夕刊:2020/11/09

大阪金は大幅高。日経平均株価も大幅続伸で25000円台が射程圏内に。オイルもしっかり。

為替

午前中の外為市場はポンドが堅調。ポンド円は136.28円付近まで、ポンドドルは1.3193ドル付近まで上昇している。英国と欧州連合(EU)による自由貿易協定(FTA)など将来の関係をめぐる交渉が9日から再開すると伝えられ、材料視されているようだ。英国のジョンソン首相は「大枠はすでに明確になっている」とし、合意へ意欲を示したとされる。トルコリラ円は12.40円前後まで強含みの展開。トルコの財務相が8日に辞任を表明し、その前日には中銀のウイサル総裁が解任されていた。市場では財務相や中銀総裁の手腕が疑問視されていたため、ポジティブと受け取められているもよう。カナダ円が朝方につけた本日安値79.09円付近からリバウンドを続けている。前週は原油価格が弱含んだが、週明けは買い戻しなどによって時間外取引で上昇しており、産油国通貨のカナダドルが選好されているようだ。午後の外為市場は米大統領選挙が一応の決着がついたことなどを受けて、リスク選好の動きが優勢に。日経平均の大幅高をはじめ、アジア株全般に上昇が目立つ中でドル売り円売りの動きとなった。ドル円は朝方ややドル売りの動きが優勢となった後はもみ合いに終始していたが、午後に入って円売りの動きが強まり103円台半ばを回復。ユーロ円が先週末に上値を抑えた123円ちょうどを超えて上昇するなど、円安の動きが全般に強まった。ユーロドルは1.1890台での推移。1.1900前後の売りが頭を抑えており、大台超えの動きに慎重も、押し目も限定的に。ドル安円安の中、ユーロは対円でもしっかりとなり123円10銭前後まで。前週末に上値を抑えた123円ちょうど前後を超える動きに。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比514.61円高の24839.84円。前引けの日経平均株価は前営業日比473円99銭高の2万4799円22銭と大幅続伸。東証1部の売買高概算は5億7379万株、売買代金概算は1兆2188億7000万円。値上がり銘柄数は1177、対して値下がり銘柄数は904、変わらずは87銘柄だった。きょう前場の東京株式市場は朝方から買い優勢で始まり、その後も主力株が買われ、日経平均は次第高の展開で水準を切り上げ一時500円超の上昇となった。2万4800円近辺では目先筋の利益確定売り圧力も強いが、それを吸収し高値圏での推移を続けた。外国為替市場では1ドル=103円台前半の円高に振れているが、自動車や電機などの輸出セクターはそれを気にするムードもない。米大統領選はバイデン氏勝利がほぼ決まったことで不透明感が払拭されたほか、前週末に発表された10月の米雇用統計の結果も良好でリスクオンの流れを加速させる格好となった。ただ、日経平均偏重型の上昇であり、値上がり銘柄数は全体の54%にとどまっている。午後は上値を伸ばして、5日続伸となった。5日連続での陽線引けとなっており、25,000円の節目が視野に入ってきた。25日移動平均線のからのかい離率は5.26%前後まで大きく拡大している。

貴金属

金先限帳入値6534円(前日比+74円)銀先限帳入値86.0円(前日比+2.7円)白金先限帳入値3005円(前日比+29円)パラジウム先限帳入値8017円(前日比+130円)金、銀は続伸。金はニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の上げ一服に上値を抑えられたが、リスク選好の動きを受けて押し目を買われた。銀もニューヨーク高を受けて買い優勢となった。金はドル安が支援要因になった。米大統領選で民主党のバイデン元副大統領が勝利する見通しであることや米連邦準備理事会(FRB)の追加緩和見通しなどを背景にドル安に振れた。バイデン氏は7日夜に勝利宣言を出した。トランプ氏が不正を理由に法廷闘争に持ち込むとしているが、市場ではバイデン氏勝利の見方が強い。10月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比63万8000人増と、前月の67万2000人増から伸びが鈍化した。新型コロナウイルス感染が各地で再拡大し、政府支援が先細る中、景気回復ペースが失速している兆候が改めて示された。午後に入ると、ドル建て現物相場の堅調を受けて上値を伸ばした。銀もニューヨーク高を受けて買い優勢となった。前営業日比は、金標準、金ミニが70~91円高、ゴールドスポットが87円高、銀が変わらず~2.7円高。

石油

原油先限帳入値26850円(前日比+480円)ガソリン先限帳入値39610円(前日比+510円)灯油先限帳入値42000円(前日比+400円)東京石油市場は堅調。新型コロナウイルスの再流行を背景に先週末の海外原油は続落したが、週明けの時間外取引でニューヨーク原油12月限は1ドル超の反発の動きとなっている。米大統領選後、バイデン氏が勝利宣言を行い、週明けの金融市場はリスク選好的な雰囲気となっている。米株価先物が上値を伸ばしているほか、日経平均株価はバブル後の最高値を塗り替えた。ただ、円相場は1ドル=103円前半で円高・ドル安推移し、国内石油市場の重しとなっている。石油輸出国機構(OPEC)加盟国であるリビアの生産量が日量100万バレルの大台を回復した。同国の国営石油会社(NOC)が発表した。パイプラインの封鎖が解除された後は急激なペースで生産量が上向いている。ただ、生産能力の上限が近づいていることから、そろそろ増産は頭打ちとなりそうだ。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値215.4円(前日比-6.9円)TSR20先限帳入値 出来ずゴムRSS3号は、軒並み反落。寄り付きでは、上海夜間が急落したことを受けて、大幅安となった。期先4月限は、一時208.1円まで水準を引き下げた。その後は、日中取引の上海ゴムが下げ幅を縮小していることなどから、ゴムRSS3号も下落幅を狭めている。期先4月限は、一時208.1円まで下落し、5日の安値206.8円に接近する場面があった。ただ、5日と同様に210円以下の水準では買い意欲が強く、薄商いの中、一時222円台まで急伸した。値動きが軽くなっている。午後は一時小高くなる限月も見られたが、戻り売り圧力は強く、午後3時前から下げ幅を拡大し、先限は215円台で引けた。11月当限は20円安で今日の安値引け。TSR20は出来ず。大引けのRSS3は、前営業日比は20.0円安~変わらず、4月限は同6.9円安の215.4円。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は24330円(前日比-150円)とうもろこしは、まちまち。前半の取引で期先3本が下落。6日のシカゴ期近安、円相場が1ドル=103円台前半に上昇が弱材料。その後、まばらな商いのなか、期先9月限、先限がプラスサイドに反転し、小幅高で推移。閑散商いで玉の出方次第の展開。先限は、小じっかり。特に新規買い材料はないが、小高く推移。シカゴ夜間取引は序盤、強含みで推移したが、小幅安に軟化しており、出来高を増やす買い材料にはならず、閑散商い。午後は先限は引けで150円安まで急落して引けた。円が103円台半ばに小反落も買い戻し要因にならず。前営業日比は210円安~変わらず。先限は同150円安の2万4330円。


掲載内容は情報提供を目的としております。情報につきましては細心の注意を払っておりますが、正確さを保証するものではありません。また、取引における判断はお客様ご自身で行って下さい。