夕刊:2020/10/16

日経平均は午後から失速。23500円を割れる。貴金属は小幅高。オイルは小幅安。ドル円は105円台前半で推移。

為替

午前中の外為市場は、ドル円はじり安となっており、105.24円前後まで弱含んでいる。前日のニューヨーク市場では105.09円付近まで下落した後、米国債利回りの上昇などを背景にした買い戻しで105.49円近辺まで戻した。この流れが一服し、オセアニア市場から再びドル売り・円買いに傾いている。ドル円の下落につれて、クロス円も円高傾向となっている。クロス円の中でもポンド円の下落がやや大きく、135,63円付近まで弱含んでいる。本日回答が見込まれているジョンソン英政権による通商交渉の打ち切りへの警戒感からポンドドルも下落しており、1.29ドルを割り込んでいる。カナダ円が弱含んでおり、79.54円近辺まで下落した。NY原油先物が時間外取引で下げており、産油国通貨が売られている。米大統領選のバイデン候補が「石油関連の税優遇・補助金をストップする」、「将来は再生エネルギーにかかっている」と発言したことが材料視されているもよう。午後のドル円は昨日のNY市場夕方にリスク警戒のドル買いの流れから105円49銭まで上昇。東京朝も高値圏で迎えた。たた、105円台後半を買い上げる勢いはなく、またこの時間帯はリスク警戒の動きが円買いに働いたこともあり、頭の重い展開に。じりじりと頭を抑えられる展開で昼過ぎに105絵N20銭前後まで。その後は円買いの動きが収まったが、戻りは鈍く105円20銭台での推移となっている。昨日のロンドン市場午前の1.17台後半からNY市場朝に1.1680台まで値を落としたユーロドルは、その後1.1700前後でのもみ合いから、少し値を戻して東京朝を迎えた。東京市場では午前中に1.1715前後まで上昇の場面も、リスク警戒でのドル買いの流れが継続する中で上値は重く、昼前に1.1702まで。もっとも、東京市場では1.17割れを試すには至らず、午後は1.1700台を中心にもみ合いとなった。この後のEU首脳会議二日目と、本来デッドラインとしていた15日までに合意に至らなかった英・EU間の自由貿易協定の協議について、英国政府が示すという対応発表待ちの展開。ポンドも安値圏もみ合いが続いた。英政府の発表如何によってはハードブレグジットへ向かうということでポンドの頭が重くなっているが、協議の延長が見込まれる中で、発表前に積極的にポンド売りに回る動きも見られず。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比96.60円安の23410.63円。前引けの日経平均株価は前日比16円14銭高の2万3523円37銭。東証1部の売買高概算は4億211万株、売買代金は約8230億円。値上がり銘柄数は938、値下がり銘柄数は1092、変わらずは133銘柄だった。前日のNYダウが下落したこともあり、日経平均株価は値を下げてスタートした。欧州での新型コロナウイルス感染拡大が懸念されたほか、米追加経済対策への不透明感などが警戒された。ただ、下値は底堅く売り一巡後は、午前10時過ぎにプラス圏に浮上。今期の最終利益が最高益となる見込みを発表したファーストリテイリング<9983>が急伸したことも、日経平均株価の上昇に寄与した。午後は前場の勢いから失速。23500円を割る形となった。週末ということもあり商いもおとなしめな印象。

貴金属

金先限帳入値6457円(前日比+20円)銀先限帳入値82.0円(前日比+0.4円)白金先限帳入値2929円(前日比+8円)パラジウム先限帳入値7999円(前日比+38円)金は反発、銀はまちまち。金はニューヨーク高と円安を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の押し目が買われたことを受けて堅調となった。銀は先限がドル建て現物相場の上昇などを受けて堅調となったが、他の限月が下落し、まちまちとなった。米国の追加経済対策の協議難航や、欧州の新型コロナウイルスの感染再拡大を受けてリスク回避の動きとなった。世界保健機関(WHO)のハンス・クルーゲ欧州地域事務局長は、欧州で新型コロナウイルス感染拡大抑制に向け厳しい措置が直ちに導入されれば、来年2月までに最大28万1000人の命が救われると述べた。また米新規失業保険申請件数が89万8000件と、前週の84万5000件から予想外に増加したこともリスク回避を促す要因となった。事前予想は82万5000件。午後に入ると、ユーロの上値の重さを受けて上げ一服となった。銀は期先2本がドル建て現物相場の堅調などを受けて上昇したが、他の限月が下落し、まちまちとなった。前営業日比は、金標準、金ミニが15~28円高、ゴールドスポットが30円高、銀が1.1円安~1.1円高。

石油

原油先限帳入値28520円(前日比-250円)ガソリン先限帳入値40850円(前日比-270円)灯油先限帳入値43310円(前日比-230円)午前の東京石油市場は売り優勢。欧州を中心に新型コロナウイルスが再流行していることが需要の下振れ懸念を高めている。昨日の米エネルギー情報局(EIA)の週報の内容は全般的に堅調だったが、海外原油の上値は重い。時間外取引でニューヨーク原油は軟調。円相場が1ドル=105円前半でやや円高に振れていることも圧迫要因。昨日、エナジー・インテリジェンス・フォーラムに出席した石油輸出国機構(OPEC)のバルキンド事務局長は、OPECプラスは来月の総会後に原油価格が再び急落しないよう確実にすると語った。サウジアラビアやロシアを中心とした主要産油国は来年から従来の合意に沿って増産すべきか協議している。午後は総じて反落。為替は1ドル=105円台前半でもみ合いとなるなか、前日の海外原油先物がいったん大きく崩れたあと戻したが軟調に引けたことや、この日のアジアの時間帯の夜間取引で再び軟調に推移していることに圧迫された。この日のドバイ原油の現物はもみ合いとなっている。主要3油種は、約定しなかったガソリン12月限、灯油1月限を除き、すべて軟調に引けた。原油の期近10月限のみ2ケタ安にとどまった。前営業日比は、ガソリンが340円安~変わらず、灯油が400円安~変わらず、軽油が出来ずだが、名目値で300円安。原油が290~80円安。中京ガソリンは1000円安~300円高、灯油は200円安~変わらず。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値200.6円(前日比+3.3円)TSR20先限帳入値 出来ずRSS3号は、大幅高。寄り付きでは、上海夜間安にかかわらず、最近の強地合いを受けて、買いが優勢となった。その後、日中取引の上海ゴムが3ケタ高となっていることを受けて、大きく水準を引き上げている。特に12月限は10円超の上昇となっている。中国政府は、景気刺激策をとっており、この影響から、ゴムだけでなく、銅やアルミもしっかりとした展開となっている。また、商業用自動車へ支援も行っており、ゴム相場には追い風が吹いている。午後もRSS3号は11、12月限を中心に大幅高。タイオファーの上昇や上海ゴムの大幅高を好感し、買いが先行する展開となった。需給ひっ迫を背景に、11月限、12月限の上昇が目立った。TSR20は、出来ず。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は24310円(前日比+0円)とうもろこしは上昇。前日のシカゴが上伸し、期近12月限が4ドルの大台を維持して引けたことから3ケタ高。21年11月限は、2万4280円で発会し、早々に2万4400円の高値をつけた。先限つなぎ足で約8カ月ぶりの高値をつけた。取組高の多い期先9月限が2万4000円ちょうどで買い支えられ、大台割れなく、2万4100円台に再上昇したことから地合いを引き締めている。後半から終盤にかけて2万4300円台で堅調に推移。取組高の最も多い期先9月限は2万4000円で買い支えられた後、2万24100円台で推移した。新甫を除く前営業日比は変わらず~360円高。期先9月限は同270円高の2万4150円。


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