夕刊:2020/11/05

日経平均株価は大幅続伸で24000台乗せる。ゴールドはまちまち。オイルは小幅安。

為替

前場の外為市は、ポンドが弱含んでいる。ポンド円は135.09円付近まで、ポンドドルは1.2933ドル付近まで下落し、戻りは鈍い。本日16時に予定されている英中銀(BOE)の金融政策発表に関し、英紙が「会合でマイナス金利を検討しているもよう」、「約1500億ポンドの量的緩和(QE)拡大を発表へ」と報じ、ポンド売りが優勢となっている。全体相場が円高、ドル高に傾く中で、豪ドル円は74.56円付近まで、豪ドル/ドルは0.7145ドル付近まで下落。午前9時30分に発表された豪州の9月貿易収支の結果は前回値や市場予想を上回ったが、豪ドルの値動きに与える影響は限定的となった。カナダ円は79.19円付近までじり安となっている。時間外取引でWTI原油価格が下落しており、産油国通貨のカナダドルが売られている。原油安は米国内の新型コロナウイルス感染拡大が背景にあり、米国では4日、新規感染者10万2591人となり、1日としては過去最多となった。午後の外為市場は、朝方にミシガン州とウィスコンシン州をバイデン氏が抑え、勝利の可能性が一気に強まったことなどを受けて104円台半ばから104円20銭台に値を落としたあと、104円台30銭前後でのもみ合いが午後まで続いた。依然として情勢は不透明という見方が強いだけに、積極的な取引を手控える動きも。この後16時に英中銀金融政策会合(MPC)結果発表、議事要旨公表、四半期インフレ報告発表、その後に総裁会見とスーパーサーズデーとなっている英ポンドは、1.2960前後での推移。朝方、1.30手前から1.2930台まで下落する動きを見せた後、そのレンジの中での振幅に終始している。一部でマイナス金利への期待感があるようで、朝のポンドの売りにつながった面も。少なくとも量的緩和の拡大は見込まれている。週末にロックダウン再開が決められたことなどを受けての四半期インフレ報告での今後の見通しの変化や、総裁会見での今後の姿勢などにも注目があるまっている。ポンド円も朝方135円70銭台から135円10銭台まで落とし、その後は135円20銭台でもみ合いに。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比410.05円高の24105.28円。前引けの日経平均株価は前営業日比234円38銭高の2万3929円61銭と続伸。東証1部の売買高概算は5億7685万株、売買代金概算は1兆1578億4000万円。値上がり銘柄数は1255、対して値下がり銘柄数は814、変わらずは102銘柄だった。きょう前場の東京株式市場は、前日の欧米株が大幅高となったことを好感して広範囲にリスクを取る動きが優勢となった。アジア株も総じて堅調で投資家心理改善を後押しした。米大統領選の結果はまだはっきりしていないものの、議会選挙で上院を共和党が制し米長期金利が低下したことなどを背景にハイテク株が買われ全体を牽引する形となった。値上がり銘柄数は全体の6割弱にとどまったが、売買代金は1兆円を上回っている。午後は一段と上値を伸ばした。連日の大幅高となり、24,000円の大台に乗せた。この3日間での上げ幅は1,100円超に達している。

貴金属

金先限帳入値6409円(前日比-2円)銀先限帳入値81.4円(前日比+1.2円)白金先限帳入値2928円(前日比+15円)パラジウム先限帳入値7519円(前日比-100円)金は反落、銀はまちまち。金は円高を受けて売り優勢で始まった。その後は、円高が圧迫要因になったが、ドル建て現物相場の堅調を受けて押し目は買われた。銀は先限が小幅高となったが、8月限が下落し、まちまちとなった。米大統領選は接戦となり、予想された「ブルーウェーブ」(民主党の圧勝)は起こらなかった。米民主党は上院で過半数を獲得できない見通しとなり、大規模な財政支出への期待が後退した。株高を受けて欧州時間にドル高が一服したが、選挙結果を巡って法廷で争われる可能性が出ており、リスク回避の動きが警戒される。4日のSPDRゴールドの現物保有高は前日比3.502トン減の1252.416トンとなった。米大統領選の勝者確定が遅れ、リスク回避の動きになるようなら、投資資金が流出することになりそうだ。10月の米ISM非製造業総合指数(NMI)は56.6と、9月の57.8から低下した。また10月の全米雇用報告は、民間部門雇用者数が36万5000人増と、事前予想の65万人増を下回った。新型コロナウイルスの感染拡大で経済活動が失速しつつある。大規模な景気刺激策に対する期待感も後退しており、景気の先行き懸念が高まる可能性がありそうだ。午後の取引はわずかだが下げ幅拡大する限月が目立った後、終盤にかけて現物価格の上昇から戻り歩調となった。引けにかけて再度、売りが優勢となり、期先3本は1ケタ安で引けた。銀は期先2本が上昇に続き、期近2月限も買い優勢。現物高が支援材料。前営業日比は、金標準、金ミニが11円安~12円高、ゴールドスポットが15円安、銀が0.1円安~1.3円高。

石油

原油先限帳入値27050円(前日比-500円)ガソリン先限帳入値39800円(前日比-590円)灯油先限帳入値42170円(前日比-450円)東京石油市場は軟調。前日に急伸した反動から利益確定の売りがやや優勢となっている。米大統領選ではバイデン氏が選挙人の獲得数を伸ばし、過半数に近づいているものの、トランプ陣営が集計に物言いをつけており、次期の大統領を巡って法廷闘争が始まろうとしているが、金融市場に目立った混乱はみられない。円相場は1ドル=104円前半で推移し、前日と比較するとやや円高。時間外取引でニューヨーク原油は軟調。昨日発表された10月の米ISM非製造業景気指数で、内訳の雇用指数は50.1まで低下した。前回は51.8だった。景気判断の分岐点である50を2ヶ月連続で上回ったとはいえ、サービス業の雇用回復は順調ではなさそうだ。明日は10月の米雇用統計が発表される。午後の石油市場は反落。前日の海外原油先物が続伸したものの、すでに前日の国内大引け時点でかなり上昇していたことや、為替が1ドル=104円台前半まで円高に振れるなか、この日のアジアの時間帯の海外原油の夜間取引が軟化していることで、日中取引では、前日の棒上げに対する修正安模様となった。この日のドバイ原油の現物は堅調だが、朝方の高値からは反落している。前営業日比は、ガソリンが670~340円安、灯油が550~260円安、軽油は出来ずだが、名目値で500円安。原油が530~300円安。中京ガソリンは出来ず、灯油は200円安~変わらず。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値216.3円(前日比+6.1円)TSR20先限帳入値 出来ずRSS3号は、期近安・期先高。寄り付きでは、上海夜間が反発に転じたことを受けて、期先2本を除いて急反発となった。その後、日中取引の上海ゴムが軟化したことを受けて、売りが優勢となっている。当先の逆ザヤが80円前後まで拡大したが、現在、53円前後まで縮小している。この背景には、産地相場が急落を始めたこと挙げられる。また、直近の下落局面で、産地相場が下げ渋ったことから、期近に比べ、期先の下げが大きかったことも、期先の上昇につながった。現状、期先には割安感もあることから、期先には、買いが入りやすくなりそうだ。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は24370円(前日比+120円)とうもろこしは、まちまち。4日のシカゴ高も円小幅高で限月間で方向性を欠く展開。シカゴ夜間取引が小幅続伸にも反応は鈍く、動意薄。先限は買い優勢も2万4400円を試すに至らず、上げ幅は限定的。先限は、2万4400円が抵抗線となり、2万4380円で頭打ち。21年11月限の発会値2万4280円を上回っているが、期先9月限が2万4000円台を維持できず、手じまい売り圧力が感じられる商状だ


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