夕刊:2020/10/29

ゴムRSS3号は大幅安。日経平均株価は軟調。大阪金は大幅安でドル円は104円前半で推移。

為替

午前中のドル円、クロス円ともにやや強含みの様相。前日は世界的な株価の軟調推移を背景にドル円とクロス円が売られたが、オセアニア市場でその流れが一服し、東京市場ではショートカバーが優勢となっている。日銀金融政策決定会合の結果公表や黒田総裁の会見を控えた、ポジション調整の動きもあるもよう。豪ドル円は73.84円近辺まで上昇し、前日の欧州市場における高値水準を回復。クロス円全般の強含みに加え、午前9時30分発表の豪7ー9月期NAB企業信頼感指数が-10となり、4ー6月期の-15から改善したことが好感されたようだ。NZドル円は一時69.53円付近まで上昇も、他のクロス円に比べると上値は重い。午前9時発表のニュージーランド10月ANZ企業景況感・確報値は-15.7となり、速報値の-14.5よりも悪化したことが影響しているもよう。午後もドル円は104円50銭台を付けるなど、ドル買いの動きが目立った。もっとも、午前に続いて105円台半ばからの買いに慎重姿勢が見られると、その後は調整の動きが強まり104円30銭台に。前日の海外市場で欧州や米国での新型コロナウイルスの感染拡大が目立ったことを受けてリスク回避の円買いが強まったことで、ドル円は一時104円10銭台まで。しかし、来週の大統領選を前に積極的な取引を手控える動きが見られたことや、米国などの株安に比べて東京株式市場が落ち着いていたことなどからリスク警戒の動きが後退し、ドル円は少し値を戻した。ユーロドルは1.1750前後での推移が続いた。ECB理事会をこの後控え、様子見ムードが強い展開に。ユーロ円はドル円の買い戻しもあって午前中に122円89銭まで上昇、その後少し戻すも、午後に122円84銭をトライするなど、しっかりの展開。その後は少し調整が入り122円70銭前後での推移に。

株式(日経平均)

本日の終値は前営業日比86.57円安の23,331.94円。前引けの日経平均株価は前日比156円53銭安の2万3261円98銭。前場の東証1部の売買高概算は4億8464万株、売買代金は約1兆12億円。値上がり銘柄数は383、値下がり銘柄数は1713、変わらずは81銘柄だった。日経平均株価は4日続落。フランスが全土で1カ月のロックダウン(都市封鎖)を再導入するなど欧州や米国での新型コロナウイルス感染拡大が警戒され、前日のNYダウは943ドル安と急落した。これを受け、東京市場も売り優勢となり、日経平均株価は寄り付きで250円近い下落となり売買を開始した。ただ、売り一巡後は下値に買いが入り下げ渋る展開。75日移動平均線がある2万3100円前後が下値抵抗線となっている格好だ。前日に業績の増額修正を発表したソニー<6758>が急伸していることも、買い安心感を呼んでいる。午後は売り一巡後は下げ幅を縮小した。240円超の下げで寄り付いた後は、一目均衡表の雲の上限にサポートされて下げ幅を大きく縮小した。長め陽線で引けて、これで3日連続での陽線引けとなった。

貴金属

金先限帳入値6330円(前日比-87円)銀先限帳入値78.7円(前日比-3.4円)白金先限帳入値2929円(前日比-33円)パラジウム先限帳入値7500円(前日比-500円)金、銀は総じて続落。金はニューヨーク安を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の戻りが売られたことを受けて軟調となったが、ユーロの底堅い値動きが下支えになった。銀もニューヨーク安を受けて売り優勢となった。欧州の新型コロナウイルスの感染再拡大を受けてドイツやフランスがロックダウン(都市封鎖)を再導入することを発表した。ドイツのメルケル首相は、11月2日から1カ月間、緊急の部分的なロックダウン措置を実施するとした。レストランやバー、ジムやプール、映画館、劇場は閉鎖される。フランスのマクロン大統領も、今週30日から12月1日までの約1カ月、全土で再びロックダウンを実施するとした。リスク回避のドル高となり、米株価が急落した。リスク回避の動きとなるなか、金ETF(上場投信)から投資資金が流出したことも圧迫要因になった。28日のSPDRゴールドの現物保有高は前日比8.466トン減の1258.253トンとなった。米国ではフィラデルフィア市が、市内全域に夜間外出禁止令を出した。警察官による黒人男性射殺に対する抗議行動が続き、大規模な略奪行為があった。ペンシルベニア州は米大統領選の激戦州の1つである。午後の取引では現物価格が1880ドル台に戻し、幾分、下げ幅を縮小も終盤は売り圧力が強く、期先は93~87円安で引けた。銀はニューヨーク銀の急落、現物相場が23ドル台前半まで下落から期先3本が一時77円台まで値を崩した。安値を離れ、78.7円安で引けた。前営業日比は、金標準、金ミニが93~72円安、ゴールドスポットが68円安、銀が6.4円安~変わらず。

石油

原油先限帳入値26240円(前日比-780円)ガソリン先限帳入値38660円(前日比-1010円)灯油先限帳入値41450円(前日比-760円)午前の東京石油市場は下落。欧州を中心に新型コロナウイルスが劇的に再流行していることで主要国ではロックダウンなどの規制が広がっており、石油需要の減少が見通されている。米国でも感染者数の伸びが加速していることから、米大統領選後の混乱が深まることも警戒されている。昨日、米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で原油在庫が増加したことは重しだが、石油製品需要は堅調だった。円相場は1ドル=104円前半で円高がやや後退しているものの、このところの円高基調は継続。時間外取引でニューヨーク原油は堅調。昨日のEIA週報で、留出油に含まれる燃料需要はコロナショック後の最高水準となった。農作物の収穫期にあることからディーゼル燃料の需要が堅調で、過剰在庫の取り崩しにつながっている。ただ、新型コロナウイルスが再流行しているため、足元の需給に関心は向いていない。午後は続落。為替が1ドル=104円台前半のもみ合いとなるなか、前日の海外原油先物がリスクオフの動きから急反落したことに圧迫された。この日のアジアの時間帯の海外原油の夜間取引はもみ合いとなっている。また、この日のドバイ原油の現物も軟調に推移している。主要3油種では、製品の下げ幅がやや大きくなり、一部限月は4ケタ安で引けた。前営業日比は、ガソリンが1130~720円安、灯油が1130~760円安、軽油は出来ずだが、名目値で700円安。原油が810~10円安。中京ガソリンは1000円安~変わらず、灯油は1500円安~変わらず。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値262.0円(前日比-12.3円)TSR20先限帳入値 出来ずRSS3号は、軒並み反落。寄り付きでは、前日の米株の急落の影響からリスクオフの流れとなり、売りが先行した。その後、日中取引の上海ゴムが下落したため、一段安となり、一時制限安まで売り込まれる場面があったが、期先を中心に下げ幅を縮小している。先限は、夜間取引で292.9円まで急騰したのち、日中取引では、制限安となる254.3円まで突っ込んだ。ただ、この水準では、押し目を拾われた。非常の値動きの荒い展開となっているが、ラニーニャ現象の影響から産地が多雨に見舞われ、供給が減少する状況に変わりはない。このため、突っ込んだところは買われやすいとみる。また、中国需要が回復基調にあることも、買い意欲を高めそうだ。午後は、下げ幅を縮小したものの、売り圧力は強かった。TSR20は、出来ず。大引けのRSS3は、前営業日比は15.7~3.2円安、4月限は同12.3円安の262.0円。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は24420円(前日比-270円)とうもろこしは、軒並み3ケタ安、シカゴ急落から売り優勢となり、序盤、期先2本が200円超の下落で推移した。売り一巡後、先限が下げ幅を縮小し、2万4520円まで戻している。シカゴ夜間取引が小反発していることが支援材料。先限が安値を離れた一方、取組高の最も多い期先9月限は320円安で低迷し、サヤは一時500円まで拡大。9月限はわずかに下げ幅を縮小しているが、割安感が目立つ。9月限は先限にサヤ寄せし、2万4200円近くまでの戻りはあるかもしれない。先限は2万4500円台からさらに戻すのは難しいのではないか。午後は正午過ぎに2万4530円まで戻した。しかし2万4500円台は戻り売りが待ち受け、後半から終盤は2万4400円台での取引となった。前営業日比は290~100円安。先限は同270円安の2万4420円。


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