夕刊:2020/10/26

日経平均株価は小幅安。大阪金も小幅安。オイルは反落。ドル円は104円台後半で推移。

為替

午前中の外為市場は、ユーロが全般に軟調。この週末は欧州で新型コロナウイルスの感染再拡大のニュースが相次いでおり、スペインにおける非常事態宣言やイタリアでの行動規制強化などが伝えられている。トルコリラ円が最安値付近に下落している。トルコのエルドアン大統領は24日、フランスのマクロン大統領について「精神的な治療が必要だ」と発言。これに激怒したフランスが大使を呼び戻す騒ぎとなっており、トルコリラが売られている。中盤のドル円はドル買いがやや優勢となり、104.89円付近まで強含んだが、前週末の高値104.94円は抜け切れていない。月末に絡んで実需筋の大口の買いが午前10時過ぎから観測されているもよう。午後のドル円は104円90銭台を付けるなど、ドル高の動きが優勢となった。米追加経済対策の大統領選前の合意について、難しいとの見通しが広がる中で、リスク警戒のドル買いの動きが強まった。ユーロドルが1.1830割れを付けるなど、ドルは小幅ながらほぼ全面高の流れに。先週中を目途として行われていた民主党のペロシ下院議長とムニューシン財務長官との協議が続いており、前向きな進展も報じられているが、依然合意には至っていない。週末にはペロシ議長とホワイトハウスのメドウズ首席補佐官がCNNのインタビューに答え、ゴールポストを動かしているなど互いへの批判を行ったことで、合意が難しいという印象を与える結果に。共和党側からも合意は難しいとの発言が出ており、市場の警戒感に。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比22.25円安の23495.21円。前場の株式市場はまちまち。前週末の米国株はまちまちとなり、週明けの米国株価指数先物の時間外取引で下落している。そうした中、アジア株は市場間で方向感なく推移している。上海株は続落。香港市場は祝日のため休場。中国大陸市場で上海総合指数は続落。酒造会社の貴州茅臺酒、保険大手の中国人寿保険、免税品などの販売会社の中国旅遊集団中免、調味料メーカーの佛山市海天調味食品、化学品メーカーの万華化学集団が売られている。午後は高寄りした後は狭いレンジでの推移となった。23,500円を節目付近でのもみ合いが続いた。買いが先行しても上値を伸ばせず、軟調な動きとなって、3日連続の陰線引けとなった。25日移動平均線(26日時点、23,438.14円)が引き続きサポートとして意識されている。米大統領選を控えており、米国の追加経済対策の協議も不透明感が漂っており、仕掛けにくい状況が続いている。

貴金属

金先限帳入値6411円(前日比-9円)銀先限帳入値81.5円(前日比-1.8円)白金先限帳入値2982円(前日比+11円)パラジウム先限帳入値8020円(前日比-155円)金、銀は総じて下落。金はドル建て現物相場の下落を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル高一服を受けて下げ一服となった。銀はニューヨーク安を受けて期先2本が軟調となった。米国の追加経済対策の協議は週末時点でまとまらず、今週も協議する見通しとなった。ペロシ米下院議長は25日、法案が下院を通過する可能性はあるが、上院でそれが実現するかはマコネル共和党院内総務次第と述べた。週明けはドル高に振れており、金の圧迫要因になりそうだ。10月のユーロ圏の購買担当者景気指数(PMI)速報値は、総合指数が49.4と前月の50.4から低下し、景況判断の分かれ目となる50を再び割り込んだ。欧州の新型コロナウイルスの感染再拡大で景気の先行き懸念が残っている。世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は、新型コロナウイルスの流行が特に北半球で重大な岐路に直面しているとの見方を示した。午後に入ると、株安などを受けて戻りを売られた。銀はニューヨーク安を受けて期先2本が軟調となった。前営業日比は、金標準、金ミニが25円安~34円高、ゴールドスポットが29円安、銀が1.8円安~0.3円高。

石油

原油先限帳入値27170円(前日比-800円)ガソリン先限帳入値39670円(前日比-0円)灯油先限帳入値42440円(前日比-0円)東京石油市場は総じて下落。海外原油安から概ね軟調。日中取引開始後、東京原油先限は一段安となり、今月6日以来の安値となる2万7280円まで下落した。6日の安値2万7260円が支持線として意識され、安値を幾分、離れて推移したが、2万7400円で戻りを抑えられた後、2万7300円台前半で安もちあいで推移。原油は押し目形成場面だが、弱気相場への潮目の変化が感じられる。欧米で新型コロナウィルス感染拡大が再発し、3月の感染拡大を上回る悪化となっている国もある。リビアが増産体制との弱材料もあり、ニューヨーク市場で買い姿勢をとっていた投機家は投げ売りを強いられる不安がある環境とチャートになってきた。午後は総じて反落。為替が1ドル=104円台後半で若干円安に振れているものの、23日の海外原油先物が反落して、週明けのアジアの時間帯の海外原油の夜間取引がさらに一段安となっていることに圧迫された。週明けの日中取引でさらに軟化して、この日の安値圏で引けた。主要3油種では、製品の新甫5月限が発会したが、ガソリン、灯油ともに4月限に対して上ザヤで推移した。前営業日比は、ガソリンが870~670円安、灯油が730円安~変わらず、軽油は出来ずだが、名目値で900円安。原油が850~130円安。中京ガソリンは出来ず、灯油は990円安~変わらず。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値250.4円(前日比+18.3円)TSR20先限帳入値 出来ずRSS3号は、軒並み続騰。寄り付きは23日の上海ゴム夜間が小幅高だったことを受けて、買いがやや優勢となった後、上げ幅を削る展開となった。その後、日中取引の上海ゴムが急騰したことから、ゴムRSS3に大きく水準を引き上げている。先限は、上海ゴムの急騰を背景に、2017年4月6日以来の高値となる249.3円まで一時水準を引き上げた。先週の月曜から50円弱の暴騰となっており、青天井となっている。この上の水準だが、2017年4月5日の高値250.8円、節目の260円、2017年3月17日の高値270.0円が意識される。今年は、ラニーニャ現象が発生しており、産地は多雨が予想される。生産障害に対する懸念が、広がっている。午後は先限は正午過ぎに252円まで値を飛ばした。利食い売りを吸収し、250円の大台を維持して引けた。全限月が一代高値を更新。TSR20は、出来ず。大引けのRSS3は、前営業日比9.4~18.3円高、3月先限は同18.3円高の250.4円。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は24800円(前日比+160円)とうもろこしは、期中先が総じて上昇。先限は序盤に夜間取引の引け値から上げ幅を買う拡大し、2万4770円まで上昇。引き続き商いは低調で玉の出方次第だが、シカゴ夜間取引が修正安となっていることから抵抗線の2万4800円超えに至っていないが、2万4700円台半ばで堅調に推移。限が2万4800円超えを試す上伸力はないが、引き続き、強基調を維持。シカゴコーンが高値警戒感が強まる暴騰となっており、短期的な修正はあってしかるべき状態だけに、とうもろこし市場も押し目待ちムード。午後の取引で2万4800円まで上昇し、今月21、22日の高値と顔合わせした。終盤から引けにかけて売りは出ず、高値引け。前営業日比は変わらず~160円高。先限は同160円高の2万4800円。


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