夕刊:2020/10/12

日経平均株価はまちまち。貴金属はしっかり。オイルは軟調で、ドル円は105円台半ばで推移。

為替

東京外為市場は材料難のなか、株価にらみの展開となっている。日経平均株価の軟調な推移を受けて円高傾向となっており、ユーロ円やポンド円は午前11時30分ごろに本日安値を更新。ドル円も弱含みとなっており、前週末の安値105.58円付近を下抜けた。スイス円も円高傾向となっており、115.92円近辺まで下落した。国際決済銀行(BIS)のカルステンス総支配人がスイス中銀の為替介入について、スイスフラン高が進めば同国経済に悪影響が出ると指摘し、介入は防衛的な措置だとの見解を示したと報じられ、いったんは持ち直す動きがみられたが、この報道に伴う影響は限定的となった。午後のドル円は105円40銭台での推移。前週末にドル全面安の流れの中で105円60銭割れまで値を落としたドル円は、週明け少し調整が入って始まったが、その後はドル売り円買いが優勢な展開に。午後に入ってもその流れは続き、105円50銭を割り込む動きを見せた。もっとも安値は105円43銭までと限定的な動きに。今日は米国がコロンバスデーの祝日で連邦政府や銀行などが休業となり、債券・為替市場がお休みになることで、取引参加者が少なくなることもあり、積極的な取引を手控える動きとなった。ユーロドルは1.1810台での推移。午後に入って一時1.1827まで上昇の場面も続かず、その後もみ合いに。ユーロ円はドル円などでの円高進行もあり、朝の124円90銭台から午後に入って124円62銭まで値を落とすなど、頭の重い展開に。その後ユーロドルの上昇もあって安値からは少し値を戻すも限定的。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比61円安の23558.69円。前引けの日経平均株価は前週末比75円74銭安の2万3543円95銭と続落。東証1部の売買高概算は4億538万株、売買代金概算は8183億3000万円。値上がり銘柄数は652、値下がり銘柄数は1408、変わらずは118銘柄だった。きょう前場の東京株式市場は買い意欲が盛り上がらず、日経平均が前週末終値を下回る水準で推移した。前週末の米国株市場では追加経済対策への期待感からNYダウなど主要株指数が揃って上値指向を継続したが、日経平均は前週に大きく水準を切り上げていたこともあり、目先利益確定を急ぐ動きが優勢となった。ただ、下値では押し目買いが入り下げ幅は限定的となっている。売買代金は8200億円弱と低調。午後は売り一巡後は下げ渋りを見せた。売り一巡後は下げ渋りを見せて、下ヒゲのローソク足で引けた。9日にボリンジャーバンド+2σ近辺まで上昇したものの、短期的な過熱感もあって上げ一服となった。週明けは下げはしたものの、23,500円の節目を維持するなど、底堅い動きを見せることとなった。

貴金属

金先限帳入値6543円(前日比+42円)銀先限帳入値86.2円(前日比+3.8円)白金先限帳入値3013円(前日比+44円)パラジウム先限帳入値8349円(前日比+260円)金、銀は続伸。金はニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の上げ一服に上値を抑えられたが、押し目は買われた。銀もニューヨーク高を受けて買い優勢となった。トランプ米大統領は追加経済対策の協議を大統領選後まで停止するとしていたが、ペロシ米下院議長の発言を受けて姿勢を転換し、1兆8000億ドルの包括的な対策案を提示した。協議継続となったことからリスク選好の動きとなった。ただ11日公開された書簡で、下院議長は新型コロナウイルス対策の拠出額が少ないとし、協議はこう着状態が続くとした。米政権が対策規模を引き上げたが、平行線が続くと、合意に達するのは難しそうだ。午後に入ると、ドル建て現物相場の上昇を受けて堅調となった。銀もニューヨーク高を受けて買い優勢となった。前営業日比は、金標準、金ミニが40~44円高、ゴールドスポットが45円高、銀が変わらず~5.6円高。

石油

原油先限帳入値28590円(前日比-430円)ガソリン先限帳入値40770円(前日比-460円)灯油先限帳入値43030円(前日比-420円)東京石油市場は下落。ハリケーン「デルタ」が米メキシコ湾岸に上陸したものの、石油関連施設への目立った被害は伝えられておらず、供給懸念が後退した。新型コロナウイルスが再流行していることも圧迫要因。石油需要の下振れ懸念が強まっている。円相場が1ドル=105円半ばで先週末よりも円高推移していることも国内市場の重し。日中取引開始後、東京原油先限は下落。2万8500円まで下げ、夜間取引の安値を下回った。ただ、売りが一巡した後は安値からやや戻している。リビア国営石油会社は同国最大級のシャララ油田の不可抗力条項を解除した。当初の生産量は日量4万バレルとなり、回復中の同国の生産量は日量35万5000バレルとなる見通し。東部政府に封鎖が行われる前のシャララ油田の生産量は日量30万バレル。午後の石油市場は反落。為替が1ドル=105円台半ばまで円高に振れるなか、9日の海外原油先物が反落して、週明けのアジアの時間帯の海外原油の夜間取引がさらに軟化していることに圧迫された。また、この日のドバイ原油の現物も軟調に推移している。主要3油種では、原油には先週に続き期先2本にETF絡みのロールオーバー(限月移行)のまとまった商いが入ったと思われ出来高が膨らんだ。前営業日比は、ガソリンが610~440円安、灯油が590~270円安、軽油が出来ずだが、名目値で500円安。原油が550~430円安。中京ガソリンは400円安~変わらず、灯油は変わらず。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値198.5円(前日比+3.8円)TSR20先限帳入値 出来ずRSS3号は、総じて続伸。9日の上海夜間高を受けて、買いが先行して寄り付いた。その後、日中取引の上海ゴムが一段高となったことから、ゴムRSS3も水準を引き上げ、先限は199.3円と8月31日以来の高値を付けた。上海ゴムの中心限月1月限は、今日の取引で1万3270元まで一時上昇、2月21日の高値1万3160元を上抜いた。これで1月23日と2月3日の春節の大型連休の際に開いたギャップを埋め、上値余地が拡大したとみる。目先は節目の1万3500元を試す展開となりそうだ。午後は他限月も軒並み高となり、期先1、2月限の上げ幅が大きく、4.3~4.6円高で引けた。TSR20は、出来ず。大引けのRSS3は、前営業日比0.5~4.6円高、3月先限は同3.8円高の198.5円。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は24050円(前日比+10円)とうもろこしは、出合いのない期近11月限を除き、上昇。9日のシカゴ上伸、さらに週明けのシカゴ夜間取引は小幅高で推移しているが、期先7、9月限は買いが盛り上がらず、一時小幅安で推移。先限は小幅高に浮上。閑散商いで玉の出方次第を継続。シカゴコーンが期近12月限がで約8カ月半ぶりの高値をつけたが、とうもろこし先限は上放れできず、最近のレンジ相場の2万3940~2万4270円の下限に近い値位置で推移。午後の取引は期先2本が前日の終値を挟んでもみあいとなり、方向性を欠いた。前営業日比は50円安~150円高。先限は同10円高の2万4050円。


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