夕刊:2020/10/19

日経平均株価は大幅続伸。24000円を目指すか。大阪金は午後から強含む。オイルは小幅高。ドル円は105円半ばで推移。

為替

午前中の外為市場は、ドル円は105.34~105.50円付近で上下している。コロナショック後のドル安基調が先月で一巡したが、引き続きドルの戻りは限定的。欧州だけでなく米国でも新型コロナウイルスが再流行していることがドルの圧迫要因。先程発表された7-9月期の中国国内総生産(GDP)が市場予想と比較して弱く、リスク回避的な動きにつながっているが、ドル円の反応は鈍い。中国GDPの発表後、ユーロ円は123.40円付近まで弱含み。豪ドル円は74.95円付近まで上昇後、74円後半で伸び悩み。ユーロ/ドルや豪ドル/ドルでもドル買いが入っているが、円やドルの反応は今のところ限定的。午後のドル円は105円40銭台での推移。朝からのレンジは16銭にとどまっている。ユーロドルのレンジも23ポイントで、主要通貨は様子見ムードが広がっている。米追加経済対策について、週末にペロシ下院議長は20日いっぱいを目途として、米政府と大統領選前の実施に向けた合意形成に臨むことを示した。市場は協議動向をにらんで、それまでは手が出しにくい展開に。英国とEUとの自由貿易協定についても先週15日のデッドライン自体は過ぎたものの、協議の継続が決まっており、こちらも協議動向待ち。先行き不透明感が強く、慎重な動きが目立つ格好となった。週末に行われたNZ総選挙でアーダーン首相率いる労働党が圧勝し、単独過半数を獲得した。事前の世論調査で情勢が報じられており、サプライズ感がなかった分、オセアニア市場などでの反応は一息であったが、その後はややNZドル買いに。新型コロナウイルスの感染拡大を封じ込めたことなどで支持率の高い現政権が継続することでNZドル買いに安心感も。もっとも午後は調整の動きも。対ドルで0.6629前後まで上昇したNZドルは0.6610近くまで利益確定の売りに押される場面が見られた。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比260.50円高の23671.13円。前場の日経平均は反発。前引けでは前営業日比261.97円高の2万3672.60円となった。他のアジア太平洋株式市場も上昇。前週末の米国株式市場でナスダックは下落したものの、NYダウとS&P500が上昇。週明けの米株先が時間外取引で上昇していることなどからアジア株は買い優勢で推移している。米国の追加経済対策への期待感などが米株先の上昇につながっているもよう。中国の第3四半期の国内総生産(GDP)は前年比+4.9%となり、事前予想の+5.5%を下回り、上海株は伸び悩みを見せた。中国の9月の鉱工業生産や小売売上高は予想を上回った。午後は一段高となった。高寄り後に上値を伸ばして陽線引けとなった。25日移動平均線をサポートに上昇に転じた格好となっており、5日移動平均線やボリンジャーバンド+1σを回復している。もっともここからの上値追いには慎重姿勢が強まるとみられ、目先は23,400~23,800円台でのもみ合いで推移するとみられる。

貴金属

金先限帳入値6479円(前日比+22円)銀先限帳入値83.1円(前日比+1.1円)白金先限帳入値2957円(前日比+28円)パラジウム先限帳入値7960円(前日比-39円)金は反落、銀はまちまち。金はニューヨーク安を受けて売り優勢で始まった。その後は、円安一服やドル建て現物相場の下落を受けて軟調となったが、押し目は買われた。銀はニューヨーク高を受けて買い優勢で始まったのち、上げ一服となった。9月の米小売売上高は、前月比1.9%増と、事前予想の0.7%増を上回り、好調な内容となった。また10月の米ミシガン大消費者信頼感指数(速報値)は81.2と、9月確報値の80.4から上昇し、3月以来の高水準となった。好調な米経済指標を受けて米国債の利回りが上昇し、ドル高に振れた。ただ9月の米鉱工業生産統計は、製造業生産指数が0.3%低下した。事前予想の0.7%上昇から予想外に低下し、新型コロナウイルスによる製造業の回復鈍化が懸念される。米製薬大手ファイザーは、ドイツのバイオ医薬品ビオンテックと共同で開発している新型コロナウイルス感染症ワクチンについて、11月下旬に米当局に緊急使用許可(EUA)を申請する公算が大きいとした。米株価が上昇しており、リスク選好の動きが続くと、ドルの戻りは売られる可能性がある。ペロシ米下院議長は追加景気対策について、ホワイトハウスとの協議の期限を20日に設定した。トランプ米大統領が対策規模の引き上げを指示しており、協議がまとまるかどうかが当面の焦点になりそうだ。午後に入ると、ドル建て現物相場の堅調を受けてプラスサイドに転じた。銀はニューヨーク高を受けて買い優勢で始まったのち、上げ一服となった。前営業日比は、金標準、金ミニが19~32円高、ゴールドスポットが24円高、銀が0.4円安~1.1円高。

石油

原油先限帳入値28670円(前日比+150円)ガソリン先限帳入値40980円(前日比+130円)灯油先限帳入値43490円(前日比+180円)東京石油市場は堅調。石油輸出国機構(OPEC)プラスが先週の共同技術委員会(JTC)で来年の供給過剰を警戒したと伝わっていることが、来年1月からの増産が修正される可能性を浮上させた。ただ、アラブ首長国連邦(UAE)やロシアは従来の合意に沿って増産することを主張しており、修正協議の行方は不透明。本日は共同閣僚監視委員会(JMMC)が行われる。円相場は1ドル=105円半ばで小動き。時間外取引でニューヨーク原油にも目立った動きは見られない。中国国内総生産(GDP)が発表される。世界第2位の石油消費大国である中国の景気動向に対する注目度は高いが、驚きを誘うような結果が出てくる可能性は低い。原油市場への影響は軽微か。午後の石油市場は総じて小反発。為替は1ドル=105円台前半でもみ合いとなるなか、16日の海外原油先物は小幅安で引けたが、すでに軟調だった16日の国内大引け時点のアジアの時間帯の夜間取引と比較すると上昇していることで、小幅高で引ける限月が多くなった。また、この日のアジアの時間帯の海外原油や、ドバイ原油の現物はもみ合いとなっている。主要3油種は、原油の期近10月限のみ小幅安で引けたが、他限月は約定しなかった灯油1月限を除き小幅高で引けた。前営業日比は、ガソリンが130~380円高、灯油が変わらず~270円高、軽油が出来ずだが、名目値で200円高。原油が20円安~150円高。中京ガソリンは変わらず~200円高、灯油は変わらず~200円高。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値159.3円(前日比+0.8円)TSR20先限帳入値 出来ずRSS3号は、期先主導で上昇。寄り付きでは、16日の上海夜間が大幅高となったことを受けて、期先限月を中心に地合いを引き締めた。その後も、日中取引の上海ゴムがさらに地合いを引き締めると、ゴムRSS3が一段高となった。上海ゴムの中心限月1月限は、日中取引の序盤に1万4370元まで水準を引き上げ、1月17日に付けた一代高値1万4400元に接近した。同水準では、利食い売りも多く、現時点では伸び悩んでいる。午前11時に発表された中国の第3四半期の国内総生産(GDP)伸び率は前年比+4.9%にとどまり、事前予想の同+5.5%を下回った。上海株が小高く推移していることから、ゴムRSS3号は大幅高状態から離れず。午後は高値警戒感などから上げ幅を縮小も堅調に推移。期先2本が3.5円高で引けた。TSR20は、出来ず。大引けのRSS3は、前営業日比0.5~4.1円高、3月先限は同3.5円高の204.1円。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は24460円(前日比+150円)とうもろこしは期中先が小幅高。期近1月限が230円安。16日のシカゴコーン期近が小反落したが、週明けのシカゴ夜間取引が上昇していることが支援材料となり、2ケタ高ながら買い優勢。取組高の最も多い期先9月限は序盤、小幅安で推移したが、他限月の堅調な値動きからプラスサイドに浮上。先限は2万4400円で高止まり。先限つなぎ足で2月20日につけた高値2万4420円超えが目前。午後は、先限つなぎ足で2月20日につけた高値2万4420円を上抜け、2万4460円まで上げ幅を拡大し、高値引け。前営業日比は140円安~150円高。先限は同150円高の2万4460円。


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