夕刊:2020/10/27

本日、日経平均株価は動かず。大阪金は引けにかけて値を上げる。オイルはまちまち。

為替

午前中の外為市場は、ユーロドルは1.1825ドル付近まで、ポンドドルは1.3039ドル付近まで上昇。前日の海外市場からのリスク回避ムードに変わりはないが、オセアニア市場までのドル高に対し、東京市場ではショートカバーが優勢のもよう。これを背景に、ユーロ円やポンド円も底堅さをみせている。トルコリラ円の下落が止まらず、東京序盤に12.90円近辺まで下げ、最安値を更新した。トルコのエルドアン大統領は26日、国民に対してフランス製品の不買を呼び掛けた。宗教問題に絡んで、両国の関係が泥沼化していることが嫌気されている。NZドル円は70円ちょうど付近でもみ合い。午前6時45分にニュージーランドの9月貿易収支が発表となり、10.17億NZドルの赤字となった。前月の3.53億NZドルの赤字から赤字幅が広がったが、ほぼ市場予想通りの着地であり、同指標がマーケットに与える影響は限定的となったようだ。午後のドル円は104円70銭台でのもみ合い。ユーロドルでユーロ高ドル安が進むなど、リスク警戒一服でのドル売りの動きが継続して見られたが、円売りの動きも入っており、ドル円での動きが抑えられた。午前はドル売りの動きが優勢。前日の海外市場での105円台を付けた動きの後104円80銭前後まで値を戻し、朝に104円89銭を付けた後は、昼過ぎに104円68銭を付けるところまでドル売り円買いが入っていた。ユーロドルは午前中に1.1807を付けた後、ユーロ買いドル売りの動きに。午後に入って1.1836を付けるなど、ドル売りの動きが午後に入っても継続した。前日の米株の大きな下げに対して、アジア株の動きが落ち着いており、リスク警戒感が後退した。昨日、エルドアン大統領がロシア製地対空ミサイルの試射に反発した米国を「制裁してみろ」などと挑発したことを受けて、対ドルで史上最安値を更新したトルコリラ。朝方12円90銭割れを付けるなど対円でも売りが目立ったが、安値からさらに売り込む勢いはなく12円90銭台でのもみ合いが午後まで続いた。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比8.54円安の23485.80円。前引けの日経平均株価は前営業日比65円64銭安の2万3428円70銭と続落。東証1部の売買高概算は4億6698万株、売買代金概算は9005億8000万円。値上がり銘柄数は683、対して値下がり銘柄数は1355、変わらずは127銘柄だった。きょう前場の東京株式市場は、前日の欧米株が大きく下げる展開となったことを受けリスク回避の売りが優勢の地合いとなった。欧米での新型コロナウイルスの感染拡大に対する警戒感が買いを手控えさせている。ただ、日経平均は朝方に2万3200円近辺まで下値を探った後は戻り足に転じるなど底堅さを発揮、前引け段階で65円安と下げ幅は限定的だった。業種別では空運や非鉄、鉄鋼セクターなどの下げが目立つ。前場の売買代金は1兆円に届かなかった。午後は売りが一巡するとその後は下げ幅を縮小した。下げ幅は一時260円超まで拡大したものの、その後は23,500円目前まで下げ渋りを見せた。一目均衡表の基準線がサポートとなる格好で下げ渋り、下ヒゲの陽線引けとなった。

貴金属

金先限帳入値6442円(前日比+31円)銀先限帳入値82.5円(前日比+1.0円)白金先限帳入値2974円(前日比-8円)パラジウム先限帳入値8030円(前日比+10円)金、銀は総じて反発。金はニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル安を受けて堅調となった。銀はドル建て現物相場の上昇を受けて先限が買い優勢となった。米国の追加経済対策の協議が難航しているが、欧州時間のドル安が下支えとなった。金のドル建て現物相場は1900ドル割れの押し目を買われた。ただニューヨーク市場では、新型コロナウイルスの感染再拡大を受けて株価が急落したことが上値を抑える要因になった。ドル高の動きが限られたことから金は小じっかりで推移したが、ペロシ米下院議長は、ホワイトハウスが民主党の新型コロナウイルス検査計画への署名を拒否していると述べており、リスク回避のドル高が警戒される。しかし、米下院議長は合意に楽観的とも伝えられており、米大統領選を控えて様子見の動きになりそうだ。新型コロナウイルスの感染再拡大を受けてスペインが再び全土で緊急事態宣言を出し、ドイツでも追加の制限措置が決定される見通しとなった。米国でも新規感染者数が過去最悪の水準に増加しており、景気の先行き懸念が出ている。株価の動向も引き続き確認したい。午後に入ると、高値圏でのもみ合いとなった。銀はドル建て現物相場の上昇を受けて先限が買い優勢となった。前営業日比は、金標準、金ミニが41円安~39円高、ゴールドスポットが32円高、銀が0.2円安~1.0円高。

石油

原油先限帳入値27170円(前日比-0円)ガソリン先限帳入値39850円(前日比+180円)灯油先限帳入値42470円(前日比+30円)東京石油市場は軟調。新型コロナウイルスの再流行によって経済的な活動が一段と制限されており、石油需要の下振れ見通しが強まっている。来週の米大統領選を控えた神経質な雰囲気やリビアの増産も重し。リビアの生産量は来月中には日量100万バレルを回復する見通し。円相場は1ドル=104円後半で円買いがやや優勢。リアルクリアポリティクスの調査によると、米大統領選を1週間後に控えてバイデン氏が引き続き優勢。支持率は50.8%とトランプ米大統領の43.0%を上回っている。先週の討論会を経ても変化はみられない。午後の石油市場は油種間でまちまち。原油、灯油は総じて小幅安、ガソリンは小幅まちまち。為替が1ドル=104円台半ばで若干円高に振れるなか、前日の海外原油先物が続落したことに圧迫された。ただ、この日のアジアの時間帯の海外原油の夜間取引がやや戻していることで、下げ幅は抑制されて、一部限月は小幅高で引けた。主要3油種では、原油は期近から軟調に引けたが、先限は変わらずだった。製品はガソリンは小幅高で、灯油は小幅安で引ける限月が多くなった。前営業日比は、ガソリンが110円安~180円高、灯油が160円安~30円高、軽油が出来ず、原油が170円安~60円高。中京ガソリンは出来ず、灯油は310円安~変わらず。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値254.2円(前日比+0.0円)TSR20先限帳入値 出来ずRSS3号は、軒並み高。寄り付きは、前日のゴムRSS3は急騰したうえ、上海夜間も大幅高となったことを受けて、買いが先行した。一部限月は、ストップ高まで上昇した。その後、利食い売りから一時マイナスサイドの振れる限月もあったが、再び買いが先行している。先限は、値動きの荒い展開となっている。3月限は、一時270.4円まで上昇し、ストップ高となった。その後、249.6円まで下落し、マイナスサイドに転じたのち、258円付近まで戻すなど、値動きが非常に荒くなっている。昨日の取引で、売り方は投げたとみられ、今後は買い方の利食いの動きから、乱高下となりそうだ。ただ、高値警戒感はあるものの、産地需給はタイトであり、依然として上値を試す展開が続くとみる。後半は一転して、利食い売りから一時マイナスサイドの振れる限月もあったが、中盤以降は、買いが再び優勢となった。商いも2万枚に接近する大商いとなった。なお、新甫2021年4月限は、267.0円で発会した。TSR20は、出来ず。大引けのRSS3は、前営業日比2.4~5.6円高、3月限は同5.6円高の256.0円。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は24920円(前日比+120円)とうもろこしは、期先2限月が上昇。先限は序盤にシカゴ時間外取引の軟調な足取りを手がかりにした売りが入り、夜間取引の引け値から値を落とし2万4730円の安値まで値を落としたが、その後、反発に転じてこれまでの上値抵抗となっていた2万4800円を突破。売り方の買い戻しも見られるなか、2万4900円まで値を伸ばした後、修正が入りやや上げ幅を縮小。先限が2万4800円を突破し2万4900円を試す勢いを見せている。シカゴコーンは高値警戒感が強まっているものの底堅い足取りを維持しており、シカゴの時間帯取引も下げ幅を縮小する展開となっている。シカゴの時間帯取引がプラスに転じるようであれば短期での修正を終えた感が強まり、とうもろこしは押し目買い基調が強まるなか堅調地合いを維持することになりそう。


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