夕刊:2020/11/19

大阪金は大幅安。直近の安値割り込む。日経平均株価も続落。オイルはまちまち。

為替

午前中の外為市場は株価にらみの展開。序盤は日経平均株価の下げ幅拡大を背景にリスク回避の円高、ドル高の様相が強まった。中盤では、日経平均が下げ渋っていることを背景に円高、ドル高が和らぎ、ユーロ円などは戻している。ドル円は103.98円付近まで強含む場面がみられたものの、104円回復には至っておらず、103円台後半で上値重く、もみ合いとなっている。ポンドは下落。英紙が「欧州連合(EU)が、ブレグジット(英国のEU離脱)交渉が合意しない場合のバックアップ計画を立てている」と報じたことで、東京市場ではポンドが軟調に推移している。豪ドルは弱含み。午前9時30分発表の豪州の10月雇用統計は好結果となったが、豪州の金融大手から豪州中央銀行(RBA)のさらなる金融緩和を予想するレポートが公表されており、これに伴う豪ドル売りに押されている。午後はややドル売り円買いが優勢に。ドル円は朝の安値をわずかに下回る103円72銭を付ける場面が見られた。しかし、下げはそこまでで、NY市場につけた103円65銭には届かず、その後はもみ合いとなっている。朝のドル買い戻し局面で1.1832まで値を落としたユーロドルは、少し値を戻してもみ合い。午後は1.1840台を中心とした動きとなった。ユーロ円はドル円の下げもあって午後に122円85銭まで値を落とす場面が見られた。123円をしっかりと割り込み、上値の重さが意識された。その後は少しもみ合いで123円ちょうど近辺に。午前中の雇用統計がかなり強く出た豪ドルは、0.7290台でのもみ合いが続いた。今月に入って0.70割れから大きく上昇してきており、高値での買いには慎重姿勢が見られる。追加緩和期待も重石に。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比93.80円安の25634.34円。前引けの日経平均株価は前営業日比161円21銭安の2万5566円93銭と続落。東証1部の売買高概算は5億5452万株、売買代金概算は1兆758億5000万円。値上がり銘柄数は691、対して値下がり銘柄数は1393、変わらずは89銘柄だった。きょう前場の東京株式市場は、前日の米国株市場でNYダウなど主要株指数が引けにかけ下げが加速した流れを受けて、前日に続きリスク回避の売りが優勢となった。新型コロナウイルスの感染者数拡大が再び顕著となっていることで、これによる経済への影響を警戒する売りが景気敏感株などにかさんでいる。外国為替市場で1ドル=103円台後半の推移と円高が進んでいることや、アジア株市場が総じて安いことも重荷となった。日経平均は売り一巡後に下げ渋る動きをみせたものの前引けにかけ再び下値を切り下げ、値下がり銘柄数は1400近くに達し、値上がり銘柄のほぼ2倍となっている。午後は下げる場面はあるものの大引けにかけて、押し目買いや空売り手仕舞いによる買い戻しが入り下げ渋る展開に。売買代金は後場に膨らみ、2兆8000億円台に達した。

貴金属

金先限帳入値6225円(前日比-60円)銀先限帳入値80.2円(前日比-1.7円)白金先限帳入値3115円(前日比+23円)パラジウム先限帳入値7699円(前日比+24円)金、銀は総じて続落。金はニューヨーク安と円高を受けて優勢で始まった。その後は、円高が一服したが、ドル建て現物相場の軟調が圧迫要因になった。銀もニューヨーク安と円高を受けて売り優勢となった。米製薬大手ファイザーが独ビオンテックと共同開発している新型コロナウイルス感染症ワクチンの臨床試験(治験)で95%の予防効果が確認された。数日以内に米食品医薬品局(FDA)に緊急使用許可(EUA)を申請すると表明し、景気回復期待が高まった。また米株価が感染急増で景気の先行き懸念が残ることから下落し、ニューヨーク市場でリスク回避のドル高となったことも圧迫要因になった。金ETF(上場投信)から引き続き投資資金が流出した。18日のSPDRゴールドの現物保有高は前日比5.104トン減の1226.298トンとなった。新型コロナウイルスの感染急増で短期的に景気の下振れに対する懸念が出ているが、ワクチン開発が進んだことから中長期の見通しが改善し、投資資金の流出につながっている。レンジ下限を割り込むと、テクニカル面で悪化し、手じまい売りが進むとみられる。ただ安値で実需筋の買い意欲が強まるようなら下支えになる可能性もある。午後に入ると、ドル建て現物相場の一段安や円高再開を受けて軟調となった。銀もニューヨーク安と円高を受けて売り優勢となった。前営業日比は、金標準、金ミニが63~58円安、ゴールドスポットが64円安、銀が1.7円安~変わらず。

石油

原油先限帳入値28580円(前日比+100円)ガソリン先限帳入値41120円(前日比-1080円)灯油先限帳入値43700円(前日比+160円)東京石油市場は小幅高。米ファイザーと独ビオンテックが共同開発している新型コロナウイルスのワクチンの治験データを公表し、先週の暫定結果よりも前向きな内容だったほか、今週にも緊急使用許可を申請する可能性があることが海外原油を押し上げた。ただ、時間外取引でニューヨーク原油は軟調に推移しているほか、前日よりも円高に振れていることが国内市場の上値を限定している。円相場は1ドル=103円後半で取引されている。午後の石油市場は油種間でまちまち、原油は小反発、ガソリンは小幅に期近安の期先高、灯油は反発。前日の海外原油先物が上伸したものの、この日のアジアの時間帯の夜間取引では軟化して、さらに為替が1ドル=103円台に突入する円高となっていることで、強弱感が交錯した。なお、この日のドバイ原油の現物は前日夕方の水準でもみ合いとなっている。主要3油種では、ガソリンの期近3本のみ軟調に引けたが、他限月は堅調に引けた。製品に比べると、原油の上げ幅が相対的に抑制された。前営業日比は、ガソリンが290円安~160円高、灯油が160~590円高、軽油は出来ずだが、名目値で300円高。原油が60~250円高。中京ガソリンは変わらず~90円高、灯油は110円安~200円高。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値224.0円(前日比+1.3円)TSR20先限帳入値 出来ずRSS3号は、軒並み反発。寄り付きでは、上海夜間が小動くとなったことから、前日の夜間取引の引けと同値圏となった。その後、日中取引の上海ゴムが地合いを引き締めると、買い優勢となっている。RSS3号は、反発となっている。現状、先限ベースでみると、220円で下げ止まった格好となっている。ただ、タイオファーが伸び悩みをみせていることから、期近から崩れる可能性もあり、注意したい。午後も買い優勢となった。ただ、引けにかけては、上げ幅を縮小させた。TSR20は出来ず。大引けのRSS3は、前営業日比は1.3~6.5円高、4月限は同1.3円高の224.0円。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は24800円(前日比+0円)とうもろこしは、概ね堅調。期中7月限が80円安となっているが、それ以外がプラスサイドで高下。先限の21年11月限は18日のシカゴ続伸が1ドル=103円台後半の為替に相殺されながらも堅調で終えた夜間の流れを引き継いでいる。ただ、夜間に2万4980円まで上昇した後に上げ幅を縮小したことで上げ一巡感が強いうえ、シカゴ夜間が反落に転じているため、日中取引開始以降は頭重い展開。期中以外がプラスサイドで高下しており買い優勢で運ばれている。シカゴコーンは堅調だが、円高傾向が重石になっている。、シカゴ夜間取引の軟調な足取りも重石になっていることから午後は値位置を切り下げる足取りが見込まれる。午後は総じて小安くなる場面があった。シカゴ夜間取引が反落、円高進行が圧迫要因。先限は変わらずで引けた。前営業日比は40円安~40円高。先限は同変わらずの2万4800円。


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