夕刊:2020/10/23

日経平均株価は小幅高。貴金属は軟調。オイルは小幅高。ドル円は104円70銭台で推移。

為替

前場の外為市場は、序盤は時間外取引での米国株先物の弱含みや日経平均株価の伸び悩みを背景にドル高と円高が進む展開となったが、日本時間午前10時から米大統領選のテレビ討論会が始まると、両候補の発言を受けて神経質に振れる展開となっている。ただ、ドル高と円高の地合いに変わりはないもよう。ドル円は104.70円付近まで下落した後にいったん持ち直したが、中盤は104.67円近辺まで軟化。クロス円も連れて、弱含みとなっている。NZドル円は69.80円付近まで、NZドル/ドルは0.6660ドル付近まで弱含み。ニュージーランドの第3四半期消費者物価指数(CPI)は、新型コロナウイルス感染防止の行動制限が緩和されたことを受け、上昇に転じたが、予想には届かなかったため、追加の金融緩和観測が強まったもよう。午後のドル円は104円70銭前後で膠着となった。ユーロドルも1.1800前後で膠着となっており、主要通貨に目立った動きが見られず。朝はドル買いの動きが強まる局面が見られた。前日のNY市場で104円90銭台を付けたドル円は、その流れの中で104円94銭までと、NY市場の高値をわずかに超える動きに。ユーロドルでもドル買いが強まり、1.1800を割り込んでストップを誘い1.1787を付ける動き。リスク警戒での円買いドル買いの動きも見られ、クロス円は売りが強まる格好で、朝に124円台を付けていたユーロ円が123円41銭まで売り込まれるなどの動きも。マコネル共和党上院院内総務が大統領選前の大規模な追加経済対策案の成立に否定的なコメントを示したほか、ロシアの大統領選への関与の問題などがリスク警戒を誘った。もっともこうした動きは午後には落ち着き、様子見ムードが強い展開に。今晩も行われる米追加経済対策に関する民主党ペロシ下院議長とムニューシン財務長官との協議の動向をにらんで、取引を手控える動きが見られる。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日42.32円高の23516.59円。前引けの日経平均株価は前日比49円68銭高の2万3523円95銭。東証1部の売買高概算は4億7732万株、売買代金は約9341億円。値上がり銘柄数は829、値下がり銘柄数は1235、変わらずは109銘柄だった。日経平均株価は、朝方に一時90円超の上昇と値を上げて始まったが、買い一巡後は伸び悩んだ。日本時間の午前10時から米大統領選のテレビ討論会が始まり、その結果を確かめたいと様子見姿勢が強まった。また、東証マザーズ指数の下落が続いており、これまで急伸していた中小型材料株に売りが膨らんでいることも警戒感を呼んでいる。午後は売り一巡後は下げ渋りを見せた。23,500円の節目を挟んでのもみ合いとなった。25日移動平均線がサポートとして意識されている。米大統領選挙を控えていることや米国の追加経済対策の行方が不透明なこともあり、大きく動きにくい展開とみられる。このところは積極的に買い進むような材料に乏しく、方向感なくもみ合いで推移している。

貴金属

金先限帳入値6420円(前日比-33円)銀先限帳入値83.3円(前日比-0.1円)白金先限帳入値2971円(前日比-33円)パラジウム先限帳入値8715円(前日比-0円)金、銀は総じて下落。金はニューヨーク安を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル高を受けて軟調となった。銀もニューヨーク安を受けて軟調となった。金は欧州の新型コロナウイルスの感染再拡大に対する懸念からユーロ安に振れたことが圧迫要因になった。スペインで感染者数が100万人を超えるなどし、感染拡大が続いている。一方、米新規失業保険申請件数は78万7000件と前週の84万2000件から減少した。ただ依然として高水準で推移しており、新型コロナウイルスの悪影響からの回復の遅れが示された。米10年債利回りが0.85%と4カ月ぶりの高水準となったが、景気の先行き懸念が残っている。米国の追加経済対策の合意期待が強い。ペロシ米下院議長は、追加の新型コロナウイルス経済対策を巡る政権との協議は進展しており、同法案が「非常に近く」まとまる可能性があると述べた。またメドウズ大統領首席補佐官は1兆9000億ドル規模で文言を調整しているとした。ただ合意しても議会通過は米大統領選後になるとみられている。午後に入ると、米大統領候補討論会後の株高を受けて下げ一服となったが、戻りは売られた。銀もニューヨーク安を受けて軟調となった。前営業日比は、金標準、金ミニが34~28円安、ゴールドスポットが34円安、銀が0.2円安~変わらず。

石油

原油先限帳入値27970円(前日比+440円)ガソリン先限帳入値40220円(前日比+380円)灯油先限帳入値42980円(前日比+400円)東京石油市場は上昇。米国の追加景気対策の合意期待が高まっていることが支援要因。民主党とトランプ政権の溝が埋まりつつある。ロシアのプーチン大統領が石油輸出国機構(OPEC)プラスの減産目標を来年も維持し、増産を見送る可能性を示唆したことも手がかり。ただ、米大統領選の討論会が行われているなかで円高・ドル安に振れていることは国内市場の重し。円相場は1ドル=104.70円付近まで円買い・ドル売りが優勢となった。独ビルト紙によると、ドイツ政府は新型コロナウイルスのワクチン接種を年末までに開始する準備を進めている。独保険当局はワクチンの保管場所について各州に候補地を11月10日までに通知するよう要請した。独バイオ医薬品ビオンテックは米製薬大手ファイザーとワクチン開発に取り組んでいる。午後は反発。為替が1ドル=104円台後半までやや円安に振れているうえ、前日の海外原油先物が反発したことに支援された。この日のアジアの時間帯の海外原油の夜間取引が軟化していることで上げ幅は抑制された。この日のドバイ原油の現物は堅調に推移している。主要3油種は、約定しなかった灯油1月限を除き堅調に引けたが、日中取引の午後に上げ幅を縮小した。前営業日比は、ガソリンが300~650円高、灯油が変わらず~830円高、軽油は出来ずだが、名目値で600円高。原油が250~460円高。中京ガソリンは変わらず~210円高、灯油は変わらず~530円高。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値232.1円(前日比+12.3円)TSR20先限帳入値 出来ずRSS3号は、軒並み続伸。寄り付きは22日の上海ゴム夜間が上昇したことを受けて、買いが先行した。その後も、高値圏での取引となっている。TSR20は、出来ず。先限は、上値追いの展開となっている。寄り付き直後には、229.8円まで上昇し。2017年9月14日以来の高値を付けた。産地価格が上昇を続けており、230円台乗せは時間の問題だろう。この上の水準だが、2017年3月6日の高値234.7円が意識される。なお、22日のバンコクでのタイオファーは、69.61ドルとなっており、70バーツが目前に迫っている。午後は先限は2017年9月7日以来の高値となる233.9円まで一時上昇した。TSR20は、出来ず。大引けのRSS3は、前営業日比10.6~14.7円高、3月先限は同12.3円高の232.1円

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は24640円(前日比-10円)とうもろこしは期中先が上昇。前日のシカゴ期近が上伸、円相場が1ドル=104円台後半に円が反落、インパクトに欠けるが強材料が揃い買い優勢。先限は序盤の取引で2万4640円まで軟化したが、切り返し、プラスサイドに浮上し、ジリ高となり、2万4750円をつけ、堅調に推移。先限が2万4800円超えを試す上伸力はないが、強基調を維持したまま週末を迎えることになりそうだ。今夜の夜間取引で24800円超えが可能な値位置にある。この後は薄商いのなか、小高い状態を維持して推移か。午後は先限は売り圧力が根強く、終盤に小安くなった。前営業日比は10円安~100円高。先限は同10円安の2万4640円。


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