夕刊:2020/10/22

大阪金は反落。オイルも4桁の大幅安。日経平均株価も安い。円高の影響を受けた形。

為替

午前中の外為市場は、米大統領候補による第3回公開討論会を見極めたいとのムードで動意薄の通貨が多い中、豪ドルが弱含みとなっている。豪ドル円は74.22円付近まで、豪ドル/ドルは0.7089ドル付近まで下落。豪州の主要労組が(政府による中国批判で)数千人の炭鉱労働者がクリスマスまでに失職しかねないとの声明を公表したことが材料視されているもよう。労組が政府に対して中国批判を自重するよう要求したとされ、豪州政府は今後のかじ取りが難しくなるとの見方が広がっているようだ。ユーロドルは前日の海外市場からの下落基調が続いている。米国家情報長官が日本時間早朝、イランとロシアが米大統領選挙への介入を試みていると警告したことも、リスク回避のドル高傾向を強めているもよう。ドル円は104.70円前後でもみ合い。日経平均株価の下げ幅拡大を背景にしたリスク回避で円高に振れる場面もあるが、105円割れで本邦実需筋によるドル買いも観測されており、方向感は出ていない。午後のドル円同様に昨日海外市場でのドル売り進行が目立ったユーロドルは1.1880前後まで上昇した後、1.1850前後まで調整が入って東京朝を迎えた。午前中はドル売りに対する調整が目立ち、1.1840割れまで調整が入る展開も、ポイントとなる1.1840割れでのユーロ売りドル買いには慎重姿勢がみられ、午後は1.1840台の狭い範囲でもみ合った。ユーロ円の膠着はさらにひどく午前中から124円ちょうどばさみの狭いレンジでもみ合うと、午後は124円ちょうど前後でほとんど値動きを見せず。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比165.19円安の23474.27円。前引けの日経平均株価は前営業日比184円61銭安の2万3454円85銭と反落。前場の東証1部の売買高概算は4億780万株、売買代金概算は8346億9000万円。値上がり銘柄数は349、対して値下がり銘柄数は1749、変わらずは74銘柄だった。きょう前場の東京株式市場はリスク回避の売りに押される展開となった。前日の米国株市場でNYダウやナスダック総合指数など主要株指数が終盤に崩れたことや、外国為替市場で1ドル=105円を割り込む円高に振れたことなどが主力株中心に売りを誘発した。日経平均は朝方売り込まれた後、いったん下げ渋る動きをみせたが戻し切れず、前引けにかけて売り直された。2万3500円台を下回り、ほぼ前場の安値圏で着地した。東証1部全体の8割の銘柄が下落している。ドル円は104円60銭台での推移となった。昨日の海外市場で104円34銭まで値を落とし、その後104円50銭台まで値を戻して迎えた東京市場。午前中は前日の午後のドルは全面安に対する調整が目立つ展開で、ドル円も昼前に104円75銭を付ける動きが見られた。午後はマイナス圏でのもみ合いが続いた。安寄り後はもみ合いとなった。23,500円の節目を挟んでの推移となり、同節目を割り込んで引けた。米国の追加経済対策の行方が不透明なことや米大統領選挙を控えて模様眺め気分が広がっている。

貴金属

金先限帳入値6453円(前日比-41円)銀先限帳入値83.4円(前日比-1.0円)白金先限帳入値2993円(前日比+13円)パラジウム先限帳入値8175円(前日比+45円)金は反落、銀はまちまち。金は円高を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の軟調を受け下げ幅を拡大した。銀は円高を受けて先限が売り優勢となった。米国の追加経済対策の合意期待からリスク選好の動きとなった。米国家経済会議(NEC)のカドロー委員長は、下院民主党指導部との協議について、「晴れ晴れしく楽観的」との見方を示した。ただ米株価はニューヨーク市場で序盤の買いが一巡すると、上げ一服となり、終盤にマイナスサイドに転じた。ペロシ米下院議長は、協議が合意に至る可能性はまだ残されているとしつつも、議会通過は大統領選後になる可能性があるとの見方を示した。共和党のマコネル上院院内総務が議会採決を選挙後に実施する考えであるという。今夜も協議を継続するとしており、行方を確認したい。米連邦準備理事会(FRB)は公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)で、経済活動が10月初旬にかけて、わずかから控えめに拡大したものの、状況は部門によって相当異なるとの認識を示した。夏の間、屋外の席を活用できたレストランやその他の事業は再び客足の減少に悩まされるかもしれないという。午後は後半に入り、幾分、下げ幅を縮小の動きとなり、期先は35円前後の下落で推移した。しかし引け前にジリ安となり、40円程度の下げが目立った。銀はまちまち。午前中から先限安、期先6月限が上昇。午後は動意を欠いた。前営業日比は、金標準、金ミニが47~38円安、ゴールドスポットが40円安、銀が1.0円安~1.0円高。

石油

原油先限帳入値27530円(前日比-1090円)ガソリン先限帳入値39840円(前日比-1190円)灯油先限帳入値42580円(前日比-990円)東京石油市場は大幅安。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で、石油製品需要が前週比で減少したことから、新型コロナウイルスが再流行していることによる需要下振れ懸念が高まった。米国の追加景気対策が合意に近づいているとみられることは下支え要因だが、円相場が1ドル=104円後半で円高・ドル安推移していることが圧迫要因となっている。時間外取引でもニューヨーク原油は続落の動きとなっており、12月限は前日安値をやや下回った。EIAが発表した週報で、ヒーティングオイルやディーゼル燃料を含んだ留出油の在庫は1億6071万9000バレルまで減少し、5月以来の低水準となった。コロナショック後の過剰在庫の取り崩しが続いている。製油所稼働率が伸び悩んでいる一方、留出油の需要が回復している。午後の石油市場は急反落。為替が1ドル=104円台半ばまで円高に振れているうえ、前日の海外原油先物が急反落して、この日のアジアの時間帯の海外原油の夜間取引がさらに一段安となっていることに圧迫された。この日のドバイ原油の現物も軟化している。主要3油種では、おおむね4ケタの大幅安となり、とくにガソリンの期先3本の下げ幅が大きくなり、クラック・スプレッド(製品と原油のサヤ)が縮小した。前営業日比は、ガソリンが1310~900円安、灯油が1110~990円安、軽油は出来ずだが、名目値で1000円安。原油が1090~440円安。中京ガソリンは500円安~変わらず、灯油は1120円安~変わらず。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値219.8円(前日比+2.4円)TSR20先限帳入値 出来ずRSS3号は、期近中高・期先安。寄り付きでは、21日の上海夜間が下落したことを受けて、売りが先行した。だが、その後、上海ゴムの中心限月1月限が、下げ幅を縮小し、一時プラスサイドに振れたことなどから、買いが優勢となっており、10~1月限はプラスサイドに振れている。先限は、前日の上海夜間安や円高を背景に、一時213.8円まで下落したが、売り一巡後は216円台まで戻している。夜間取引では下落した上海ゴムが、日中取引ではやや買い優勢となっているうえ、産地価格は堅調地合いが続いていることが背景にある。産地価格がしっかりしているうちは、期近から崩れる可能性は低く、期先はサヤ出世狙いの押し目買い意欲が強いだろう。格や、日中取引の上海ゴムがプラスサイドに転じたことを受けて、買いが先行した。期先3月限は219.9円まで上昇し、2017年9月19日以来の高値を付けた。TSR20は、出来ず。大引けのRSS3は、前営業日比2.4~7.0円高、3月先限は同2.4円高の219.8円。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は24650円(前日比-150円)とうもろこしは総じて反落。前日のシカゴ上伸、1ドル=104円台半ばの円高と強弱材料が交錯するなか、売り優勢となる限月が目立ち、修正安局面。薄商いを継続のなか、期先の下げが目立ち、先限は2万4600円まで下落し、安もちあい。先限は2万4800円の高値をつけたが、買い過剰感から売り優勢。強気相場に違いないが、2万4800円まで上げたのは予想外だった。シカゴコーンは投機家の買い越し枚数が30万枚前後まで膨らんでいるとみられる。きっかけさえあれば、利食い売りが先行し、期近12月限は405セント前後までの修正安はあると予想。午後は安値を離れ、2万4600円台を回復したが、軟調に引けた。前営業日比は160~20円安。先限は同150円安の2万4650円。


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