夕刊:2020/09/30

貴金属は引けは上げ幅を大きく削ってマイナス圏へ。オイルも4桁安。ドル円は105円台半ばで推移。

為替

午前中のドル円は105.80円付近まで強含んだ後、上げを帳消しにしている。月末ならびに5・10日(ゴトウビ)に伴う実需のドル買いで仲値にかけて上昇したが、仲値通過後に反落している。午前10時以降は米大統領候補によるテレビ討論会が行われているため、模様眺めの様相となった。NZドル/ドルはしっかり。前日からの堅調地合いを維持してジリ高で推移し、23日以来の高値水準となる0.6613ドル付近まで上昇した。一方、豪ドル/ドルは、序盤に23日以来の高値水準となる0.7150ドル付近まで上昇したあと、伸び悩んでいる。午後のドル円は105円40銭台まで値を落とす展開となった。朝方は直近高値を超えて105円80銭前後を付ける動きが見られたが、そこから一転して円買いの動きが広がった。日経平均が4日ぶりの反落に。午後に入って下げ幅を広げ、終値ベースで353.98円の下げとなる株安の動きにリスク警戒の円買いが強まった注目された第1回米大統領候補者討論会では、お互いの非難合戦という様相を呈した。現状で優位に選挙戦を進めるバイデン氏に目立った失点がなく、選挙戦でのリードをキープという思惑が、リスク警戒の動きにつながった。米株先物時間外取引なども大きく売られている。ユーロドルは午前中はドル売りの動きにしっかりも、その後はユーロ円の売りに押されて値を落とした。ユーロ円はリスク警戒の円買いの動きが強まる中で、。午前中の124円20銭台から123円60銭台まで大きく値を落としている。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比353.98円安の23185.12円。前引けの日経平均株価は前営業日比29円33銭安の2万3509円77銭と小幅反落。東証1部の売買高概算は5億1496万株、売買代金概算は1兆784億1000万円。値上がり銘柄数は601、対して値下がり銘柄数は1497、変わらずは78銘柄だった。きょう前場の東京市場はやや売りに押されるも下値抵抗力を発揮する格好となった。前日の欧米株市場が総じて軟調に推移し、朝方日経平均は下値を探る展開となったが押し幅は浅く、前場中盤を境に戻り足に転じた。前場取引時間中に行われた米大統領候補による討論では、その最中に米株価指数先物が上昇したことから市場心理が改善した。中国の好調な経済指標などもポジティブに作用した。後場に入ると下げ幅を大きく広げた。後場から下げが加速して、長大陰線で引けた。23,500円の節目を維持できずに25日移動平均線(30日時点、23,278.31円)も割り込んできた。

貴金属

金先限帳入値6395円(前日比-4円)銀先限帳入値81.0円(前日比+1.1円)白金先限帳入値2953円(前日比-42円)パラジウム先限帳入値7735円(前日比+183円)金は大幅続伸。金はニューヨーク高と円安が引き続き強気材料となり買いが先行。序盤に先限は6462円まで上昇した後は転売に値を落としているものの、6445円前後が下値指示線として意識されるなか下げ渋りからもちあいに転じている。ドル建て現物相場が1890ドル台で推移していることも下値を支えている。銀も金及びニューヨーク高が手がかりとなり堅調となった。新型コロナウイルスの感染拡大が続く欧州では、英国では北東部一部地域での新型コロナウイルスの感染拡大防止策の強化が発表されており、新型コロナウイルスの感染拡大懸念がますます強まっている。ただ、その一方の米国では新たな感染拡大の動きは見られないものの、1日当たりの新規感染者数は3万~5万人の間で推移するなど感染が縮小する兆しが見られないどころか、新型コロナウイルスの感染者数は700万人を突破し、死者も20万人を上回っている。また、米国経済の回復には長期を要するとの見方が強く、景気回復を促すための刺激策としての金融緩和政策が引き続き実施されることで当面の間は低金利政策が実施されると見られている。午後から現物価格が1880ドル台に軟化を受け、上げ幅を縮小。後半から終盤の取引でさらに上げ幅を縮小。引け前に期先2本が小幅安まで地合いを緩め、5~4円安で引けた。銀は期先2本を含む3本がニューヨーク大幅続伸から買い優勢。期先2本は上げ幅を縮小し、1.1~1.4円高で引けた。前営業日比は、金標準、金ミニが5円安~11円高、ゴールドスポットが16円高、銀が変わらず~3.0円高。

石油

原油先限帳入値27480円(前日比-1140円)ガソリン先限帳入値39630円(前日比-1070円)灯油先限帳入値41900円(前日比-1090円)東京石油市場は大幅安。一部の限月は4ケタ超下落した。新型コロナウイルスの再流行による需要の下振れ懸念や、米大統領選のテレビ討論会を控えた神経質な雰囲気のなかで海外原油が下落したことが重しとなった。米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計で原油在庫は減少したものの、討論会に視線が集中しているなかでほとんど材料視されていない。時間外取引でニューヨーク原油は軟調。円相場は1ドル=105円後半で円売りがやや優勢だが、動意は限定的。午後の石油市場は総じて急反落。前夜の海外市場で1ドル=105円後半までまでやや円安に振れていた為替が再び105円台半ばまで円高に振れるなか、前日の海外原油先物が急落して、この日のアジアの時間帯の夜間取引でさらに一段安となっていることに圧迫された。この日のドバイ原油の現物も急落している。主要3油種は、最終取引日の近い原油当限を除き下げ幅が大きくなり、4ケタ安ないしはそれに近い大幅安となる限月が多くなった。前営業日比は、ガソリンが1390~860円安、灯油が1090~790円安、軽油が出来ずだが、名目値で900円安。原油が1190~30円安。中京ガソリンは700円安~変わらず、灯油は500円安~変わらず。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値184.0円(前日比-2.5円)TSR20先限帳入値 出来ずRSS3号は、総じて小安い。29日の上海夜間は軟化したことを受けて、売りが先行して寄り付いた。その後は、日中取引の上海ゴムが夜間取引の下げ幅を縮小したことなどから、買いがやや優勢となっている。ただ、商いは盛り上がりを欠いている。中国の製造業は、政府主導でテコ入れが進んでいるとみられ、同国の自動車販売の回復も、政府支援策によるところが大きい。それを差し引けば、今回の製造業PMIの数値は強い内容とは言えないだろう。午後に入ると、上海ゴムは再び地合いを緩めたことから、一段安となって引けた。TSR20は、出来ず。大引けのRSS3は、前営業日比3.6~1.1円安、3月先限は同2.5円安の184.0円、総出来高はRSS3号が4354枚。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は23820円(前日比+0円)とうもろこしは、まちまち。期先2本が小幅安。期近1月限と期中5月限が買い優勢。先限は夜間取引を30円高で終えたが、日中取引はマイナスサイドに軟化し、小幅安でもちあい。先限が小幅安。今夜、米農務省(USDA)から9月1日時点の全米四半期在庫の発表を控え、様子見ムード。収穫前の四半期在庫の発表のため、第2四半期からは大幅に減る。昨年同期の21億1443万BUからどの程度の減少があるかが注目される。先限は前日の終値近辺で小動き。午前9時以降の出来高は3枚のみ。前営業日比は60円安~240円高。先限は同変わらずの2万3820円。


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