夕刊:2020/10/15

米大統領選の行方が不透明な中、日経平均株価は軟調。貴金属は小幅安。オイルは小幅続伸。

為替

午前中の外為市場は、豪ドルはオセアニア市場で弱含み、その後も戻りの鈍さがみられている。ロウ豪準備銀行(RBA)総裁が「少なくとも今後3年間は金利を引き上げることを予想していない」との見解を示したと報じられたことを材料に、豪ドル円は74.97円付近まで、豪ドル/ドルは0.7129ドル付近まで弱含んだ。東京市場で小戻す場面もあったが、リバウンド一服後に再び売られている。午前9時30分の豪雇用統計に対する反応は限定的となった。ドル円は一時、105.30円近辺まで上昇。本日は5・10日(ゴトウビ)で本邦実需筋によるドル買いが観測されていた。仲値通過後も日経平均株価の下げ幅縮小を受け、円安が持続。しかし、午前10時30分に発表となった中国の経済指標を受け、日経平均が下げ幅を拡大したため、その後のドル円は上昇一服となった。午後のドル円は昨日海外市場で105円00銭台を付けた後、東京早朝にも同水準を付けるなど、頭の重い展開が目立ったが、105円の大台を維持したことでその後反発し、東京午前に105円30銭前後まで。少し調整も、ロンドン勢が本格参加する時間帯を前に105円30銭前後の高値圏での推移に。本日がジョンソン英首相が示した英・EUの自由貿易協定(FTA)をめぐる協議のデッドラインを迎える英ポンド。デッドラインを超えても協議が続く見込みとの関係者筋情報に1.28台後半から1.3060台まで上昇し、1.30台前半で東京朝を迎えると、1.3020を挟んでのもみ合いが続く展開に。ロンドン勢が本格参加してくる時間帯に入り、警戒感が強まる中で、1.3000割れまで。ジョンソン首相が交渉打ち切りを発表する可能性が消えておらず、やや警戒感が見られる。137円ばさみでもみ合いのポンド円は円安分下げがおとなしいものの136円90銭台での推移。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比119.50円安の23507.23円。前引けの日経平均株価は前営業日比109円10銭安の2万3517円63銭と反落。東証1部の売買高概算は4億1959万株、売買代金概算は8461億9000万円。値上がり銘柄数は601、対して値下がり銘柄数は1460、変わらずは101銘柄だった。きょう前場の東京株式市場はリスク回避の売り圧力が強まり、日経平均株価は下値を試す展開を強いられた。前日の米国株市場で追加経済対策の早期成立に対する期待感が後退し主要株指数が反落したほか、外国為替市場でドル安・円高に傾いていることも買い見送りにつながった。途中下げ渋る場面はあったものの、前場後半売り直される形となった。売買代金は8000億円台と薄商いが続いている。午後はほぼマイナス圏でのもみ合いとなった。安寄り後は23,500円節目近辺でのもみ合いとなった。手掛かり材料に乏しい中、軟調な推移となって陰線引けした。一時23,500円の節目を割り込んで、23458.43円まで下落した。この付近で踏みとどまれるようなら、23,400~23,700円台でのもみ合いで推移するとみられる。

貴金属

金先限帳入値6437円(前日比-5円)銀先限帳入値81.6円(前日比-0.1円)白金先限帳入値2921円(前日比-51円)パラジウム先限帳入値 出来ず金は続落、銀は変わらず。金はドル建て現物相場の下落と円高を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の軟調を受けて下げ幅を拡大した。銀は金軟調につれ安で始まったのち、ドル建て現物相場の下げ一服を受けて一時小幅高となった。欧州連合(EU)と英国のEU離脱交渉が継続されることになり、ポンド主導でドル安に振れた。EUは15~16日にブリュッセルで首脳会議を開く。会議ではEUのバルニエ首席交渉官に対し、移行期間が終了する年末までの合意締結に向けて交渉を加速するよう求めるという。ただニューヨーク市場でドル安が一服した。ムニューシン米財務長官が、追加の新型コロナウイルス経済対策案について、米大統領選までの合意に懐疑的な見方を示し、株安に振れたことからドル売りが一服した。リスク回避の動きが続くと、金の上値を抑える要因になりそうだ。午後の取引は下値を切り上げた後、現物相場が1900ドル台を回復したことで期先2本を含む複数限月が小高くなる場面があった。しかし終盤は現物価格の1900ドル割れで弱含みとなった。銀は先限が小幅続落。ドル建て現物相場の下げ一服を受けて一時小幅高も買いが続かず小安くなった。10月当限は出来高が1枚ながら0.9円高。前営業日比は、金標準、金ミニが7円安~1円高、ゴールドスポットが3円高、銀が0.1円安~0.9円高。

石油

原油先限帳入値28770円(前日比+420円)ガソリン先限帳入値41120円(前日比+470円)灯油先限帳入値43540円(前日比+510円)東京石油市場は上昇。新型コロナウイルスが再流行し、各国が経済活動の制限を強めつつあるものの、海外原油が続伸し国内市場を押し上げている。米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計で、原油在庫が市場予想以上に減少したことも支援要因だが、時間外取引でニューヨーク原油は上昇後に失速した。円相場は1ドル=105円前半で円が弱含んでいるが、前日と比較すると引き続き円高推移。日中取引開始後、東京原油先限は上昇。2万8980円まで上昇し、夜間取引の高値をやや上回った。ただ、騰勢の強まりは限定的で、買いが落ち着くとやや押し戻されている。今晩はフィラデルフィア連銀やニューヨーク連銀が10月の製造業景気指数を発表する。数ある景況感指数のなかでも先陣を切る指標であり、注目度は比較的高い。各国で新型コロナウイルスが再流行するなかで、企業景況感が上向きを維持するのか目を向けたい。午後は総じて続伸。為替は1ドル=105円台前半とやや円高に振れたものの、前日の海外原油先物が続伸したことに支援された。この日のドバイ原油の現物も前日の夕方に比べて上昇している。主要3油種は、約定しなかった灯油1月限を除き、すべて堅調に引けた。国内夜間取引の後半に上昇したあと、日中取引では朝高のあと上値が重くなったが、プラスサイドで推移した。前営業日比は、ガソリンが210~470円高、灯油が変わらず~550円高、軽油が出来ずだが、名目値で500円高。原油が290~500円高。中京ガソリンは変わらず~800円高、灯油は変わらず~1000円高。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値197.3円(前日比-4.8円)TSR20先限帳入値 出来ずRSS3号は、まちまち。前日の上海夜間を好感し、買い優勢で寄り付いた。だが、日中取引の上海ゴムが、夜間取引の上げ幅を削る展開となっていることから、売りがやや優勢となり、一部限月がマイナスサイドに沈んでている。ゴムRSS3は、日中取引の上海ゴムが上げ幅を削っていることから、マイナスサイドに沈む限月がみられる。ただ、産地サイドをみると、15日午前のタイオファーがバンコクで64バーツ台半ばに南部ソンクラで64バーツ台前半と、前日に比べて上昇している。産地需給は、引き続きタイトのようだ。このため、午後の取引で上海ゴムが地合いを引き締めるようなら、ゴムRSS3も上値を試す可能性がありそうだ。午後は期先3本は上海ゴムの反落を嫌気して、売りが優勢となった。当先の逆ザヤは、31.5円に拡大した。TSR20は、出来ず。大引けのRSS3は、前営業日比5.4円安~3.6円高、3月先限は同4.8円安の197.3円、

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は23880円(前日比+110円)とうもろこしは、期中先が上昇。序盤は2ケタ高にとどまっていたが、先限は2万3900円超えから2万3940円まで上げ幅を拡大。期先7月限はつれ高。前日、期近高のシカゴが夜間取引で小幅続伸していることが支援材料。明日、21年11月限が新甫発会となる。新規売買は新甫発会待ちムード。21年9月限に対し上ザヤ発会となり、今月1日の高値2万4270円超えとなると、先限のつぎ足のチャートは上放れとなる。午後は出来高が20枚程度にとどまるなか、期先が上げ幅を縮小も堅調に推移。前営業日比は変わらず~110円高。先限は同110円高の2万3880円。


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