夕刊:2020/11/20

国内は連休を前に大阪金は反発。日経平均株価は続落。オイルはまちまち。

為替

外為市場中盤、ドル円、クロス円ともに下げ渋る動き。前日の海外市場から円高傾向となっていたが、オセアニア市場から東京序盤にかけて円高一服となり、東京勢が参入すると値を戻している。ドル円は週末の5・10日(ゴトウビ)に伴う本邦実需筋によるドル買いも相まって103.91円近辺まで上昇した。ポンドドルは1.32ドル台半ばでもみ合い。英国と欧州連合(EU)の自由貿易協定などの協議で、EU側メンバーの1人が新型コロナウイルスに感染したことから、交渉が一時中断と伝えられた。交渉期限が迫る中で懸念するムードもあるが、東京市場での反応は限定的となっている。カナダ円は79円台半ばで、上値の重さがみられている。NY原油先物が小幅ながらも反落しており、産油国通貨であるカナダドルの重しになっている。例年では米国の感謝祭に伴って石油需要の伸びる時期にあるが、今年は新型コロナウイルスの感染拡大を背景に需要減少が見込まれている。加えて、米国内の石油貯蔵・備蓄が再び容量に近づいているとの一部報道も伝えられており、カナダドルの先安感につながっているようだ。午後はドル円を除いてややドル売りの動き。円売りの動きが出たこともあり、ドル円は103円80銭台を中心としたもみ合いに終始した。昨日のNY市場で上昇が目立ったユーロは、朝がややや調整の動きが見られたが、その後再びユーロ買いの動きが強まり、午後にはNY夕方の高値を超えて1.1891前後まで上昇する場面が見られた。ユーロ円が123円48銭を付けるなど、ユーロは全般に堅調。目立ったユーロ買いの材料が出たというよりも、ドル売りの動きが主導した格好。ドル円を除いてドル売りの動きが広がったこともあり、ポンドドルは1.3280台まで上昇。NY市場で上値を抑えた1.3280手前の水準を超えてきている。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比106.97円安の25527.37円。前引けの日経平均株価は前日比167円65銭安の2万5466円69銭。東証1部の売買高概算は4億9560万株、売買代金は約9910億円。値上がり銘柄数は984、値下がり銘柄数は1059、変わらずは121銘柄だった。日経平均株価は下落。前日のNYダウは3日ぶりに反発したが、国内外で新型コロナウイルス感染拡大が続いていることを警戒する売りが優勢となった。特に、米国ではカリフォルニア州全体に夜間外出禁止令が出され、経済活動への影響が懸念されている。こうしたなか米株価指数先物は下落していることもあり、この日の東京市場は売りが優勢の展開となっている。明日からの3連休を前に買いを手控える動きも出ているようだ。一時は200円を超す下落となる場面があったが、最終的には下値には買いが流入し下げ渋った。天井圏から修正安の動きを見せている。今日は25,500円近辺でのもみ合いとなった。25日移動平均線(20日時点、24,328.85円)のからのかい離率は4.93%前後まで縮小している。ただ、過熱感が解消したわけではなく、目先は下値を探る動きが継続することとなりそうだ。

貴金属

金先限帳入値6248円(前日比+23円)銀先限帳入値80.7円(前日比+0.5円)白金先限帳入値3180円(前日比+65円)パラジウム先限帳入値7660円(前日比-39円)金が反発、銀はまちまち。金はドル建て現物相場の下げ一服を受け、まちまちで始まった。その後は、円高一服やドル建て現物相場の底堅い値動きを受けて地合いを引き締めた。銀はドル建て現物相場の下げ一服を受け、まちまちとなった。新型コロナウイルスの感染急増を受けてリスク回避の動きとなった。米国で入院している新型コロナウイルス感染者数が19日時点で約7万9000人と過去2週間で約50%増加した。米新規失業保険申請件数は74万2000件と前週の71万1000件から予想外に増加した。新型コロナウイルスの感染抑制に向けた新たな事業閉鎖によって一時解雇が増え、労働市場の回復を一段と鈍化させている。また11月のフィラデルフィア地区連銀業況指数は26.3と10月の32.3から低下した。ただ事前予想の22.0を上回った。米ダラス地区連銀のカプラン総裁は、新型コロナウイルス感染再拡大を受け、多くの州や都市で消費者の行動が慎重になるため、第4四半期の経済は縮小する恐れがあると述べた。米製薬大手ファイザーが独ビオンテックと共同開発している新型コロナウイルスのワクチンについて、米食品医薬品局(FDA)に緊急使用許可(EUA)を申請するとし、景気回復期待が高まっていることなどが株価の下支え要因になった。また米共和党が追加経済対策の協議に戻ることも伝えられ、株安が一服した。リスク選好のドル安になると、金の下支え要因になるとみられる。ただ金ETF(上場投信)から投資資金が流出しており、引き続き売られると、レンジ下限を割り込み、一段安となる可能性がある。午後に入ると、ドル建て現物相場の上昇を受けて堅調となった。銀はドル建て現物相場の下げ一服を受け、まちまちで始まったのち、金堅調につれ高となった。前営業日比は、金標準、金ミニが23~29円高、ゴールドスポットが31円高、銀が変わらず~0.5円高。

石油

原油先限帳入値28640円(前日比+60円)ガソリン先限帳入値41150円(前日比+30円)灯油先限帳入値43760円(前日比+60円)東京石油市場はしっかり。一時売りが強まる場面はあったが、新型コロナウイルスのワクチンが米国で年内にも供給が始まる見通しであることが相場を支えている。ワクチンを開発している米ファイザーは本日にも米食品医薬品局(FDA)に緊急使用許可の申請を行うもよう。ただ、東京市場は明日から3連休となることから動意は限定的。円相場は1ドル=103円後半で推移し、前日水準とほぼ変わらず。時間外取引でニューヨーク原油は小動き。日中取引開始後、東京原油先限は2万8560円まで小幅安となった。ただ、売り一巡後は小幅高で推移している。午後の石油市場は総じて小幅高。為替が1ドル=103円台後半のもみ合いとなるなか、前日の海外原油先物が小幅安で引けたが、前日の国内大引け時点の夜間取引と比較すると上伸しているうえ、この日のアジアの時間帯の夜間取引も比較的小幅なもみ合いとなっていることで、小高い展開となった。この日のドバイ原油の現物も午後から強含みで推移している。主要3油種では、原油とガソリンの期近が変わらずだったのを除き小幅高となった。前営業日比は、ガソリンが変わらず~190円高、灯油が60~250円高、軽油は出来ずだが、名目値で100円高。原油が変わらず~130円高。中京ガソリンは変わらず~100円高、灯油は290円安~1000円高。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値226.8円(前日比+2.8円)TSR20先限帳入値 出来ず。RSS3号は、続伸。寄り付きでは、上海夜間高に反応が鈍く、夜間取引の上げ幅を削る展開となった。だが、日中取引の上海ゴムが地合いを引き締めると、これに追随し、買い優勢となっている。上海ゴムの中心限月1月限は、昨日から地合いを引き締めている。18日の取引で、1万4080元まで下落したが、同水準を安値にして反転した。現状、1万4000元が支持になっているようだ。だが、終盤に掛けては、上海ゴムが地合いを緩め、マイナスサイドに転じると、ゴムRSS3号も上げ幅を削った。TSR20は出来ず。大引けのRSS3は、前営業日比は変わらず~3.4円高、4月限は同2.8円高の226.8円。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は24660円(前日比-140円)とうもろこしは、概ね軟調。期近3月限が変わらずとなっているが、それ以外がマイナスサイドで高下。先限の21年11月限は19日のシカゴ反落に加え、1ドル=103円台後半の為替が重石となっているが、夜間に2万4630円まで値を落としたことで下げ一巡感が強まっており、日中取引開始以降は頭重いながらもシカゴ夜間取引が反発に転じたことを受けて下げ渋っている。期近3月限以外がマイナスサイドで高下しているほか7月限は210円安を付けるなど売り優勢で運ばれている。ただ、シカゴが日中取引を反落で終えた後、夜間の時間外取引では反発に転じていることが下支え要因になっている。午後はシカゴの夜間取引が戻したものの、日中取引は上値重く推移して、期先3本が3ケタ安で引けた。前営業日比は140円安~変わらず。先限は同140円安の2万4660円。


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