになったが、ドル建て現物相場の戻りが売られると、軟調となった。銀もニューヨーク安を受けて売り優勢となった。欧州で新型コロナウイルスの感染拡大が続いていることから。フランスやスペインで制限措置が決定され、週明けにリスク回避で株価が急落し、ドルが買い戻された。英国も制限措置を発表し、ポンド安となっており、ドル高が続くと、金の圧迫要因になるとみられる。パウエル米連邦準備理事会(FRB)は下院金融サービス委員会の議会証言で、米経済が新型コロナウイルス禍に伴うリセッション(景気後退)から「著しく回復」しているものの、見通しにはかなりの不透明性が存在するため、FRBは必要に応じ一段の措置を講じると表明した。低金利が長期化すると金の下支え要因になる。ただ米シカゴ地区連銀のエバンズ総裁は、インフレ目標について、米FRBは議論を詰める必要があると指摘し、「平均2%になる前に利上げすることは可能」と述べた。前日は株安が一服したが、ドル高となっており、新戦略に関する発言を確認したい。午後に入ると、ドル建て現物相場の下落を受けて下げ幅を拡大した。銀もニューヨーク安を受けて売り優勢となった。前営業日比は、金標準、金ミニが241~225円安、ゴールドスポットが230円安、銀が12.1円安~変わらず。

石油

原油先限帳入値27820円(前日比-1400円)ガソリン先限帳入値39000円(前日比-1350円)灯油先限帳入値41800円(前日比-1400円)東京石油市場は大幅安。大半の限月で下げ幅が4ケタ超となっている。欧州の一部で新型コロナウイルスの再流行が鮮明となっており、石油需要の下振れ懸念が高まっている。米国では新規感染者数の減少が一巡した。米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計で原油在庫が市場予想に反して増加したことは重しだが、製品在庫は取り崩された。円相場は1ドル=105円前半で円安推移し、国内市場の下げをやや緩和している。時間外取引でニューヨーク原油は軟調。先週末にかけて、サウジアラビアのサルマン国王が危篤であるとのうわさが出回った。同国王は今年に入って一時入院するなど体調不良が危惧されているが、現時点でうわさについての続報は見当たらない。午後の石油市場は大幅安。週明けから海外原油相場が軟調に推移していることを背景に序盤から売りが優勢。前半の取引から4ケタ安が目立つ展開となった。午前中、下げ幅を拡大する限月が多く、原油先限は2万7820円まで下落。午後に下げ止まり感は出てきたが、戻りは限定的。 欧州で新型コロナウイルス感染の動きが再燃し、行動制限がとられ、原油の需要減少が懸念され弱気ムード再燃。石油製品は原油が4ケタ安続出と歩調を負わせ、閑散商いの中、下げ足を速めた。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値181.0円(前日比-5.0円)TSR20先限帳入値 出来ずRSS3号は、期近高・期先安。寄り付きでは、日本市場が連休中の株安などを嫌気して、売りが先行した。ただ、その後は、明日、納会を控えている当限が暴騰していることから、期近3本はしっかりとなっっている。一方、期先3本は、日中取引の上海ゴムが地合いを緩めていることから、売り物がちの展開となっている。期近3月限が暴騰したが、今日のゴムRSS3号は、依然として高値を維持している。その一方で、上海ゴムの軟化を受けて、期先3本は売りが先行する展開となっている。期先3本は、日中取引の上海ゴムが3ケタ安となったことなどを受けて、売りが先行した。TSR20は出来ず。大引けのRSS3は、前営業日比5.0円安~13.9円高、2月限は同5.0円安の181.0円。 

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は23860円(前日比-130円)とうもろこしは、まちまち。期先3本を含む4本が売り優勢。期先はシカゴ安から3ケタ安となり、安もちあい。期先が軟調。19日の深夜取引で先限は2万4200円まで上昇。チャートは2月20日につけた高値2万4420円を目指す動きとなったが、連休明け後は一転して、押し目を形成。この後は戻り鈍く、推移か。先限は2万3900円が抵抗線。2万3800円が支持線になっているが、薄商いのなか、2万3800円割れとなるリスクはある。先限は正午過ぎに2万3800円の安値をつけた。下値を切り上げたが、戻りは鈍く、後半~終盤は2万3800円台でもみあった。期近11月限が1410円高の3万0450円で一代高値を更新し、高止まりしたが、期近1、3月限は買い戻しが膨らむには至らず。 前営業日比は280円安~1410円高。先限は同130円安の2万3860円。


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