夕刊:2020/10/05

国慶節で上海市場は休場からか、国内商品市場も動意に欠く。大阪金は軟調。オイルは小幅高。

為替

外為市場では、序盤はトランプ米大統領の健康状態への懸念が和らぎ、時間外取引での米国株先物や日経平均株価の大幅上昇を背景にしたドル安、円安が進んだが、中盤はもみ合いとなっている。投資家の関心は株価や金利の動きに移行しつつあるが、日経平均の上昇に一服感が見られ始めたことで、為替市場でもドル安、円安の動きが落ち着いてきたようだ。NZドル/ドルは0.66ドル台半ば、NZドル円は70円台前半で推移。ニュージーランドのアーダーン首相は5日、最大都市オークランドの行動規制を7日に解除すると発表した。オセアニア市場ではNZドルが強含みとなり、東京市場でも本日の高値圏を維持している。豪ドル/ドルは0.71ドル台後半、豪ドル円は75円台後半で推移しており、こちらも本日の高値圏を維持している。一部メディアにおいて、オーストラリア政府が明日6日の予算発表時に債務上限を1.1兆豪ドル以上に引き上げる方針を示し、輸送インフラへの支出など景気刺激に充てる見通しと報じられている。新型コロナウイルスの感染拡大で傷んだ同国経済の回復を期待した豪ドル買いが入っているもよう。午後のドル円は105円50銭台でのもみ合いが続いた。週明けの朝方にやや円安の動きが優勢となり、105円台前半から105円台半ば超えまで上昇。その後は狭いレンジでもみ合いとなっている。ドル円を除くとドル売りの動きで、ユーロドルは1.1700台から1.1730台まで上昇後、高値圏でもみ合いに。トランプ大統領が今日にも退院との報道が出ており、リスク警戒の動きが後退。ドル売り円売りの動きがやや優勢となったが、朝の動きが一服した後は様子見ムードが広がった格好。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比282.24円高の23312.14円。前引けの日経平均株価は前営業日比310円62銭高の2万3340円52銭と急反発。東証1部の売買高概算は5億2431万株、売買代金概算は9935億4000万円。値上がり銘柄数は1927、対して値下がり銘柄数は205、変わらずは41銘柄だった。前週末に先物を絡め終盤売り込まれた日経平均だったが、きょうは広範囲に買い戻される展開となった。新型コロナウイルスに感染したトランプ米大統領が5日にも退院するとの観測が出ており、マーケットの不安心理が後退した。米国の大規模な経済対策への期待感も背景に米株価指数先物が買われたことも好感されている。値上がり銘柄数は1900を上回り東証1部全体の9割近い銘柄が上昇、業種別では33業種ほぼ全面高に買われている。ただ、売買代金は1兆円台にわずかに届かなかった。新型コロナウイルスに感染したトランプ米大統領の症状が改善しているとの見方が多かったものの、午後は広範囲に買い戻す動きが優勢となった。5日にも退院すると伝わったことが、マーケット心理を強気に傾けた。

貴金属

金先限帳入値6431円(前日比-19円)銀先限帳入値81.0円(前日比+0.3円)白金先限帳入値2987円(前日比-6円)パラジウム先限帳入値7701円(前日比-29円)金、銀は上昇。金は円安を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の上げ一服に上値を抑えられた。銀も円安を受けて堅調となった。トランプ米大統領は新型コロナウイルスに感染し、症状が軽度とされたが、発熱や倦怠感などを受けて2日に入院した。ただ症状は改善しており、5日にも退院する可能性があるとされた。米大統領の新型コロナウイルス感染をきっかけに株安・ドル安となった。週明けはリスク選好の株高・ドル安となっており、今後の動きを確認したい。9月の米雇用統計は非農業部門雇用者数が66万1000人増となり、前月の148万9000人増から大幅に減速し、事前予想の85万人増も下回った。失業率は7.9%と前月の8.4%から改善した。まちまちの内容となり、ドル相場の反応は限られた。当面は米国の追加経済対策の協議がまとまるかどうかが焦点である。午後に入ると、ドル建て現物相場の軟調を受けてマイナスサイドに転じた。銀は円安を受けて小幅高となった。前営業日比は、金標準、金ミニが19~10円安、ゴールドスポットが10円安、銀が変わらず~0.9円高。

石油

原油先限帳入値27460円(前日比+600円)ガソリン先限帳入値39670円(前日比+560円)灯油先限帳入値41750円(前日比+600円)東京石油市場は堅調。先週末の海外原油は続落したものの、新型肺炎に感染したトランプ米大統領が5日にも退院する可能性があると伝わっていることから不透明感が後退している。週明けのニューヨーク時間外取引は上昇。円相場が1ドル=105円半ばで円売りがやや優勢となっていることも支援要因。ノルウェーの石油関連の労働者が開始したストライキは拡大する方向にある。レダナ労働組合によると、最大6つの海域で原油や天然ガスの生産が一時中断となる可能性がある。この場合、日量33万バレルの減産になるという。午後の石油市場は反発。為替が1ドル=105円台半ばまで円安に振れるなか、2日の海外原油先物が大幅続落となったものの、週明けのアジアの時間帯の夜間取引が急反発したことで、軒並みプラスサイドを回復する展開となった。主要3油種は、週明けの日中取引で前週末の国内夜間取引の後半に付けた安値から大きく切り返して、引けはこの日の高値圏に近かった。2日のトランプ米大統領の新型コロナウィルス陽性判定から一時大きく崩れた米株がその後切り返して、週明けの日経平均株価も反発していることで、石油市場にも買い安心感が広がった。前営業日比はガソリンが300~560円高、灯油が480~730円高、軽油が出来ずだが、名目値で500円高。原油が500~670円高。中京ガソリンは1000円安~変わらず、灯油は200円安~700円高。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値187.0円(前日比+3.1円)TSR20先限帳入値 出来ずRSS3号は、堅調。特にゴム独自の新規の買い材料は見当たらないが、株高や産地価格が高値圏に位置していることなどを受けて、買いが先行している。期先限月を中心に買いが優勢となっている。これまでは、産地高を受けて、期近主導の上昇となっていたが、ここにきて様相が少し変わってきた。午後は閑散商いだが、期先3本は3円超の上げ幅を維持して引けた。先限は9月29日以来の高値となる188.1円まで上昇。上げ幅を縮小も堅調に推移。TSR20は、出来ず。大引けのRSS3は、前営業日比0.8~3.4円高、3月先限は同3.1円高の187.0円。特に新しい買い材料が出たわけではないが、産地価格が60バーツ前後で推移しており、高値圏に位置している。また、政府主導とは言え、中国の自動車販売が好調なことも買いを誘っているようだ。 

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は24030円(前日比+90円)


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