夕刊:2020/10/21

日経平均株価はこじっかり。貴金属はしっかりも大阪金は6500円キープできず。オイルは小幅高。

為替

外為市場は、ユーロドルは前日からの堅調地合いを維持している。一時は1.1844ドル近辺まで強含み、9月21日以来の高値水準に上昇。欧州連合(EU)が初めて発行したソーシャルボンドに発行額の14倍の需要があり、20日のユーロは全面高となった。次回発行時も多くの需要を集める可能性があるとして、ユーロの買い材料として注目する市場関係者は少なくないもよう。豪ドル/ドルは0.7079ドル付近まで強含み、前日の高値を上抜けてきた。時間外取引での米国株先物の上昇を背景にしたリスク選好のドル売りに加え、豪州の金融大手から豪ドル/ドルの年末の目標値0.75ドルを維持というレポートが発表されたことも背景にあるようだ。ドル円は105.40円前後でもみ合い。序盤に日経平均株価の上げ幅縮小を受けて105.35円付近までじり安となったが、日経平均の持ち直しとともに下げ渋っている。午後のドル円は105円20銭台での推移。米追加経済対策案の早期合意期待が広がる中で、朝からリスク選好のドル売りが優勢となっており、午後もその流れが続く中でドル円は頭の重い展開となった。ユーロドルが1.1850手前まで上昇するなど、ドルは全面安の動き。米株先物時間外取引の上昇。米国債利回りの上昇(国債価格の低下)など、リスク選好の動きが市場全体に広がった。ポンドドルや豪ドルドルなどでもドル安の動きが目立つ展開。ポンドドルは朝の1.2930前後から1.2980台まで上昇している。ドル中心の値動きとなっており、ユーロ円が124円70銭を中心にもみ合いとなるなど、クロス円では目立った方向性が見られず。ドイツで新型コロナウイルスの一日当たり新規感染者の記録を更新するなど、欧州の懸念材料への反応は鈍い。英EUの通商協議への懸念も目立った進展がなく、協議が継続していることもあり、大きな動きは見られず。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比72.42円高の23639.46円。前引けの日経平均株価は前営業日比109円86銭高の2万3676円90銭と反発。東証1部の売買高概算は4億8001万株、売買代金概算は9179億円。値上がり銘柄数は1680、対して値下がり銘柄数は404、変わらずは91銘柄だった。きょう前場の東京株式市場は前日の米国株市場でNYダウやナスダック総合指数など主要株指数が大幅に反発したことを受け主力株を中心に広範囲に買いが先行した。日経平均は朝方に水準を切り上げた後に伸び悩んだが、米国の追加経済対策の進展期待などを背景に後半は再び買いが厚くなり上げ幅は100円を超えた。値上がり銘柄数も1700近くに及び、全体の77%に達した。ただ薄商い商状は続いており、前場の売買代金は1兆円に届かなかった。午後はプラス圏でのもみ合いとなった。高寄り後は一進一退の動きとなり、1日の値幅は100円未満の小幅なものとなった。堅調な動きとなって、ボリンジャーバンド+1σを回復している。ただ、米大統領選を控えていることもあり、積極的に動きにくくなっており、落ち着いた値動きとなった。

貴金属

金先限帳入値6494円(前日比+38円)銀先限帳入値84.4円(前日比+1.4円)白金先限帳入値2980円(前日比+74円)パラジウム先限帳入値8130円(前日比+155円)金、銀は総じて上昇。金はニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル安・株高を受けて堅調となった。銀もニューヨーク高を受けて堅調となった。米国の追加経済対策の合意期待を受けてドル安・株高となった。トランプ米大統領が民主党の法案を受け入れるとした。 ペロシ米下院議長とムニューシン米財務長官の協議は21日も継続されることになった。米政権は対策規模を1兆8800憶ドルに引き上げ、米下院議長も週内の合意に期待を表明した。リスク選好のドル安が続くと、金は堅調に推移することになりそうだ。ただ欧州の新型コロナウイルスの感染再拡大を受け、スペインで感染拡大が深刻なマドリードなど一部地域で夜間外出禁止令を含む新たな制限措置が検討されているほか、イタリアの一部地域では独自の制限措置を導入し始めた。制限措置の再導入・強化が続くと、ユーロ売り要因になるとみられる。午後の取引では現物相場が上げ幅を縮小に合わせ、30円超の上昇での取引が目立った。銀は限月間で方向を欠く展開。先限がニューヨーク高、現物相場が25ドル台に上昇から期中2月限とともに買い優勢。前営業日比は、金標準、金ミニが32~40円高、ゴールドスポットが41円高、銀が0.1円安~1.4円高。

石油

原油先限帳入値28620円(前日比+190円)ガソリン先限帳入値41030円(前日比+280円)灯油先限帳入値43570円(前日比+290円)東京石油市場は堅調。米国の追加景気対策が合意に至ることが期待されている。米国の景気回復ペースは遅く、追加刺激策が必要であるとの認識は根強い。ただ、米大統領選後の景気見通しが不透明であることや、米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計で、原油在庫が市場予想に反して増加したことが重し。時間外取引でニューヨーク原油は軟調に推移。ロシアのノバク・エネルギー相は12月以降の石油輸出国機構(OPEC)プラスの合意について、協議するのは時期尚早であるとの認識を示した。今後数カ月間の動向を見守る必要があるとも述べた。現行の合意に基づくと、来年1月から減産目標を日量200万バレル縮小することになるが、この規模の増産を市場は吸収できないとみられている。午後は小反発。為替は1ドル=105円台前半までやや円高に振れるなか、前日の海外原油先物が上伸したことに支援されたものの、この日のアジアの時間帯の海外原油の夜間取引が軟化していることで上げ幅は抑制された。ドバイ原油の現物は前日の夕方と比較して堅調に推移している。主要3油種では、製品の上げ幅がやや大きくなったが、朝高後に日中取引では上値の重い展開が続いた。前営業日比は、ガソリンが130~410円高、灯油が230~400円高、軽油が出来ずだが、名目値で200円高。原油が140~200円高。中京ガソリンは変わらず~300円高、灯油は変わらず~400円高。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値217.4円(前日比+9.9円)TSR20先限帳入値 出来ずRSS3号は、大幅続伸。寄り付きでは、20日の上海夜間が急騰したことを受けて、買いが先行した。その後は、日中取引の上海ゴムが小幅ながら上げ幅を削ったことから、ゴムRSS3も大幅高を維持しているが伸び悩んでいる。上海高を受けて、ゴムRSS3号先限は、217.0円まで一時上昇し、2017年9月28日以来の高値を付けた。この上の水準だが、2017年9月27日の高値219.1円、節目の220円が意識される。午後は期先3月限は217.4円まで上昇し、2017年9月28日以来の高値を付けた。TSR20は、出来ず。大引けのRSS3は、前営業日比7.3~10.0円高、3月先限は同9.9円高の217.4円。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は24800円(前日比+230円)とうもろこしは期中先が続伸。前日のシカゴ上伸、強気のテクニカル要因を背景に夜間取引は概ね買い優勢。日中取引はその勢いを引き継ぎ、先限から買いが先行した。期中先の4本が一代高値を更新。先限はつなぎ足で今年1月21日以来の高値となる2万4710円の高値をつけた。期先3本は高止まり状態。出来高は100枚を超えた程度の薄商い。利食い売りを急ぐ動きは感じられない。先限が2万4500円台に乗せた後も台替りとなり、上伸の勢いが衰えない。シカゴ夜間取引の小幅続伸が買い方にとって追い風。利食い売りを急ぐ買い方が少なく、この後も高値圏で堅調に推移か。午後は一段高となり、引け前に2万4800円の高値をつけた。期近1、3月限は逆行安となり、200~50円安で引けた。前営業日比は200円安~230円高。先限は同230円高の2万4800円。


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