夕刊:2020/10/06

市場は楽観ムードが広がり日経平均株価は大幅高。ゴールド、オイルも大幅反発。

為替

午前中の豪ドル円はもみ合い。午前9時30分に発表となった豪州の貿易収支は市場予想を下回ったが、反応は限定的となった。豪ドル/ドルも同様に、指標発表直後にやや軟化したが持ち直している。豪州準備銀行(RBA)の政策金利発表を控えているため、反応が限られたもよう。ドル円は午前8時頃に105.79円付近まで上昇した後、105.62円近辺まで弱含んだ。前日高値を抜けきれなかったことに伴う売りに加え、東京序盤では本邦実需筋によるドル売りが持ち込まれていたとの観測もあるようだ。ただ、売り一巡後は、伸び悩んだ日経平均株価の持ち直しを背景に下げ渋っている。カナダドル円はオセアニア市場で79.80円付近まで強含み、その後も79円台後半で推移している。トランプ米大統領の回復を好感して、NY原油先物は米国市場で5%以上の大幅上昇となった。東京市場に入っても時間外取引で値を保っており、産油国通貨のカナダドルが選好されているようだ。午後のドル円は105円台後半でのもみ合いが続いた。トランプ大統領が新型コロナウイルスの感染を受けて入院していた軍病院から退院して、ホワイトハウスに戻ったことを好感したリスク選好が支えも、直近のポイントである105円80銭を超えるには至らずという展開に。ユーロドルはリスク選好でのドル売りの中で1.1799まで上昇の場面も、昨日NY市場に続いて1.1800を付けきれず1.1780台に値を戻した。12時半の豪中銀金融政策理事会では、大方の予想通り政策金利及び3年物国債利回り目標、量的緩和策の現状維持を決定。一部で利下げ期待があった分、発表直後は豪ドル買いが入り、豪ドル円が75円90銭台から76円16銭まで上昇する場面が見られた。しかし、すぐに値を戻すと、もみ合いを経て調整が強まる展開となり75円70銭前後まで豪ドル売り円買いの動きに。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比121.59円高の23433.73円。前引けの日経平均株価は前営業日比113円77銭高の2万3425円91銭と続伸。東証1部の売買高概算は4億8069万株、売買代金概算は9870億6000万円。値上がり銘柄数は961、対して値下がり銘柄数は1094、変わらずは119銘柄だった。きょう前場の東京株式市場は、前日に続き日経平均は上値を指向した。前日の米国株市場では新型コロナウイルスへの感染が確認され入院したトランプ米大統領が5日夕刻に退院することが伝わり主要株指数が急反発、東京市場でもこの流れを引き継ぐ形となった。ただ、米株高に先立って日経平均は上昇していたこともあり、そのぶん上げ幅は限定的となった。値下がり銘柄数が値上がりを上回っている。売買代金も1兆円台に届かなかった。午後はプラス圏での推移となった。高寄り後に押したところでは、すぐに買いに支えられるなど堅調な動きとなった。日足は下ヒゲのローソク足となるなど、底堅い動き。ただ、最近の高安のレンジ内での推移にとどまっている。

貴金属

金先限帳入値6495円(前日比+64円)銀先限帳入値82.4円(前日比+1.4円)白金先限帳入値3050円(前日比+63円)パラジウム先限帳入値7970円(前日比+269円)金、銀は上昇。金はニューヨーク高と円安を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の上げ一服に上値を抑えられた。銀もニューヨーク高と円安を受けて堅調となった。トランプ米大統領の退院見通しを受けて株高に振れ、前日のアジア市場で金の圧迫要因になたが、ドル安を背景に欧州時間から押し目を買われて堅調となった。米大統領は新型コロナウイルスに感染したが、症状は改善し、夕方に退院した。今後はホワイトハウス内の施設で治療を続けるという。また好調な経済指標や米国の追加経済対策の合意期待もリスク選好を促す要因になった。8月のユーロ圏の小売売上高は前月比で前月比4.4%増加した。前年比では3.7%増。事前予想の前月比2.4%増、前年比2.2%増を上回った。また9月の米ISM非製造業総合指数(NMI)は57.8と、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)前の水準を上回った。新規受注と雇用が改善し、全体水準を押し上げた。事前予想は56.3だった。一方、ペロシ米下院議長とムニューシン米財務長官が追加経済対策を協議しており、今夜も継続するという。午後に入ると、押し目を買われたが、ドル建て現物相場の戻りが売られたことに上値を抑えられた。銀もニューヨーク高と円安を受けて堅調となった。前営業日比は、金標準、金ミニが64~71円高、ゴールドスポットが69円高、銀が変わらず~4.5円高。

石油

原油先限帳入値28450円(前日比+990円)ガソリン先限帳入値40670円(前日比+1000円)灯油先限帳入値42810円(前日比+1060円)東京石油市場は上昇。新型コロナウイルスの陽線反応を示したトランプ米大統領が退院し、職務執行の不透明感などが後退したことが手がかり。ノルウエーのストライキや、米メキシコ湾岸にハリケーンが向かっていることも支援要因。ただ、各国で新型コロナウイルスが再流行していることが上値を抑えている。円相場は1ドル=105円後半で円安推移。時間外取引でニューヨーク原油は小動き。ジャマイカの南西を西北西へ移動している熱帯性暴風雨「デルタ」はハリケーンまで勢力を強めた。メキシコのユカタン半島付近ではカテゴリー3まで勢力を強める見通し。その後は勢力をやや弱めつつ、米国のルイジアナ州へと北上すると予報されている。午後の石油市場は大幅続伸。為替が1ドル=105円台半ばのもみ合いとなるなか、前日の海外原油先物が急反発したことに支援された。この日のアジアの時間帯の夜間取引でもおおむね強含みの展開となっている。また、この日のドバイ原油の現物も前日の夕方に比較すると急伸している。主要3油種では、4ケタの大幅高ないしはそれに近い上げ幅となる限月が続出した。前営業日比は、ガソリンが770~1080円高、灯油が980~1060円高、軽油が出来ずだが、名目値で900円高。原油が830~1040円高。中京ガソリンは500円安~1000円高、灯油は1000~2000円高。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値189.6円(前日比+2.6円)TSR20先限帳入値 出来ずRSS3号は、期近安・期先高。産地価格の下落傾向を受けて、期近は売りがやや優勢となっている。一方、株高を背景に、期先はしっかりとして展開になっている。商品高や円小幅安も支援材料。先限は。一時189.7円まで上昇し、節目の190円に接近した。9月中旬以降、先限ベースでみると、9月17日に190.5円、28日に181.1円、29日に190.3円と3回190円台に乗せてたが、いずれも終値ベースでは同水準を維持できなかった。午後は期近は10月当限が産地価格の下落から売り優勢。11月限は買い優勢で推移後、終盤に10月限につれ安もよう。TSR20は、出来ず。大引けのRSS3は、前営業日比3.2円安~2.6円高、3月先限は同2.6円高の189.6円、

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は24070円(前日比+40円)とうもろこしは、まちまち。限月間で方向性を欠く展開。期先7、9月の2本は2ケタ高を維持。期近1月限と、期中3、5月限は売り優勢。期近11月限は1500円高の3万5200円で一代高値を更新。シカゴ夜間取引が小幅安から小高い状態に反転、円小幅安、他商品の上昇から取組高の多い期先は堅調。前営業日比は360円安~1500円高。先限は同40円高の2万4070円。


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