夕刊:2020/11/12

日経平均株価は大幅続伸。大阪金は大阪白金ともに軟調。オイルも小幅安。ドル円は105円台前半。

為替

外為市場は、ドル円やクロス円が円高傾向となる中、NZドル円が72円台後半で底堅く推移している。ニュージーランド準備銀行(RBNZ)のホークスビー総裁補佐がマイナス金利導入に否定的な姿勢を示したことで、NZドルが選好されている。NZドル/ドルは0.6915ドル付近まで強含む場面がみられた。ドル円は105.20円近辺まで一時弱含み、つれてユーロ円なども下落している。前日に続いて、本日も国内輸出企業からのドル売り・円買いが観測されているとの一部報道が見受けられている。ポンドドルは1.3220ドル前後でもみ合い。英国のコロナ死者が5万人を超え、欧州で最多などのネガティブなニュースが伝えられているが、ポンドの値動きに与える影響は限定的となっている。日本時間早朝には、アイルランド外相が英国と欧州連合の貿易交渉をめぐり、今週中の決着は困難との見通しを示したことも報じられているが、マーケットの反応は薄い。午後に入ってドル円、クロス円で円買いがやや優勢な展開となった。前日海外市場の動きもあって朝方はしっかりの展開となったドル円は、午前10時過ぎにドル売り円買いが入り105円21銭まで。その後は少し戻してもみ合いが続いたが、戻りの鈍さもあって午後に入ってドル売り円買いの動きが強まり、105円20銭割れまで値を落とした。ユーロ円は朝方124円20銭台での堅調な動きを見せたが、ドル円同様に10時過ぎに売りが入り高値から値を落とすと、午後に入ってもう一段の円高となり123円80銭台まで値を落としている。午前中に中銀副総裁がマイナス金利の導入に消極的な発言をおこなったNZドルは、発言後の買いが一巡した後はNZドル売りの動き。対ドル、対円で頭の重い展開に。EUとの自由貿易協定の合意期限が3日後に迫るポンドドルは1.3220前後での推移のあと、昼前からポンド売りの動きが優勢となり、午後に入って1.32割れを試すなどやや頭の重い展開に。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比171.28円高の25520.88円。前引けの日経平均株価は前営業日比109円53銭高の2万5459円13銭と続伸。東証1部の売買高概算は6億1015万株、売買代金概算は1兆2115億4000万円。値上がり銘柄数は722、対して値下がり銘柄数は1383、変わらずは70銘柄だった。きょう前場の東京株式市場は、前日の米国株市場でナスダック総合指数が大きく切り返したことなどを受けリスク選好ムードが続いた。新型コロナウイルスの感染拡大に対する警戒感は漂うものの、引き続きワクチン開発期待などを背景に値がさ株を中心とする買いが集まり、日経平均を押し上げた。ただ、全体的には調整色の強い地合いで値下がり銘柄数が1300以上と値上がり銘柄数を大幅に上回っており、TOPIXはマイナス圏で着地している。午後は安値から切り返すなど底堅い推移を見せた。前日までの7営業日で2,300円超の上げとなっており、高値警戒感から利益確定の売りに押される場面も見られた。一時マイナス圏に沈んだものの、底堅い動きとなってプラス圏で引けた。大引けで25,500円の節目に乗せている。

貴金属

金先限帳入値6332円(前日比-46円)銀先限帳入値81.9円(前日比-0.6円)白金先限帳入値2945円(前日比-65円)パラジウム先限帳入値7918円(前日比-382円)金、銀は総じて反落。金はニューヨーク安を受けて売り優勢で始まった。その後は、円安一服が圧迫要因になったが、ドル建て現物相場の上昇をきっかけに地合いを引き締めた。銀もニューヨーク安を受けて軟調となった。新型コロナウイルスのワクチン開発進展による景気回復期待や、ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁の発言などを背景にドル高に振れた。ECB総裁は来月に予定する追加金融緩和では、新型コロナウイルス向けの「パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)」や、市中銀行を対象とした長期資金供給オペ(TLTRO)の拡大が焦点になるという見方を示した。景気回復期待が高まったが、ECBの追加措置が実施される見通しに変わりはなく、先行きに対する楽観的な見方が強い。新型コロナウイルスのワクチン開発はロシアや中国でも進んでおり、各社の発表も確認したい。金ETF(上場投信)から投資資金が流出したことも圧迫要因になった。11日のSPDRゴールドの現物保有高は前日比9.048トン減の1240.741トンとなった。米株式市場では新型コロナウイルスの感染拡大に対する懸念から景気敏感株を売却してハイテク株を買い戻す動きが出た。ただ景気回復期待に変わりがなければ景気敏感株を買い拾う動きが続くとみられる。資金の逃避先となっていた金は利食い売りが出る可能性があり、投資資金の動向を確認したい。午後の取引は現物相場が1870ドル台前半で推移から下値を切り上げる場面があったが、終盤に再度、現物相場が1870ドル割れで軟化し、期先は40円超の下落で引けた。銀はニューヨーク安を期先2本が売り優勢で軟調となった。前営業日比は、金標準、金ミニが49~16円安、ゴールドスポットが32円安、銀が0.9円安~変わらず。

石油

原油先限帳入値29070円(前日比-210円)ガソリン先限帳入値41790円(前日比-200円)灯油先限帳入値44150円(前日比-280円)東京石油市場は売り優勢。米ファイザーや独ビオンテックが開発している新型コロナウイルスのワクチン候補に対する期待感は根強いものの、海外原油が上げ一服となったことから国内市場は全般的に軟調。円相場が1ドル=105円前半で円高・ドル安推移していることも重し。ただ、時間外取引でニューヨーク原油はしっかり。日中取引開始後、東京原油先限は2万8980円まで軟化。夜間取引までの安値をやや下回った。ただ、2万9000円の節目水準が支持となっており、下値は広がっていない。本日は国際エネルギー機関(IEA)が月報を公表する。欧州を中心に新型コロナウイルスが再流行し、ロックダウン(都市封鎖)が再び行われていることから、需要見通しは下方修正される可能性が高い。ただ、石油需要の下振れは明らかであり、下方修正に驚きはない。午後の石油市場は小反落。為替が1ドル=105円台前半のもみ合いとなるなか、前日の海外原油先物が急伸後に急落して結局小幅高で引けたことで、東京石油も高値更新後に大きく崩れて、結局小幅安で引けた。この日のアジアの時間帯の海外原油の夜間取引はもみ合いとなっており、日中取引は比較的小幅な値動きとなった。なお、この日のドバイ原油の現物は軟調に推移している。主要3油種では、原油、ガソリンは期先2本、灯油は期先3本が一代高値を更新したあとに崩れた。原油はこの日も期先2本の出来高が膨らみ、引き続きETF絡みのポジションの限月移行の商いが入ったとみられる。前営業日比は、ガソリンが210~10円安、灯油が410~100円安、軽油は出来ずだが、名目値で300円安。原油が220~30円安。中京ガソリンは出来ず、灯油は変わらず~400円高。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値232.5円(前日比+12.5円)TSR20先限帳入値 出来ずRSS3号は、期近中心に続伸。寄り付き直後は、上海夜間高を背景に買いが先行した。その後、地合いを緩める場面もあったが、日中取引の上海ゴムが3ケタ高となったことを受けて、期近中心に買いが先行している。産地ではラニーニャ現象の影響から、年末に向けて例年より降水量が多くなり、樹液採取作業(タッピング)に支障が出るとの見方が支配だ。予想通りとなれば、中国自動車市場が急回復をするなか、需給ひっ迫観測から、期近は再び急速に地合いを引き締める可能性がありそうだ。午後は日中取引の上海ゴムが力強い上昇をみせると、ゴムRSS3号、大きく水準を引き上げた。TSR20は出来ず。大引けのRSS3は、前営業日比は10.1~13.8円高、4月限は同12.6円高の232.5円、

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は24980円(前日比+80円)とうもろこしは、先限が小反落を除き、続伸。11日のシカゴコーンは期近3本が一代高値を更新する上昇後に売り優勢となり、反落。とうもろこし夜間取引は先限を除き、続伸して推移。日中取引開始後もその流れを引き継ぎ、高もちあい。出来高、取組高の多い先限が小安い状態から抜け出せない。期先9月限りに対し、わずかに下ザヤ~同ザヤとなっている。期近に行くほど高く、ほぼバックワ―デーションが完成。昨日、当先の除く限月が一代高値を更新したが、その後の夜間取引で1月当限と11月先限が一代高値を更新。先限が小安くなっているとはいえ、買い方に有利な値位置にある。午後に入り、プラスサイドに浮上し、2万4980円で引けた。前営業日比は80~1300円高。先限は同80円高の2万4980円。


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