夕刊:2020/10/28

貴金属は軟調。日経平均株価も小幅安。オイルも小幅安。ゴムの独歩高。

為替

前場の外為市場は、リスク回避のドル高・円高傾向となる中で、ユーロの上値が重い。ユーロ円は123円割れに沈み、ユーロドルは1.1780ドル前後でもみ合い。欧州における新型コロナウイルスの感染再拡大が懸念される状況下、マクロン仏大統領が今夜、コロナ対応で演説を行うと伝えられており、警戒感が強まっている。一部では、1カ月程度の国家封鎖を検討しているようだと報じられている。豪ドルは底堅さをみせており、豪ドル円は74.53円付近まで、豪ドル/ドルは0.7137ドル付近まで、やや強含んだ。午前9時30分発表の豪消費者物価指数(CPI)はほぼ市場予想に沿った着地となり、ショートカバーが入っているもよう。午後のドル円は104円21銭まで値を落とした。ユーロ円が122円74銭まで下落するなど、クロス円でも軒並みの円買いに。欧州、米国での新型コロナウイルス感染拡大の状況がここにきてかなり深刻に。フランスは今晩マクロン大統領が会見を行う予定で、メディアは明日夜からのフランス全土でのロックダウン実施の可能性を示している。こうした状況を受けてリスク回避の投資資金が円に流れ込んだと見られる。リスク感応度が高い豪ドルは、対ドル、対円でしっかり。ビクトリア州での感染拡大を抑え込んだことで、買いが出やすい地合いとなっている。NZの感染抑え込みと合わせ、オセアニア地域での景気回吹きに期待感も。9時半に発表された豪消費者物価指数が予想よりも若干強めに出たことも、その後の豪ドル買いの流れを誘った。午後もこの流れが継続する形で上値をトライしている。 

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比67.29円安の23418.51円。前引けの日経平均株価は前営業日比75円04銭安の2万3410円76銭と続落。東証1部の売買高概算は5億494万株、売買代金概算は9647億5000万円。値上がり銘柄数は446、対して値下がり銘柄数は1640、変わらずは75銘柄だった。きょう前場の東京株式市場は前日の欧米株安を受け売り優勢の展開となり日経平均は続落した。欧米での新型コロナウイルス感染拡大による経済への影響が懸念されている。外国為替市場で1ドル=104円台前半の推移と円高に振れていることも買い手控えムードを助長した。日経平均の下げ幅は100円未満に収まったが値下がり銘柄数は1600を超え、東証1部全体の76%の銘柄が下落する売り圧力の強い地合いだった。前引け時点の売買代金は1兆円を下回っている。午後はマイナス圏でのもみ合いとなった。終値は前営業日比67.29円安の23,418.51円。安寄り後はもみ合いが続いた。一目均衡表の基準線にはサポートされたものの、25日移動平均線を割り込んで回復できなかった。

貴金属

金先限帳入値6417円(前日比-円)銀先限帳入値82.1円(前日比-円)白金先限帳入値2973円(前日比-1円)パラジウム先限帳入値 出来ず金、銀は総じて軟調。金はニューヨーク日中取引は上昇したものの、NY引け後の現物相場の軟化や、夜間の引け値が昨日の日中取引の引け時より下落していたこと、さらには円相場の1ドル=104.50円台水準への上昇が弱材料となり、売り優勢で開始。その後は6410円割れには抵抗をみせて買い戻されているが、6420円が上値抵抗線となっている。米国では依然として追加経済対策の協議が続けられている。追加経済対策の合意について米下院議長は楽観的な見方をしていると伝えられているが、ムニューシン米財務長官とペロシ下院議長にもかかわらず、米大統領選前の合意は困難との見方が強まっている。その一方で新型コロナウイルスの感染再拡大によりスペインで緊急事態宣言が発令されたことに加え、ドイツでの追加の行動制限措置の実施見通しが強まっている。また、米国でもニューヨーク州及びニュージャージー州での新規感染者数が5月以来の高い水準まで増加して居ることを受け、今後、米国での感染抑制のための行動制限を強化する措置が取られる可能性が浮上している。行動が制限されることは経済活動の抑制に繋がるだけに、新型コロナ感染による最悪期を脱し、回復しつつある経済への影響が懸念される。午後の終盤は現物高もさらに円高が進行で戻り鈍く軟調に引けた。銀は4、6、8月限が金軟調に推移と円高から売り優勢。新甫を除く前営業日比は、金標準、金ミニが41~25円安、ゴールドスポットが35円安、銀が0.7円安~変わらず。

石油

原油先限帳入値27020円(前日比-150円)ガソリン先限帳入値39670円(前日比-180円)灯油先限帳入値42210円(前日比-260円)東京石油市場は軟調。メキシコ湾で熱帯性暴風雨「ゼータ」がハリケーンへと発達する見通しで米国の原油生産量が減少していることが海外原油を押し上げたが、新型コロナウイルスの再流行を背景に欧州では大規模なロックダウンが検討されており、ニューヨーク時間外取引が軟調に推移していることが国内市場を押し下げている。米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計で原油在庫が増加したことや円相場が1ドル=104円半ばで円高推移していることも重し。APIの米週間石油在庫統計によると、原油在庫は前週比455万7000バレル増となった。夏場の需要期が終了しているガソリン在庫は前週比225万2000バレル増、収穫期の燃料需要拡大を背景に留出油は前週比533万3000バレル減と、季節的な変動に合わせた推移となっている。取り崩しが進んでいるとはいえ、留出油の在庫は依然として過剰であり、新たに精製する必要が乏しいことから原油在庫は積み上がりやすいようだ。午後は小幅安。為替が1ドル=104円台前半まで円高に振れるなか、前日の海外原油先物が上伸したものの、この日のアジアの時間帯の海外原油の夜間取引がその高値から急落したことに圧迫された。主要3油種も日中取引でマイナスサイドに転じたが、下げ幅は大きくなかった。前営業日比は、ガソリンが500~130円安、灯油が260~180円安、軽油が出来ずだが、名目値で200円安。原油が250~110円安。中京ガソリンは出来ず、灯油は出来ず。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値274.3円(前日比+20.1円)TSR20先限帳入値 出来ずRSS3号は、暴騰。寄り付きは、前日のゴムRSS3は急騰したうえ、上海夜間も大幅高となったことを受けて、買いが先行した。その後、日中取引の上海ゴムが一段高となったことから、ゴムRSS3も上げ幅を拡大している。先限は、2017年3月6日以来の高値となる274.0円まで上昇する場面があった。今週に入り、先限ベースではすでに42.9円も上昇しており、糸の切れた風船のような状態となっている。ここまで上昇すると、ファンダメンタルズではなく、投機によるところが大きいだろう。徐々にチキンレースの様相を呈し、いずれ急落する可能性が高いので注意したい。午後は日中取引の上海ゴムが急騰すると、ゴムRSS3は制限高まで上昇する限月が目立ち、引けでは全限が制限幅高となった。TSR20は、出来ず。大引けのRSS3は、前営業日比は全限が20.0円高、4月限は同20.0円高の274.3円。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は24690円(前日比-230円)とうもろこしは、まちまち。期先2本を含む3本がシカゴ安から売り優勢で3ケタ安で推移し、軟調。先限は240円安の2万4680円まで下落。幾分、下げ幅を縮小し、2万4700円台を回復。期近は1月限が1030円高まで急騰。3月限はつれ高。期先が軟調。先限は夜間取引で2万4990円の高値をつけた。しかし2万5000円超えが出来ず、地合いを緩め、マイナスサイドに軟化した。午後は期近は1月限が一時1500円高の2万5550円まで暴騰。上げ幅を縮小したが、1060円高で引けた。3、5月限はつれ高もよう。前営業日比は230円安~1060円高。先限は同230円安の2万4690円。


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