夕刊:2020/11/18

大阪金は大幅安で6300円台を割れて引ける。日経平均株価は26000円を割れる。オイルは小幅安。

為替

午前中の外為市場は、日経平均株価の下落や時間外取引での米国株先物の軟調推移を背景に、リスク回避ムードとなっている。全般に円高、ドル高の傾向となっているが、ドル円では円高のほうが勝っており、一時104.04円付近まで弱含んだ。前日の安値104.07円付近をわずかながら下回ったものの、104円割れはひとまず回避されている。豪ドル円は75.70円近辺まで、豪ドル/ドルは0.7272ドル近辺まで弱含み、戻りは鈍い。ロウ豪中銀(RBA)総裁の「豪州は中国との強固な貿易関係を維持する必要がある」などの発言が伝えられ、豪中の関係悪化が改めて意識され、豪ドル売りにつながっているとの見方もあるようだ。トルコリラ円がじり安となっており、13.47円付近まで弱含んでいる。トルコでは新型コロナウイルスの新規感染者が再び増加している。エルドアン大統領は今週末に、トルコ全土で部分的ロックダウン(都市封鎖)を実施すると発表。これがリラ売りにつながっている。午後はややドル売りが優勢な展開となった。ドル円は104円ちょうどを一時割り込む動きが見られた。前日のNY市場で104円07銭を付けるなど、ドル売り円買いの動きが広がったドル円。その後の戻りも鈍く、東京朝に104円03銭を付けるなど、104円台は維持しているものの頭の重い展開が続いていた。午前の安値からは少し値を戻してもみ合っていたが、東京での新型コロナウイルスの新規感染者数が493人と拡大したことで、日経平均が急落するなどリスク警戒の動きが広がり、ドル円の売りにつながる形で104円割れを付ける動きとなった。ドル円以外でもドル売りの動きが優勢で、ユーロドルは午前に付けた1.1850前後から1.1870台まで上昇するなどの動きに。値幅自体は限定的もドル売りの流れがやや優勢に。ユーロ買いの動きもあり、午前の安値から値を戻ししっかりの展開となっていたユーロ円は、ドル円が104円割れを付けるなど、円買いの動きが広がったことで高値からやや調整。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比286.48円安の25728.14円。前引けの日経平均株価は前営業日比197円44銭安の2万5817円18銭と反落。東証1部の売買高概算は5億3181万株、売買代金概算は1兆72億6000万円。値上がり銘柄数は765、対して値下がり銘柄数は1291、変わらずは117銘柄だった。きょう前場の東京株式市場は、前日の米国株市場でNYダウが一時400ドルを超える下げをみせたこともあって目先リスクオンの流れが一服、利益確定売りに日経平均は反落する展開となった。外国為替市場で1ドル=104円近辺までドル安・円高が進んでいることも輸出主力株中心に向かい風となっている。業種別では33業種中30業種が下げる展開となったが、資源関連株の一角に買いが入った。大手不動産株などもしっかり。前場の売買代金は減少傾向にあるが1兆円台はキープした。米株安や円高などを受けて安寄りすると、その後はマイナス圏でのもみ合いとなった。安寄り後はマイナス圏でのもみ合いとなった。このところの上昇で過熱感が高まっていたところへ、米株安や円高が重石となって利益確定の売りに押された。25日移動平均線のからのかい離率は6.46%前後となり、前日の8.02%から低下したものの、依然として高水準にある。

貴金属

金先限帳入値6285円(前日比-63円)銀先限帳入値81.9円(前日比-0.9円)白金先限帳入値3092円(前日比+11円)パラジウム先限帳入値7675円(前日比-275円)金、銀は総じて続落。金はニューヨーク安と円高を受けて売り優勢で始まった。その後は、円高やドル建て現物相場の軟調を受けて下げ幅を拡大した。銀もニューヨーク安と円高を受けて売り優勢となった。金は米経済指標の悪化が支援要因になったが、ドル安一服を受けて戻りを売られた。10月の米小売売上高は前月比0.3%増と事前予想の0.5%増を下回った。新型コロナウイルスの感染件数が急増しているほか、何百万人もの失業者への政府支援がなくなる中で所得も減っており、小売売上高は今後さらに鈍化する可能性がある。一方、米鉱工業生産統計は製造業生産指数が1.0%上昇し、事前予想と一致した。米国の新型コロナウイルスの感染急増で景気の先行き懸念から株安に振れ、リスク回避のドル高に転じた。金ETF(上場投信)から投資資金が流出した。17日のSPDRゴールドの現物保有高は前日比2.918トン減の1231.402トンとなった。米ファイザーの新型コロナウイルスのワクチン候補に加え、米モデルナのワクチン候補も良好な結果を示し、景気回復期待が高まったことが背景にある。ただパウエル米連邦準備理事会(FRB)の議長は、新型コロナウイルス感染の急拡大は米景気回復に対する大きな懸念で、米経済は財政政策と金融政策の双方の支援を引き続き必要としているとの考えを示した。短期的に景気の下振れリスクが残ることは金の下支え要因である。午後の取引は現物相場の下値の堅さから安もちあいとなった。終盤の戻りはなく、引け前に一段安で60円超の下落が目立った。銀は期先が軟調。ニューヨーク安と円高を受けて売り優勢となり、午前中、82円割れで推移。午後は安もちあい。

石油

原油先限帳入値28480円(前日比-490円)ガソリン先限帳入値41010円(前日比-570円)灯油先限帳入値43540円(前日比-530円)東京石油市場は下落。新型コロナウイルスのワクチンを期待した買いが一巡し、売りが優勢となっている。円相場が1ドル=104円前半で円高推移していることや、時間外取引でニューヨーク原油が下げていることも重し。米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計で原油在庫は市場予想以上に増加した。日中取引開始後、東京原油先限は2万8450円まで下落。ただ、週初から水準の変化は限定的。先週、3万円の節目を試した後は上げ一服後のもみ合いが続いている。今晩は米エネルギー情報局(EIA)の週報が発表される。API統計からすると、原油消費量が低水準で推移している可能性が高く、石油製品の全体的な需要はこれまでと大きく変わりそうにない。ただ、留出油の在庫がしっかりと減少しており、ディーゼル燃料需要は引き続き堅調のようだ。時期的に米北東部のヒーティングオイル需要も上向いている可能性がある。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値222.7円(前日比-7.5円)TSR20先限帳入値 出来ずゴムRSS3号は、軒並み続落。寄り付きでは、上海夜間安を嫌気して、売りが先行する展開となった。その後、日中取引の上海ゴムが安値圏でもみ合いとなっていることから、ゴムRSS3号も安値圏で小動きとなっている。先限ベースでみると、先週、金曜日に240.9円と11月4日以来の240円台乗せると、昨日まで3日連続で240円台に乗せる場面があった、いずれも同水準の維持に失敗し、きょうは223円台まで下落している。終盤はドル円が円高方向に振れたことや株安を背景に一段安となった。TSR20は出来ず。大引けのRSS3は、前営業日比は13.1~6.6円安、4月限は同7.5円安の222.7円。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は24800円(前日比-80円)とうもろこしは、総じて下落。17日のシカゴ続伸も円相場が1ドル=104円台前半に上昇と強弱材料が交錯し、序盤は限月間で方向性を欠く展開。期先2本と期近3月限が売り優勢。その後、先限が2万4800円まで下落。期中7月限もマイナスサイドに沈み、小安い。期先から売り優勢となる限月が優勢。シカゴコーンは堅調だが、円高に加え、他商品の下落が目立っていることが押し目買い見送り要因。先限が2万4790円まで下落。戻り鈍く、2万4800円で引けた。他限月は期近3月限、期中5、7月限が3ケタ安となり、320~150円安で引けた。前営業日比は320円安~変わらず。先限は同80円安の2万4800円。


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