夕刊:2020/10/08

日経平均株価は大幅続伸も商品市場はパッとしない動き。国慶節明けから本格的に動き出すか。

為替

外為市場は、NZドル円は69.41円付近まで、NZドル/ドルは0.6547ドル付近まで弱含んだ。ニュージーランド中銀の当局者から追加利下げを示唆するコメントが伝えられており、NZドル売りにつながっているようだ。加えて、午前9時に発表となったニュージーランドの10月ANZ企業景況感(速報)が-14.5となり、9月の-28.5から改善しているものの、依然としてマイナス圏であることが嫌気されているもよう。ドル円は序盤に106.10円付近まで強含んだ後も、106円台を維持している。午前10時から行われている米大統領選の副大統領候補のテレビ討論会への警戒などで前日高値106.11円近辺を抜けきれなかったが、日経平均株価の上げ幅拡大を背景に円安傾向となっており、106円ちょうど付近で底堅さをみせている。午後のドル円は106円00銭前後での推移。午前中に昨日の海外市場の高値に迫る106円10銭前後を付けた後、午後も106円05銭を付けるなどしっかりの展開が継続。その後少し調整が入ったが105円90銭台では買いが入る展開となっている。ユーロドルは狭いレンジでのもみ合いの中で午後はややユーロ高ドル安に。朝のドル高局面で1.1760前後まで値を落とし、その後もみ合いとなったが、午後に入って1.1780前後まで上昇を見せている。リスク選好の動きが株高ドル安円安につながっている。ユーロ円はユーロドルの上昇、ドル円の高値圏もみ合いの中でしっかりの展開。朝の高値を超えて、昨日海外市場高値124円87銭とほぼ同水準の124円88銭を付けた。もっとも125円手前の売りを試すだけの勢いは見られず。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比224.25円高の23647.07円。前引けの日経平均株価は前営業日比213円53銭高の2万3636円35銭と反発。東証1部の売買高概算は4億9500万株、売買代金概算は1兆49億4000万円。値上がり銘柄数は1402、対して値下がり銘柄数は667、変わらずは104銘柄だった。きょう前場の東京株式市場では、前日の米国株市場で主要株価指数が揃って大幅反発したことを引き継ぎ、広範囲にリスクを取る動きが優勢となった。米国ではトランプ米大統領のツイッター投稿を受け追加経済対策への期待感が再燃しており、東京市場でも半導体など主力ハイテク株や海運や鉄鋼など景気敏感株に買いを誘導している。米副大統領候補の公開討論会はスムーズに進行し、全体相場への影響は限定的となっている。全般模様眺めムードは強いものの、前場の売買代金はかろうじて1兆円台に乗せた。午後は一段と上値を追う展開を見せた。連日の陽線引けで大きく上値を伸ばした。23,500円の節目をしっかりと回復しており、直近高値である9月29日の高値23,622.74円を上抜いた。5日移動平均線や25日移動平均線も上向きで推移している。

貴金属

金先限帳入値6439円(前日比+6円)銀先限帳入値81.0円(前日比+0.7円)白金先限帳入値2951円(前日比+0円)パラジウム先限帳入値8049円(前日比+59円)金、銀は総じて反発。金はドル建て現物相場の上昇と円安を受けて買い優勢で始まった。その後は、ユーロの上値が重く、上げ一服となる場面も見られたが、押し目は買われた。銀もドル建て現物相場の上昇や円安を受けて買い優勢となった。トランプ米大統領は追加経済対策の協議を大統領選後まで停止すると発表したのち、個別法案の可決を提案した。民主党のペロシ下院議長は、民主党が先週進めようとしていた250億ドル規模の航空業界向け支援法案についてムニューシン財務長官に検討を要請し、今夜も協議するとちている。米株価が急伸し、リスク回避の動きが一服した。午後の取引は正午過ぎに先限が小安くなる場面があったが、早々に切り返し、堅調な展開となった。銀は現物価格が前日の東京時間より上昇していること、円小幅安から期先が買い優勢。前営業日比は、金標準、金ミニが6~37円高、ゴールドスポットが46円高、銀が変わらず~1.7円高。

石油

原油先限帳入値28600円(前日比+40円)ガソリン先限帳入値40720円(前日比-40円)灯油先限帳入値42980円(前日比+20円)東京石油市場は高安まちまち。トランプ米大統領が景気対策協議の一時見送りを指示したことで海外原油は反落したものの、米メキシコ湾岸にハリケーン「デルタ」が向かっており、一時的に供給が減少していることが相場を支え、方向感は定まっていない。ノルウェーのストライキや新型コロナウイルスの再流行、米大統領選を控えた神経質な雰囲気も強弱が対立している背景。円相場は1ドル=106円ちょうどで前日よりも円安推移。時間外取引でニューヨーク原油は小幅安。エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で、留出油に含まれるディーゼルなどの燃料需要は4週間移動平均で日量357万2000バレルで推移。8月以降は回復が一巡している。留出油には暖房用のヒーティングオイルが含まれ、冬場に需要が拡大するものの、石油製品需要全体に占める割合はわずか。午後の石油市場は油種間で小幅まちまち。原油は総じて小幅高、ガソリン、灯油はマイナス引けする限月が多くなった。前日の海外原油先物が反落したことに圧迫されたものの、すでに前日の国内大引け時点の夜間取引で下落しており、それに比較するとあまり下げていないことや、為替が1ドル=106円近辺まで円安に振れていることで、強弱感が相殺された。また、この日のドバイ原油の現物は前日の夕方に比較すると小幅安となっている。主要3油種も、原油は総じて小高くなったものの、石油製品は相対的に上値が重くなった。また、原油にはこの日も期先2本にETF絡みのロールオーバー(限月移行)のまとまった商いが入ったと思われ出来高が膨らんだ。前営業日比は、ガソリンが120円安~20円高、灯油が170円安~20円高、軽油が出来ず、原油が10円安~80円高。中京ガソリンは出来ず、灯油は変わらず~50円高。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値191.4円(前日比+0.8円)TSR20先限帳入値 出来ずゴムRSS3号は、軒並み高。前日の米株市場が急反発となったうえ、このところ高値から軟化をしていた産地価格が、上昇に転じたことなどを好感し、買いが先行する展開となっている。期先は、今日の取引で9月28日の高値191.1円を上抜き、一時192.3円まで上昇した。9月17日以降、5回にわたり190円台に乗せる場面があったが、いずれも終値ベースでは、同水準を維持できなかった。午後は株式市場が大きく水準を引き上げたことを好感し、買いが先行する展開となった。TSR20は、出来ず。大引けのRSS3は、前営業日比1.3~4.4円高、3月先限は同3.3円高の191.4円。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は24120円(前日比+20円)とうもろこしは、総じて続伸。先限は上げ幅を削り変わらずとなった後、再度、強含み。シカゴ続伸を背景に序盤から買い優勢。円相場が1ドル=106円水準に下落しているが、反応は鈍く、薄商い。先限は小幅高。閑散商いで玉の出方次第だが、小口の手じまい売りが上値を圧迫か。買い戻しは膨らまず。今月1日の高値2万4270円超えとなると、上抜けるチャートになる。シカゴコーンが約8カ月ぶりの高値をつけたが、とうもろこしの市場は新規買い意欲は盛り上がらず。午後に入り、2万4090円に軟化したが、強含みとなり、小高く引けた。期近11月限は出来ず。前営業日比は変わらず~180円高。先限は同20円高の2万4120円。


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