夕刊:2020/11/13

大阪金は小幅高。日経平均株価は反落も25000円台はキープ。オイルは小幅安。ドル円は105円を割れる。

為替

午前中の外為市場は、円高が全面的に進んでおり、ドル円は105円を割り込んだ。東京株式市場は新興市場を含めて多くの銘柄が下落しており、NYダウ先物も時間外取引で下げ幅を拡大。新型コロナウイルスの世界的な感染再拡大に加え、トランプ米政権が中国軍との関係を理由に中国の一部企業への投資を禁止すると発表したことも嫌気され、リスク回避の様相が強まっている。ユーロドルが午前10時ごろから弱含んでいる。欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーでもあるビルロワドガロー仏中銀総裁が、低インフレと経済活動の低迷を踏まえて、12月に金融緩和を再調整すると現地メディアで述べたことがユーロ売りにつながっているもよう。ポンドドルは上値が重く、一時は1.3110ドル付近まで弱含んだ。英首相の上級顧問であるドミニク・カミングス氏が年末までに退任するもようと報じられている。前日には広報責任者の辞任が伝えられており、ジョンソン政権内の混乱が警戒されているようだ。ドル円は午後に入って狭いレンジでのもみ合いが続く展開となった。午前中にリスク選好一服での円高が優勢となり、105円の大台を割り込んだドル円は、104円86銭まで値を落とした。もっとも、月曜日の海外市場で米ファイザーによるワクチンに関する発表を受けて105円台後半まで急騰した後の安値、104円82銭に届かず、その後はもみ合いに。午後は104円90銭台を中心とした狭いレンジでの推移が続いた。ユーロドルも落ち着いた動きが見られた。朝のドル売り進行で1.1814まで上昇も、上値はそこまで、その後ユーロ円の売りにも押されて午後に1.18割れを試したが、1.1799までとこちらも限定的で、その後値を戻す展開に。朝からのレンジは16ポイントにとどまっている。ユーロ円はドル円の売りにユーロドルの買いに朝方124円10銭前後でもみ合ったが、その後円買いの勢いが勝り午前中に123円80銭割れまで。その後は123円80銭台でのもみ合いが午後まで続いた。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比135.01円安の25385.87円。前引けの日経平均株価は前日比274円96銭安の2万5245円92銭。東証1部の売買高概算は6億7298万株、売買代金は約1兆3971億円。値上がり銘柄数は230、値下がり銘柄数は1904、変わらずは42銘柄だった。日経平均株価は下落。新型コロナウイルス「第3波」への警戒感が高まるなか、売りが先行する展開となっている。NYダウが続落したほか、日経平均は前日まで8日続伸していたことから利益確定売りも膨らみやすい状況にある。為替相場は1ドル=104円90銭前後へ円高が進行していることも嫌気されている。午後はマイナス圏でのもみ合いとなった。前日までの8日間での上げ幅は2,500円超に達しており、利益確定の売りに押される展開となった。一時下げ幅を300円超に拡大したものの、安値からは戻している。25日移動平均線(13日時点、23,892.96円)のからのかい離率は6.25%前後に縮小したものの、依然として高水準を維持している。

貴金属

金先限帳入値6347円(前日比+15円)銀先限帳入値81.8円(前日比-0.1円)白金先限帳入値2989円(前日比+44円)パラジウム先限帳入値 出来ず金、銀は総じて反発。金はニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、円高に上値を抑えられたが、ドル建て現物相場の上昇を受けて押し目を買われた。銀もニューヨーク高を受けて堅調となった。米国債の利回りが低下し、ドル安に振れた。新型コロナウイルスのワクチン開発進展で景気回復期待が出ていたが、感染拡大が続き、期待感が一服した。英国で新規感染者数が過去最多となった。米国ではイリノイなど13州で過去2週間の新規感染者数が倍増した。ニューヨーク州やカリフォルニア州、中西部のホットスポット(大流行地)などの州当局は感染リスクが高まる冬季を前に制限措置を再び実施した。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長とラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁は新型コロナウイルスワクチンの臨床試験(治験)で良好な結果が出たことを歓迎したが、経済の先行きは不透明なままだとした。一方、米議会民主党の幹部らは、新型コロナウイルス追加経済対策の交渉再開を求めたが、共和党側は支援策の規模を巡って民主党案に難色を示した。米新規失業保険申請件数は70万9000件と前週から4万8000件減少し、3月以来の水準に改善した。ただ減少ペースは鈍っており、一段の改善は難しいとみられている。午後に入ると、ドル建て現物相場の上げ一服に上値を抑えられた。銀はニューヨーク高を受けて買い優勢で始まったのち、円高やドル建て現物相場の上げ一服を受け、まちまちとなった。前営業日比は、金標準、金ミニが3~22円高、ゴールドスポットが2円安、銀が0.4円安~0.5円高。

石油

原油先限帳入値28420円(前日比-650円)ガソリン先限帳入値41100円(前日比-690円)灯油先限帳入値43590円(前日比-560円)午前の東京石油市場は下落。米ファイザーが開発中の新型コロナウイルスのワクチンが世界経済を正常化すると見通されているものの、期待感を背景とした買いが一巡し、利益確定の売りが優勢となっている。時間外取引でニューヨーク原油が軟調に推移していることや、円相場が1ドル=104円後半まで円買い・ドル売りが優勢となっていることも国内市場の重し。10月のインドの燃料需要は前年比2.5%増となり、2月以来の前年比プラスとなった。コロナショックで石油製品需要が落ち込んでいたものの、経済活動が再開されていることで需要が上向いている。コロナショック前の段階で世界的な石油需要の拡大をけん引していたのはインドであり、需要回復ペースも早い。ただ、インドでも新型肺炎は沈静化しておらず、日々4万~5万人程度の新規感染者が引き続き発生している。午後の石油市場は総じて続落。為替が1ドル=104円台後半まで円高に振れているうえ、前日の海外原油先物が小幅安で引け、この日のアジアの時間帯の夜間取引でさらに軟化していることに圧迫された。なお、この日のドバイ原油の現物も下落している。主要3油種は、約定しなかった灯油3月限を除き軟調に引けた。原油は今週ずっと期先2本の出来高が膨らみ、引き続きETF絡みのポジションの限月移行の商いが入ったとみられる。前営業日比は、ガソリンが690~430円安、灯油が560円安~変わらず、軽油は出来ず、名目値で700円安。原油が670~500円安。中京ガソリンは出来ず、灯油は410円安~変わらず。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値235.6円(前日比+3.1円)TSR20先限帳入値 出来ず。RSS3号は、期先が下落。寄り付きでは、上海夜間の上昇を受けて、買いが優勢となった。ただ、その後は、直近の急反発の反動から、徐々に売り優勢となり、当限と1月限を除いてマイナスサイドに沈んでいる。今日のゴムRSS3号は、期先3本を含む4本が下落となっている。10日以降、産地相場が反発したことを受けて、ゴムRSS3号も買いが先行していたが、産地相場の上昇に比べると、買われ過ぎており、その反動安となっているようだ。また、ここに来て、世界的に新型コロナウイルスの感染の再拡大が目立っており、このことも弱材料視される。ゴムRSS3号先限は、短期的には220円付近まで下げは視野に入れても良さそうだ。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は24610円(前日比-370円)とうもろこしは、まちまち。期先9、11月限と期近3月が前日のシカゴ安、1ドル=104円台後半の円高を背景に売り優勢。先限は2万4700円台で安もちあいで推移後、2万4600円台まで下げ幅を拡大した。日中取引の序盤、2万4810円まで下値を切り上げたが、戻り売り圧力が強く2万4660円まで軟化。2万4700円に戻しているが戻りは限定的。先限が夜間取引の前半で2万5030円まで上昇。しかし日付けが変わった後は軟調な展開。ズルズルと下げ幅を拡大し、支持線とみていた2万4700円割れ。週末を控えた小口の利食い売りが先行ムード。先限は正午過ぎに2万4500円まで値を崩した。後半も戻りは限定的で2万4610円で軟調に引けた。5、7月限は期先の下落につれ安。前営業日比は410円安~380円高。先限は同370円安の2万4610円。


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