夕刊:2020/11/24

大阪金は大幅安。日経平均株価は大暴騰。オイルは4桁高でドル円は104円台前半。

為替

午前中の為替市場は、NZドルが上昇。ニュージーランド(NZ)のロバートソン財務相がオアNZ中銀(RBNZ)総裁に対し、住宅価格の急騰に警戒感を示す内容の書簡を送ったと報じられたことが材料。国内の住宅価格が急騰する状況下で金融政策の判断基準に住宅価格が組み込まれれば、中銀が緩和拡大に動きづらくなるとの見方が広がったもよう。トルコリラ円は前日の米国市場で13.04円近辺まで下落し、その後は13.20円台中心にもみ合い、円安の地合いの中では上値が重い。米大統領選で当選が確実になったバイデン前副大統領が、国務長官にブリンケン元国務副長官を指名したことが背景。同氏はトルコに対してオバマ政権下で厳しい姿勢を見せてきたため、トルコリラには悪材料とみられているようだ。ポンド円は139円台前半から半ば、ポンドドルは1.33ドル台前半でもみ合い。新型コロナウイルス対策のために実施しているイングランドのロックダウン(都市封鎖)に関し、予定通り12月2日に解除する方向と伝えられているが、ポンド相場への反応は限定的のもよう。午後のドル円は堅調な地合いを続けていたが、海外勢の本格参加を前に少し調整が入り、高値から値を落とす展開に。前日のNY市場で104円60銭台まで上値を伸ばしたドル円は、少し調整が入るも高値圏で東京朝を迎え、一時104円65銭までと、前日の高値をわずかながら上回る場面が見られた。その後も104円50銭台を中心とした高値圏でもみ合いが続いていたが、海外勢の本格参加を前に少しポジション調整の動きが広がり、104円40銭割れを付ける動きとなっている。東京朝のドル円の上昇は、前日の海外市場のドル買いではなく、円売りが主導しており、ユーロ円なども上昇。午後に入って円売り分の調整が入る格好に。朝方123円89銭を付けたユーロ円はドル円が高値圏でもみ合う中、ユーロドルが狭い値幅ながらじりじりと買いが入ったこともあり、昼過ぎに123円90銭を付ける動きが見られた。その後は円安の調整に123円60銭台まで。午前中にロバートソンNZ財務相によるオア中銀総裁への書簡内容を受けて上昇したNZドル円は、昼過ぎまで高値圏推移が続き、一時73円08銭まで上値を伸ばした。その後の円安の調整に72円70銭台まで値を落とした。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比638.22円高の26165.59円。前引けの日経平均株価は前営業日比669円27銭高の2万6196円64銭と急反発。東証1部の売買高概算は6億9948万株、売買代金概算は1兆4491億3000万円。値上がり銘柄数は1884、対して値下がり銘柄数は240、変わらずは52銘柄だった。3連休明けとなったきょう前場の東京株式市場は前日の米国株市場がワクチン開発期待などから主要株指数が上昇したことを受け、リスク選好ムードが強まった。外国為替市場で1ドル=104円台半ばまでドル高・円安が進んでいることも輸出セクター中心に追い風となっている。取引時間中は米株価指数先物の上昇を横目に日経平均先物にも買い戻しが入り全体相場を押し上げる格好となった。日経平均は670円近い上昇で2万6000円台を回復し、前引け時点でバブル後の最高値圏に浮上している。午後は一段と上値を追う展開となった。大幅高となり、26,000円台を回復した。1991年5月以来、29年半ぶりの高値圏まで上昇した。25日移動平均線(24日時点、24,439.05円)のからのかい離率は7.06%前後まで拡大している。

貴金属

金先限帳入値6137円(前日比-111円)銀先限帳入値78.5円(前日比-2.2円)白金先限帳入値3134円(前日比-46円)パラジウム先限帳入値7800円(前日比+140円)金、銀は総じて反落。金はニューヨーク安を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の下落を受けて軟調となった。銀もニューヨーク安を受けて売り優勢となった。英製薬大手アストラゼネカは、英オックスフォード大学と共同開発している新型コロナウイルスワクチンの臨床試験(治験)の中間結果を発表した。深刻な副作用を起こさず感染を予防できる有効率が約90%だと明らかにした。景気回復期待から株高に振れると、ドルが買い戻されて金の圧迫要因になった。ドル建て現物相場は1850ドルの節目を割り込み、7月21日以来の安値。1827.04ドルを付けた。テクニカル面で悪化し、金は弱気に転じた。ただ23日の金ETF(上場投信)に投資資金が流入し、安値拾いの買いが入った。ドイツで部分的なロックダウン(都市封鎖)が延長される可能性が出ており、新型コロナウイルスの感染拡大で景気の下振れリスクが残っていることが下支え要因である。午後に入ると、ドル高一服が下支えになったが、戻りは売られた。銀もニューヨーク安を受けて売り優勢となった。前営業日比は、金標準、金ミニが114~102円安、ゴールドスポットが108円安、銀が3.8~2.0円安。

石油

原油先限帳入値29980円(前日比+1340円)ガソリン先限帳入値42280円(前日比+1130円)灯油先限帳入値64970円(前日比+1390円)東京石油市場は大幅高。大半の限月の上げ幅が4ケタ超となった。新型コロナウイルスのワクチン開発が前進し、米ファイザーや独ビオンテックは米国で緊急使用許可をすでに申請しており、当局の承認待ちとなっている。米モデルナや英アストラゼネカのワクチンも早ければ年内にも供給が始まる見通しで、経済活動の正常化期待が高まっている。円相場が1ドル=104円半ばで円安推移していることも支援要因。時間外取引でニューヨーク原油は小動き。1月限は前日比0.02ドル安の43.04ドルで推移。午後は大幅続伸。為替が1ドル=104円台前半まで円安に振れるなか、国内祝日中の海外原油先物が2営業日続伸して、さらにこの日のアジアの時間帯の夜間取引でも一段高となっていることに支援された。また、この日のドバイ原油の現物も20日の夕方と比較すると、約2ドルほど急伸している。主要3油種では、原油とガソリンの期近を除くと、軒並み4ケタの大幅高で引けた。原油とガソリンは5番限が、灯油は期先3本がそれぞれ一代高値を更新した。前営業日比は、ガソリンが850~1290円高、灯油が1200~1520円高、軽油は出来ずだが、名目値で1200円高。原油が350~1570円高。中京ガソリンは変わらず~1100円高、灯油は変わらず~1090円高。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値234.8円(前日比+8.0円)TSR20先限帳入値 出来ずRSS3号は、続伸。寄り付きでは、連休中の海外高や円安を好感し、買いが先行した。ただ、その後、日中取引の上海ゴムが地合いを緩めたことから、上げ幅をやや縮小している。上海ゴムの中心限月1月限は、23日の夜間取引で1万4640元まで水準を引き上げる場面があったが、同水準で上値が重くなると、売りが先行し、マイナスサイドに沈んだ。現状、1万4000元が支持になっている。一方、上値は1万5000元が抑えており、どちらに抜けるかで、目先の方向性が決まりそうだ。ただ、例年だと、年末に向けて地合いを引き締めることが多いので注意したい。午後は上げ幅をやや縮小させる場面もあったが、終盤に掛けて、再び買い優勢となった。TSR20は出来ず。2020年11月限は、前営業日比4.9円高の250.0円で納会となった。大引けのRSS3は、前営業日比は4.1~8.0円高、4月限は同8.0円高の234.8円、

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は24860円(前日比+200円)とうもろこしは、概ね反発。期近の21年1月限が前日比400円安となっているが、それ以外は軒並み3けた高で高下。先限の21年11月限は23日のシカゴ反発に加え、1ドル=104円半ばの円安が買いを支援している。日中取引開始直後に2万4940円の高値に達した後は修正から値位置を切り下げた後に買い戻されており、底意の強さを窺わせている。シカゴの夜間の時間外取引では反落に転じ、下げ幅を拡大している。円安が夜間の下落を相殺すると見られるものの、先限は朝方に2万4940円を付けた後に上げ幅を縮小しているため上げ一巡感が強い。午後は上げ幅を縮小した。また、期近1月限はわずか2枚の出来高で急落した。先限は高値から上げ幅を縮小したものの、200円の上げ幅を維持して引けた。前営業日比は580円安~210円高。先限は同200円高の2万4860円。


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