夕刊:2020/10/09

大阪金は大幅続伸で6500台を大引けでキープ。日経平均株価は小幅安。オイルはこじっかり。

為替

午前中の外為市場は豪ドル/ドルは0.71ドル台後半で推移しており、本日の高値圏を維持。豪州中央銀行から四半期金融政策報告が公表され「銀行の資本は非常に良い状況を維持している」などのコメントがあった。加えて、午前10時45分発表の中国9月財新非製造業購買担当者景気指数(PMI)が市場予想を上回ったことも好感されている。NZドル/ドルは0.66ドル台を回復。前日は金融当局者が追加緩和策に積極的な姿勢を示したため、NZドル売りが強まる場面があったが、リバウンドが続いている。ドル円は106円を割り込んだ。本日は実質5・10日(ゴトウビ)となるが、ドル余剰との観測からドル売り・円買いが進んだもよう。日経平均株価の伸び悩みを背景にした円高も相まって、一時は105.81円付近まで弱含んだ。午後のドル円は105円90銭台での推移。午前中にドル人民元でのドル安元高進行もあってドル全面安基調が強まり、106円00銭台から105円81銭まで値を落とした後、午後も105円82銭を付けるなど、いったん105円80銭台でのもみ合いとなった。海外勢が本格参加してくる時間帯に入り、ドルの買い戻しの動きが広がり、ドル円は105円90銭台を回復している。ドル安の流れの中で朝の1.1760前後から1.1781を付けたユーロドルは1.1770台での推移。ドル円の下げに押されて朝に124円77銭前後から124円52銭まで値を落としたユーロ円は124円70銭前後まで値を戻している。米国の追加経済対策への期待感が広がる中、ドル円、クロス円は基本的にしっかりの展開。月曜日の米国市場が休場となることもあり、週末を前に少し調整が入ったが、流れは変わらず。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比27.38円安の23619.69円。前引けの日経平均株価は前日比33円87銭安の2万3613円20銭。東証1部の売買高概算は5億4199万株、売買代金は約1兆1854億円。値上がり銘柄数は541、値下がり銘柄数は1544、変わらずは86銘柄だった。日経平均株価は朝高後に値を消す展開。前日のNYダウが122ドル高と続伸したことを受け、東京市場も値を上げて売買を開始し一時2万3700円台に乗せた。ただ、前日に約8カ月ぶりの高値水準まで値を上げていたこともあり、利益確定売りも出やすく買い一巡後は上値の重い展開となっている。午後は上げ幅縮小から下げに転じた。高寄りしたものの、プラス圏を維持できずに下げに転じた。高値圏での陰線引けとなった。今週に入ってから前日までの上げ幅が600円超となり、短期的な過熱感から利益確定の売りに押されやすくなった。

貴金属

金先限帳入値6501円(前日比+62円)銀先限帳入値82.4円(前日比+1.4円)白金先限帳入値2969円(前日比+18円)パラジウム先限帳入値8089円(前日比+40円)金、銀は総じて続伸。金はドル建て現物相場の上昇を受けて買い優勢で始まった。その後は、リスク選好の動きを受けて堅調となった。銀もドル建て現物相場の上昇を受けて買い優勢となった。ペロシ米下院議長は、ホワイトハウスと共和党が包括的な景気対策案で合意しない限り、航空会社を含めいかなるセクターに関しても単独の支援法案に向けた行動は起こさないだろうと述べた。金は株高一服やドル安一服に上値を抑えられた。ただ米大統領選の世論調査でバイデン元副大統領が優勢とみられており、市場では米大統領選後に大規模な景気刺激策がまとめられるとの期待も出ている。株価の押し目は買われており、リスク選好の動きが続いた。一方、ムニューシン米財務長官は下院議長との電話会議で、米大統領が包括的な刺激策での合意を望んでいると伝えており、米政権が対策への姿勢を転換させたとみられている。午後に入ると、テクニカル要因の買いも入って上値を伸ばしたが、買い一巡後は上げ一服となった。銀もドル建て現物相場の上昇を受けて買い優勢となった。前営業日比は、金標準、金ミニが53~66円高、ゴールドスポットが62円高、銀が変わらず~1.5円高。

石油

原油先限帳入値29020円(前日比+420円)ガソリン先限帳入値41230円(前日比+510円)灯油先限帳入値43450円(前日比+470円)東京石油市場は上昇。サウジアラビアが来年からの増産計画の修正を検討していると伝わったことが相場を押し上げている。新型コロナウイルスの再流行で需要回復見通しが悪化した。来週15日には石油輸出国機構(OPEC)プラスによる共同技術委員会(JTC)が行われる。米メキシコ湾岸にハリケーンが迫っていることも支援要因。円相場が1ドル=105円後半で円高推移していることは重し。時間外取引でニューヨーク原油は小動き。カプラン米ダラス連銀総裁の発言が伝わっており、財政的な景気刺激策がなければ景気回復は鈍ると指摘している。他の金融当局者と同様である。一方、同総裁は資産購入の拡大は必要ないとの認識を示した。すでに購入規模が大きく、追加的な効果が期待できないという。ただ、必要であればためらわないとも延べている。午後は上伸。為替が1ドル=105円台後半のもみ合いとなるなか、前日の海外原油先物が上伸して直近の戻り高値を更新したことに支援された。なお、この日のアジアの時間帯の海外原油の夜間取引は一段高後に軟化している。また、この日のドバイ原油の現物も堅調に始まったが、午後からはやや弱含みとなっている。主要3油種では、原油と灯油の先限が一代高値を更新した。また、原油にはこの日も引き続き期先2本にETF絡みのロールオーバー(限月移行)のまとまった商いが入ったと思われ出来高が膨らんだ。原油先限は引けで2万9000円台を維持した。前営業日比は、ガソリンが350~510円高、灯油が180~580円高、軽油が出来ずだが、名目値で400円高。原油が420~560円高。中京ガソリンは変わらず~500円高、灯油は変わらず~1000円高。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値194.7円(前日比+3.3円)TSR20先限帳入値 出来ず。RSS3号は、当限を除いて上昇。前日の米株市場の上昇を受けて、しっかりと寄り付いた。中盤に入ると、きょうから取引が再開された上海ゴムが買い先行となっていることを好感し、一段高となっている。期先は、一時194.5円まで上昇し、節目の195円に接近している。前日の取引では、9月3日以来の190円超出の引けとなり、今日は一段高となっている。今日、節目の195円を突破すれば、2日の高値198.3円が次の上値目標となる。また、今日から取引が再開された、上海ゴムの連休中のゴム高に追随し、買いが先行していることも強材料視される。このところの上海ゴムは、産地高に対して反応が鈍かっただけに、今日の上昇は支援材料となっている。午後は今日から取引が再開された上海ゴムが、大幅高となったことを受けて、一段高となり、期先3月限は194.7円で高値引けとなった。TSR20は、出来ず。大引けのRSS3は、前営業日比0.9~3.3円高、3月先限は同3.3円高の194.7円。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は24040円(前日比-80円)とうもろこしは、小幅まちまち。前日のシカゴ安にも反応鈍く、閑散商いで方向性がない。先限は2万4030円まで軟化後、下値を切り上げたが、小幅安状態でもちあいで推移。今夜、米農務省(USDA)から需給報告の発表を控えて、まばらな玉整理にとどまっている商状。先限は小幅安。閑散商いで玉の出方次第。2万4000円の節目に接近したが、下げ幅を縮小。この後も方向性を欠く展開だが、先限は2万4000円が支持線になる可能性が高い。午後、シカゴ夜間取引が上げ幅を拡大にも反応薄で小幅安で推移。前営業日比は80円安~50円高。先限は同80円安の2万4040円。


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