夕刊:2020/11/02

週開けは日本株は大幅反発でスタート。大阪金も大幅反発。オイルは小幅安。

為替

午前中の外為市場はドル円は104.54~104.77円付近で上下。ドイツやフランスなどに続き、英国でもロックダウンが再導入されたことで世界的な景気回復見通しはさらに悪化したほか、原油相場が急落したことは金融市場全般の重しとなったが、ドル円は先週末の水準とほぼ変わらず。財新が発表した10月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)も材料視されていない。目下最大の関心事は明日の米大統領選であり、ドル相場や円相場の動意は限られている。ユーロドルは1.16ドル半ばで推移し、先週末の安値圏で底ばい。欧州で新型コロナウイルスが爆発的に再流行しており、欧州中央銀行(ECB)の追加緩和は避けられないとみられている。ユーロ円は121円後半でもみ合い。豪ドル円は73.19円付近、カナダ円は78.22円付近まで下落。原油安が重しとなったが、週明けの原油安が後退すると豪ドル円やカナダ円は下げ幅を消した。ポンド円は135.06円付近まで下げた後、135円前半で推移。ロックダウンの再導入を背景としたポンド売りは目立たなかった。午後のドル円は104円70銭前後での推移となった。週明けは、新型コロナウイルス感染拡大などを嫌気して先週末終値水準から若干ドル売り円買いの場面が見られたが、その後ドル買いの動きが強まり午前中に104円77銭まで上昇。その後は104円70銭是後でのレンジ取引に終始した。明日の米大統領選をはじめ、4日、5日の米FOMC、6日の米雇用統計と、重要イベントが今週この後に予定されていることもあり、積極的な取引を手控えるムードが広がった。ユーロドルは頭の重い動きとなり、午後に入って1.1630前後まで値を落とした。週末に英国が1カ月のロックダウンを決定するなど欧州で広がる新型コロナウイルス感染拡大を嫌気して売りが強まる格好に。ポンドドルも朝の1.29台半ばから1.2900前後まで売りが出る展開に。ドル円の下げもあって先週末の135円60銭前後から135円00銭台まで下げた後、135円40銭台を回復していたポンド円も、午後のポンド売りに135円10銭前後へ値を落とした。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は318.35円高の23295.48円。前日比前引けの日経平均株価は前週末比326円29銭高の2万3303円42銭と急反発。東証1部の売買高概は5億9302万株、売買代金概算は1兆1008億8000万円。値上がり銘柄数は1613、対して値下がり銘柄数は486、変わらずは66銘柄だった。前場の東京株式市場は、前週末の米国株市場でNYダウなど主要株指数が揃って下落しリスク回避ムードにあったものの、主力株をはじめ買い戻しが優勢となり日経平均は急反発に転じた。決算発表が本格化するなか、好決算を発表した銘柄を中心に買い向かう動きが顕在化した。前週は週を通じて下値模索が続いたが、きょうはその反動もあり先物を絡めた買い戻しも全体指数に浮揚力を与えた。前場の売買代金は1兆円を上回った。米大統領選の投開票をあすに控え、大統領選通過後は全体相場が高くなるとの観測が空売り玉を買い戻す動きにつながり、全体相場の押し上げに寄与したとの見方も出ていた。全体売買代金は前週半ばを境に厚みが加わっている。

貴金属

金先限帳入値6348円(前日比+78円)銀先限帳入値80.7円(前日比+2.6円)白金先限帳入値2888円(前日比+48円)パラジウム先限帳入値7500円(前日比0円)金、銀は総じて反発。金はニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、円安やドル建て現物相場の押し目が買われたことを受けて堅調となった。銀はニューヨーク高を受けて期先3本が買い優勢となった。ユーロ圏の域内総生産(GDP)が予想以上に回復したことを受けてユーロが買い戻された。第3四半期のユーロ圏のGDP速報値は前期比12.7%増となり、事前予想の9.4%増を大幅に上回った。第2四半期の11.8%減から急回復した。ただ新型コロナウイルスの感染再拡大を受けてドイツとフランスがロックダウン(都市封鎖)を再導入しており、景気は二番底に向かうとみられている。英国も31日、イングランドのロックダウンを発表した。5日から12月2日までの約1カ月間。ニューヨーク市場では、ハイテク大手の売りを受けて株価が急落し、リスク回避の動きとなった。新型コロナウイルスの感染再拡大に加え、米大統領選に対する不安感から売りが出た。ドル安も一服しており、リスク回避の動きが続くと、金の上値を抑える要因になりそうだ。午後に入ると、ドル建て現物相場の上げ一服に上値を抑えられたが、円安を受けて押し目は買われた。銀はニューヨーク高を受けて期先3本が買い優勢となった。前営業日比は、金標準、金ミニが75~85円高、ゴールドスポットが78円高、銀が2.7円安~3.1円高。

石油

原油先限帳入値24790円(前日比-円)ガソリン先限帳入値37350円(前日比-50円)灯油先限帳入値39890円(前日比-140円)東京石油市場は下落も下げ幅を縮小。新型コロナウイルスが爆発的に再流行している欧州で、フランスやドイツに続き英国でもロックダウンが再導入されたことから週明けのニューヨーク時間外取引が急落して始まったが、売りが後退している。イラクの北部や南部でパイプラインが爆発しており、クルド自治政府は北部の爆発をテロ攻撃と断定したことから、南部の爆発の背景にも思惑が広がっている。明日の米大統領選を控えた買い戻しも下支え要因。日中取引開始後、東京原油先限の新甫2021年4月限は2万4450円で発会した後、2万4360円まで下げた。先限として5月以来の安値を更新した。イラク南部のサマワ付近でガス・パイプラインが爆発し、少なくとも3人が死亡し、50人以上が負傷した。爆発の原因は不明。ただ、当局者によると以前にもこの付近ではパイプラインからの漏れがみつかっているという。午後は総じて続落。30日の海外原油先物が小幅続落となったことや、週明けのアジアの時間帯の夜間取引でも朝方に急落してさらに安値を更新したことに圧迫さた。ただ、為替が1ドル=104円台後半ままで円安に振れていることで、下げ幅は抑制された。また、この日のドバイ原油の現物も急落している。主要3油種は灯油5月限が小幅高で引けたことを除くと、軒並み軟調に引けた。また、原油、ガソリンは期近を除く5本、灯油は1、4月限が一代安値を更新した。なお、原油10月限の最終決済価格は2万6920円。前営業日比は、ガソリンが590~50円安、灯油が270円安~50円高、軽油は出来ずだが、名目値で100円安。原油が420~70円安。中京ガソリンは3000円安~2100円高、灯油は300円安~1400円高。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値230.2円(前日比-20.0円)TSR20先限帳入値 出来ずRSS3号は、期先主導で総じて反発。30日の東京夜間が下落したうえ、同日の上海夜間も大幅安となったことから、期先を中心に売りが先行し、一時制限安まで売られる限月もあった。先限は、今日の日中取引で制限安まで売られれ、230.2円まで下落する場面があった。その後、240.9円まで戻し、再度、232円台まで売られるなど、値動きが荒い展開となっている。ゴム需給をみると、ラニーニャ現象の影響から、年末にかけてタイトになるとの見方があり、11月限は前日比0.4円安の308.4円と下げ幅を限られている。このため当先の逆ザヤは、75円前後まで拡大しており、目先、サヤ修正の動きが出てきそうだ。午後も売り圧力強く、先限は20円安の230.2円で今日の安値引け。期近11月限は小幅安で推移したが、午後は下げ幅を拡大した。TSR20は出来ず。大引けのRSS3は、前営業日比は20.1~10.0円安、4月限は同20.0円安の230.2円。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は24100円(前日比-210円)とうもろこしは期先3本が上昇。先限は寄り付き直後に150円高まで上げ幅を拡大した後、50円安に反落。その後、前日終値を挟んでもみあいながら、小幅高で推移。10月30日のシカゴコーンが総じて小幅高、円相場が1ドル=104.70円台に下落にも週明けのシカゴ夜間取引が反落調となり、押し目買いは盛り上がっていないが、堅調。先限は強含み。10月30日の終値を挟んでの取引だが、2万4300円割れは買い拾われ、小じっかり。明日が祝日で休場となるため、見送りムードが強く、玉の出方次第ではあるが、期先は堅調な値動きを維持か。午後は地合いを緩めて210円安の2万4100円まで下げ幅を拡大して、今日の安値で引けた。シカゴ夜間取引の下落とテクニカル要因から売り優勢。前営業日比は230円安~80円高。先限は同210円安の2万4100円。


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