夕刊:2020/11/04

米大統領選挙の結果は未だ判明せずも日経平均株価は大幅高。大阪金もしっかり。オイルは大幅高。

為替

東京外為市場は全般に、株価にらみの展開となっている。東京序盤では時間外取引での米国株先物の大幅上昇を背景にリスク選好のドル安、円安が進んだ。しかし、東京中盤では米国株先物のマイナス転換や日経平均株価の上げ幅縮小を受けてドル安、円安が一服し、クロス円は早朝からの上昇を帳消しにしている。米大統領選の各州における結果が続々と伝えられており、警戒感が強まっているもよう。10月の中国の財新サービス業購買担当者指数(PMI)が午前10時45分に公表され、56.8となった。前回値の54.8や市場予想の55.0を上回ったが、豪ドル円は74円台半ばから前半へと弱含んでおり、為替市場に与える影響は限定的のもよう。カナダ円はクロス円全般の上昇も相まって、午前8時40分頃に79.88円近辺まで強含んだ。しかし、80円台回復はならずに、東京中盤は79.18円近辺まで弱含んでいる。新型コロナウイルスの感染者数減少に伴い、カナダ最大の都市トロントにおける屋内での食事やジムを14日に再開する方向と報じられているが、米大統領選に市場の関心が向かう中、カナダドルに与える影響は限定的のようだ。午後の為替相場は相次いで発表される米大統領選の各州における選挙結果をにらみながら、上下に振れる展開が続いている。時間外取引での米国株先物のプラス圏回復、さらに上げ幅拡大を受けて、昼ごろからドルが全面高となり、ドル円は105.34円付近まで上値を伸ばした。しかし、米国株先物は午後になって再びマイナス圏に沈んでおり、終盤の為替市場では一転してドル安となり、ドル円は104.75円前後まで一時弱含んだ。ユーロドルは荒い値動きとなっている。午前9時過ぎに1.1770ドル近辺まで強含んだが、一目均衡表の雲の上限に上値を阻まれると急落し、昼前には7月25日以来の安値水準である1.1603ドル近辺まで下落。午後は1.16ドル台後半まで戻している。ポンドドルも荒い値動きとなっているが、午後は1.3000ドル前後でもみ合いとなっている。昼前には1.2935ドル近辺まで弱含んだが、英中銀(BOE)の政策金利発表やベイリー総裁の会見をあす5日に控えて、ポンド売りは一服している。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比399.75円高の23695.23円。前引けの日経平均株価は前営業日比330円90銭高の2万3626円38銭と大幅続伸。東証1部の売買高概算は6億3421万株、売買代金概算は1兆2298億3000万円。値上がり銘柄数は1325、対して値下がり銘柄数は752、変わらずは99銘柄だった。きょう前場の東京株式市場は、前日の欧米株が大きく買われた流れを受けて主力株をはじめ広範囲にリスクを取る動きが優勢となった。米大統領選はバイデン候補有利との見方が強まり、大型の追加経済対策への期待感から先物主導で日経平均は上げ幅を広げた。ただ、トランプ大統領も接戦に持ち込んでおり、カギを握る激戦州のフロリダの行方など不透明な状況で買い一巡後はやや上値が重くなっている。前場の売買代金は1兆2000億円台に膨らんだ。午後は米大統領選の開票状況を眺めて、プラス圏での振幅となった。米国株の大幅高を背景に高寄りした。その後は、米大統領選の開票状況により上下に振幅を見せ、後場は堅調に推移して陽線引けした。大きく上昇したことで、25日移動平均線を回復しており、5日移動平均線は上向きに転じている。

貴金属

金先限帳入値6411円(前日比+63円)銀先限帳入値80.2円(前日比-0.5円)白金先限帳入値2913円(前日比+25円)パラジウム先限帳入値7619円(前日比+119円)金、銀は続伸。金はニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、米大統領選の開票待ちとなるなか、ドル安一服を受けて上げ一服となった。銀もニューヨーク高を受けて買い優勢となった。米大統領選で民主党のバイデン元副大統領が圧勝するとの見方から株高に振れ、リスク選好のドル安となった。民主党が勝利すると、大規模な景気刺激策が策定されるとみられている。ただ選挙の鍵を握る激戦州では混戦となっていることや、郵便投票の集計に時間がかかるため、勝者確定が遅れる可能性が出ている。目先は開票の行方を確認したい。米金融大手のゴールドマン・サックスなどは、新型コロナウイルス感染急増で欧州の一部の国でロックダウン(都市封鎖)が再導入されたことを受け、域内の第4四半期経済見通しを引き下げた。イタリアも封鎖措置を再導入するとしており、欧州経済の先行き懸念が残る。一方、米経済指標は好調だが、新型コロナウイルスの感染拡大で先行き不透明感が残っている。10月の米ISM製造業景気指数は59.3と前月の55.4から上昇し、2018年11月以来の高水準を付けた。9月の米製造業新規受注は前月比1.1%増と、前月の0.6%増から伸びが加速し、事前予想の1%増も上回った。午後の取引は円安、現物相場の戻りから再上昇となり、全限月が60円超の上昇で引けた。銀はまちまち。序盤はニューヨーク高を受けて期中先が買い優勢となった。しかしニューヨーク銀の夜間取引の反落から期先が売り優勢となった。

石油

原油先限帳入値275500円(前日比+2760円)ガソリン先限帳入値40390円(前日比+3040円)灯油先限帳入値42620円(前日比+2730円)石油市場は急伸。休場明けは大半の限月が2000円超の上げ幅となっている。米大統領選に向けてリスク選好的な動きが強まった。新型コロナウイルスの再流行で軟化していた海外原油は大きく切り返している。ただ、米大統領選の開票作業が行われているなかで、国内外の石油市場の戻りは一巡している。時間外取引でニューヨーク原油は上昇しているが、高値からは失速。米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計で、原油在庫は前週比801万バレル減となった。季節的に石油製品需要が強い時期ではなく、原油消費量は高まらないものの、過剰在庫の取り崩し傾向が続いているようだ。留出油は前週比57万7000バレル減と、在庫調整がさらに進展したもよう。午後は総じて続落。為替が1ドル=104円台後半で若干円安に振れるなか、国内祝日中に海外原油先物が2営業日で大幅続伸していること支援された。この日のアジアの時間帯の夜間取引はいったん軟化後にさらに戻している。また、この日のドバイ原油の現物も急伸している。主要3油種では、ガソリンの上げ幅が相対的に大きくなり、3000円高を超える限月も多くなった。次に原油の上げ幅が大きく、灯油の上げ幅は若干抑えられた。また、3油種すべて先限が一代高値を更新した。前営業日比は、ガソリンが2550~3270円高、灯油が2590~2770円高、軽油は出来ずだが、名目値で2400円高。原油が2760~2960円高。中京ガソリンは500~2300円高、灯油は1500円安~1600円高。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値210.2円(前日比-20.0円)TSR20先限帳入値 出来ずRSS3号は、大幅続落。寄り付きでは、2日、3日の金融市場全体がリスクオンとなったことから、上海夜間安にも関わらず買いが先行した。だが、その後は、日中取引の上海ゴムが下げ幅を拡大したことや、米株価指数先物がマイナスサイドに振れたことを嫌気して、売りが先行し、一部限月は制限安まで下落している。先限は、連日の暴落となっている。10月29日には292.9円の高値を付けたが、そこから60円超の下落となっている。きょうも大幅安となれば、4日連続で大陰線となる。ゴム需給をみると、依然としてタイトではあるが、3日のタイオファーは67.85バーツまで下落しおり、10月28日の80.64バーツから12.79バーツも下落しており、高値が荷を呼んだようだ。ただ、当先の逆ザヤは、70円弱まで拡大しており、目先、サヤ修正の動きが出てきそうだ。午後は日中取引の上海ゴムが再び地合いを緩めると、売りが先行し、大幅安となった。4本が制限安で取引を終えた。TSR20は出来ず。大引けのRSS3は、前営業日比は20.1~19.3円安、4月限は同20.0円安の210.2円、

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は24250円(前日比+150円)とうもろこしは期中先が上昇。3日のシカゴ高や、原油、貴金属などの他商品高から買い優勢。先限は序盤早々に2万4400円まで急上昇。買い一巡後に上げ幅を縮小。2万4300円割れも2万4200円台後半で堅調に推移。先限は、期先9月限、期中5月限とともに3ケタ高。先限は上げ幅を縮小しているが、11月限の発会値2万4280円が支持線。先限は、先月16日に先限つなぎ足でチャート上で空けたギャップ(窓)をほぼ下に埋めた。しかし2万4000円割れは長く続かず、日中取引は11月限の発会値とともに25日移動平均線が通る2万4270円を維持。午後は2万4190円まで上げ幅を縮小した。安値を離れたが、11月限の発会値2万4280円を維持できずに引けた格好となった。期近2本は小幅安。前営業日比は40円安~260円高。先限は同150円高の2万4250円。


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