夕刊:2020/11/06

貴金属は大幅高だが、大阪金は6500円台キープできず。日経平均株価は続伸。オイルは反落。

為替

午前中の外為市場は、序盤はドル円、ユーロドル、ポンドドルなどでドルの買い戻しが進んだ。前日の海外市場からオセアニア市場にかけてドルが全般に下落したが、調整が入った形。ユーロドルは一時1.18ドル台を割り込んだが、東京中盤には値を戻し、下げをほぼ帳消しにしている。NZドルが堅調に推移しており、NZドル円は70.32円近辺まで、NZドル/ドルは0.6787ドル近辺まで強含んでいる。ニュージーランドのアーダーン政権は本日より2期目が始動する。日本時間早朝に行われた式典で、首相は新型コロナウイルスで打撃を受けた経済の回復に意欲を示しており、好感したNZドル買いが入っているようだ。豪ドル円は75円台前半、豪ドル/ドルは0.72ドル台後半でもみ合い。豪州中央銀行(RBA)が「四半期金融政策報告」を公表し、「さらなる利下げは考えておらず、債券買い入れに焦点」や「インフレが2-3%の目標に戻るまで利上げは行わない」などの声明が出されたが、豪ドルの値動きに与える影響は限定的となった。午後の外為市場は前日のドル全面安基調に対する調整もあり、午前中に103円70銭台まで上昇も、その後再びドル安基調が強まり、午後に入って103円36銭までと、昨日の海外市場の安値を割り込んで売りが出る展開となった。週末前ということで突っ込んだ動きに対する警戒感が広がり、安値からは少し値を戻したが103円台半ばでの推移となっている。昨日の英中銀金融政策会合(MPC)での追加緩和が、マイナス金利の導入を見送るなど市場の期待ほどではなかったということでポンド買いとなった後を受けた今日のポンド市場。ポンドドルは朝方に1.3157を付けたが、上値はそこまで。その後ドル円などでのドルの買い戻しが午前中に見られたこともあり1.3112までいったん調整が入った。もっともすぐにポンド買いが入る展開に1.31台前半での推移。昨日のMPC前の1.29台前半からのポンド高基調は継続。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比219.95円の24325.23円。前引けの日経平均株価は前日比262円07銭高の2万4367円35銭。東証1部の売買高概算は5億8359万株、売買代金は約1兆2352億円。値上がり銘柄数は1362、値下がり銘柄数は720、変わらずは89銘柄だった。日経平均株価は、終値ベースでは18年10月2日の2万4270円を更新し、1991年11月以来、29年ぶりの高値圏に上昇した。為替は1ドル=103円60銭前後と急激な円高が進むなか、寄り付き段階では前日比29円安と小反落でスタートした。しかし下値には買いが入り、すかさずプラス圏に浮上。前日のNYダウが542ドル高と急伸しており、米株高を追い風に上値を切り上げる展開となっている。鉄鋼や海運、機械株など景気敏感株が高い。午後は円高を受けて安寄りしたものの、その後はプラス圏に転じて上値を伸ばした。安寄り後に大きく上値を伸ばして、4日連続の陽線引けとなった。この4日間での上げ幅は1300円超に達している。25日移動平均線のからのかい離率は3.39%前後まで拡大している。

貴金属

金先限帳入値6460円(前日比+51円)銀先限帳入値83.3円(前日比+1.9円)白金先限帳入値2976円(前日比+48円)パラジウム先限帳入値7887円(前日比+368円)金、銀は上昇。金はニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、円高が一服したが、ドル建て現物相場の上げ一服に上値を抑えられた。銀もニューヨーク高を受けて買い優勢となった。米大統領選は接戦だが、民主党のバイデン元副大統領が優勢となった。トランプ米大統領が不正を理由に法廷闘争に持ち込むとしているが、選挙結果に影響しないとの見方もあり、現時点で材料になっていない。開票の行方を引き続き確認したい。一方、上院選で共和党が過半数を維持する見通しとなり、大規模な政策変更は阻止されるとの見方が株価を押し上げる要因となった。民主党が過半数を獲得すると、規制強化で株安に振れるとみられていた。イングランド銀行(英中央銀行)は金融政策委員会で量的緩和措置の資産購入プログラムを1500億ポンド拡大して8950億ポンドとすることを決定した。また英国のスナク財務相は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を受け2000億ポンド規模の追加経済支援策を発表した。英中銀の追加緩和はポンド安を促す要因だが、リスク選好の株高によるドル売りからポンドは逆に上昇し、ドル安要因となった。一方、米連邦公開市場委員会(FOMC)で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0~0.25%に据え置くことを決定した。新型コロナウイルスの感染拡大と米大統領選の結果を巡る先行き不透明感で経済が脅威にさらされるなか、景気回復支援に向けあらゆる手段を尽くすと改めて表明した。午後に入ると、円高再開やドル建て現物相場の軟調を受けて上げ幅を縮小した。銀もニューヨーク高を受けて買い優勢となった。前営業日比は、金標準、金ミニが36~56円高、ゴールドスポットが59円高、銀が1.9~3.6円高。

石油

原油先限帳入値26140円(前日比-690円)ガソリン先限帳入値39100円(前日比-700円)灯油先限帳入値41600円(前日比-570円)東京石油市場は軟調。米国でも新型コロナウイルスの流行がまた強まっていることが需要見通しを悪化させている。米大統領選の勝敗が判明していないことや、リスク選好的な円高・ドル安も圧迫要因。円相場は1ドル=103円半ばで推移し、3月以来の円高水準にある。時間外取引でニューヨーク原油は続落の動き。中南米に上陸していた熱帯性低気圧「エータ」は再び海上へと移動した。今後は熱帯性暴風雨まで勢力を強めてキューバへ向かう見通し。キューバに上陸した後は再び進路を変えて米メキシコ湾岸に向かうとみられている。午後は続落。為替が1ドル=103円台半ばまで円高に振れていることや、前日の海外原油先物が反落して、この日のアジアの時間帯の夜間取引でさらに崩れていることに圧迫された。また、この日のドバイ原油の現物も軟調に始まり、午後に一段安となっている。国内夜間取引の後半以降はおおむね右肩下がりの展開となり、とくに日中取引の午後に下げ幅を拡大した。前営業日比は、ガソリンが820~500円安、灯油が870~480円安、軽油は出来ずだが、名目値で600円安。原油が710~550円安。中京ガソリンは出来ず、灯油は出来ず。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値222.3円(前日比+6.0円)TSR20先限帳入値 出来ず。RSS3号は、軒並み高となっている。寄り付きでは、上海夜間が上昇したものの、前日のゴムRSS3夜間の上げ幅が大きかったことから、売りが優勢となった。その後、日中取引の上海ゴムが軟化したことから、上げ幅を削る展開となっている。軒並み高となっているものの、高値からは大きく値を削っている。期先4月限は、一時228.5円まで上昇したものの、222円台まで水準を引き下げている。この背景には、上海ゴムの戻りが鈍いことが挙げられる。上海ゴムの中心限月1月限は、10月29日に1万6635元まで上昇したのち、11月4日には1万4655元まで急落している。その後の戻りも1万5200元付近では上値が重くなっている。午後は、日中取引の上海ゴムがマイナスサイドに転じると、売り圧力が強まり、上げ幅を削る展開となった。TSR20は出来ず。大引けのRSS3は、前営業日比は0.5~6.0円高、4月限は同6.0円高の222.3円、

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は24480円(前日比+110円)とうもろこしは、総じて上昇。5日のシカゴ高、1ドル=103円台半ばの円高と強弱材料が交錯するなか、期先2本は3ケタ高を維持。序盤、期中5、7月限は小幅安で推移したが、5月限がプラスサイドに浮上。先限は2万4500円割れとなったが、2万4460円で買い支えられ、2万4500円台に再上昇。先限は、堅調。日足は3日連続で陽線引けになりそうな気配。買い方としては心理的に2万4500円台を維持して週末を迎えたい場面。午後は先限は日中取引では2万4460~2万4550円のレンジで推移。終盤は2万4500円台に乗せることはなかったが、堅調に推移し、100円高で引けた。前営業日比は10円安~110円高。先限は同110円高の2万4480円。


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