夕刊:2020/10/02

トランプ大統領コロナ陽性反応の報で市場は悲観ムードへ。大阪金は売られ、オイルも大幅安。

為替

午前中の外為市場は、材料難で株価にらみの様相となる中、米国株先物の時間外取引での下落や日経平均株価の上げ幅縮小を背景に、ややドル高傾向となっている。ドル円は105.60円付近まで上昇し、ユーロドルは1.1728ドル付近まで下落した。NZドルが底堅さをみせており、NZドル円は70円割れを回避している。NZドル/ドルは0.66円台前半でもみ合い。ニュージーランドの与党・労働党が17日の総選挙を控え、国内の住宅不足や価格上昇に取り組む政策を打ち出しており、好感されているようだ。豪ドル円は東京市場序盤に75.61円付近まで弱含んだが、75.76円前後まで戻す場面がみられた。午前10時30分に発表された豪州の8月小売売上高が市場予想を若干上回ったことに反応したが、戻りは一時的となった。午後のドル円は104円94銭まで一時値を落とす展開となった。105円台半ば前後でのもみ合いが朝から続き、13時過ぎには105円67銭を付ける場面が見られたが、14時前から一気に売りが強まった。トランプ大統領とメラニア夫人の新型コロナ感染報道がきっかけ。リスク警戒の動きが一気に強まる格好となった。ダウ平均先物時間外取引は400ドルを超える下げを記録。日経平均も大きく下げるなど、リスク警戒の株安が広がった。あとひと月ほどに迫った大統領選への影響なども懸念されている。今後の選挙戦については現状では未定となっている。ユーロ円などクロス円でも軒並みの円高で、ユーロ円は123円80銭前後での推移から一気に123円00銭台まで値を落とす展開が見られた。ユーロドルなどは振幅。当初はリスク回避のドル買い円買いの中、ユーロドルが1.1710台から1.1696を付ける動きを見せたが、その後ドル円でのドル安円高の勢いが強く、1.1730前後まで値を戻す格好となった。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比155.22円安の23029.90円。前引けの日経平均株価は前営業日比34円50銭高の2万3219円62銭。東証1部の売買高概算は6億2994万株、売買代金は約1兆2139億円だった。日経平均株価は朝高後、伸び悩む展開。この日、東証は通常通りに売買を再開した。前日のNYダウが上昇したことも好感され、一時180円高に上昇する場面があった。ただ、買い一巡後は上値が抑えられ、上昇幅は縮小した。後場に米トランプ大統領が新型コロナウイルスに感染したことが判明するとマイナス圏に転じ、一時2万3000円を割り込む場面があった。米株価指数先物が大幅安となったほか、為替も1ドル=105円割れと急激なドル安・円高が進行した。11月の米大統領選が近づくなか、トランプ大統領のコロナ感染が与える影響が懸念された。ただ、日経平均株価は売り一巡後は下げ渋った。

貴金属

金先限帳入値6450円(前日比+11円)銀先限帳入値80.7円(前日比0.0円)白金先限帳入値2993円(前日比-77円)パラジウム先限帳入値7730円(前日比+25円)金が続伸、銀はまちまち。金はニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル高に上値を抑えられた。銀は高寄りしたのち、ドル高を受け、まちまちとなった。午後に入ると、ドル建て現物相場の下げ一服が下支えになったが、円高に上値を抑えられた。銀は高寄りしたのち、ドル高などを受けて下落した。前営業日比は、金標準、金ミニが5~20円高、ゴールドスポットが23円高、銀が0.1円安~変わらず。金のドル建て現物相場は、下げ一服。きのうの海外市場では、ニューヨーク市場でリスク選好の動きが一服したが、ETF(上場投信)に押し目買いが入ったことを受けて堅調となった。アジア市場では、朝方の1904.89ドルから、ドル高を受けて軟調となった。午後に入ると、1890ドル台まで下落したのち、ドル高一服を受けて下げ一服となった。

石油

原油先限帳入値26860円(前日比-1990円)ガソリン先限帳入値39110円(前日比-1870円)灯油先限帳入値41150円(前日比-1990円)午前の東京石油市場は大幅安。ほぼ4ケタの下げとなっている。新型コロナウイルスが再流行しており、スペインのマドリードでは都市封鎖の再開が予定されており、石油需要の下振れ懸念が現実となりつつある。米国の追加景気対策が合意に至らないことや、イランやリビアなど減産目標を課されていない石油輸出国機構(OPEC)加盟国が増産していることも重し。時間外取引でニューヨーク原油は軟調。今晩は9月の米雇用統計が発表される。非農業部門雇用者数(NFP)は回復を続ける見通しだが、コロナショックで失われた2200万人規模の雇用に対して、8月までに取り戻した雇用は約1050万人である。V字回復には遠く、追加的な景気対策が必要とされている。午後は急反落。為替が午後から円高に振れて一時1ドル=105円台を割り込むなか、前日崩れた海外原油先物が、この日のアジアの時間帯の夜間取引でも午後から崩れたことに圧迫された。午後にトランプ米大統領の新型コロナ陽性の一報が流れたことで、リスクオフの動きが先行して、円高や海外原油のさらなる下落につながった。主要3油種は、原油、灯油中心に2000円を超える大幅安となる限月が多くなったが、ガソリンの下げ幅は相対的に抑えられた。前営業日比は、ガソリンが1870~1400円安、灯油が2120~1950円安、軽油が出来ずだが、名目値で1300円安。原油が2260~1990円安。中京ガソリンは2100円安~変わらず、灯油は2200~1000円安。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値183.9円(前日比-1.6円)TSR20先限帳入値 出来ずRSS3号は、期近主導で総じて軟調。上海市場が国慶節の大型連休に突入したため、手掛り材料難となるなか、産地相場が下落したことを受けて、期近中心に売りが先行している。前日のタイオファーが水準を引き下げたことを受けて、期近を中心に売りが先行している。タイオファーが60バーツ台に入ると、荷物の集まりがよくなることから、売り圧力が強まっているようだ。1日のソンクラでのオファープライスが62.13バーツと、9月30日の63.47バーツから1バーツ以上下落している。本日のオファープライスは、まだ発表されていないが、続落の可能性がありそうだ。これまでも、60バーツ台での値持ちが悪いことから、60バーツを下回る水準まで下落することも予想される。午後は、期近が下げ幅を縮小するなか、期中を中心に売り物がちとなった。TSR20は、出来ず。大引けのRSS3は、前営業日比3.3~0.3円安、3月先限は同1.6円安の183.9円。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は23940円(前日比-190円)とうもろこしは、小幅安の先限を除き上昇。期先7月限が先限に一時つれ安となったが、再浮上。他限月は上げ幅は異なるが買い先行。シカゴが高値圏で堅調に推移しているが、とうもろこし先限は週末を控えて利食い売り先行ムード。午後の取引は、終盤にかけ1ドル=104円台後半への円高となると、下げ幅を拡大し、2万3940円まで軟化した。期近11、1月限は買い優勢。11月限は1500円高の3万2200円となり、一代高値で引けた。前営業日比は340円安~1500円高。先限は同190円安の2万3940円。


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