夕刊:2020/11/25

大阪金は直近安値を更新。日経平均株価は続伸するも上げ幅を削る。オイルは大幅続伸。

為替

前場はNZドル円は72円台後半から73円近辺、NZドル/ドルは0.69ドル台後半でもみ合い。ニュージーランド中央銀行のオア総裁による「住宅購入能力に関する長期目標で政府と協力する意向」、「金融政策決定において住宅価格を考慮」などの発言が伝えられているが、NZドルの値動きに対する影響は限定的のようだ。前日はNZ財務相が総裁に送った住宅関連の書簡に関するニュースで、NZドルが上値を伸ばす場面があった。カナダ円は80円台半ばまで上値を伸ばしており、堅調な地合い。ニューヨーク原油先物が3日続伸となっており、産油国通貨のカナダドルが選好されている。中盤の東京市場、日経平均株価や時間外取引の米国株先物が堅調に推移しているにも関わらず、リスク選好の円安の動きは限定的となっている。一方で、ドルはまちまちの動き。ドル円や豪ドル/ドルなどでドル高となっているが、ユーロドルではドル安に振れており、米国の感謝祭(サンクスギビングデー)を控えてのポジション調整に伴う売買となっているもよう。午後のドル円は落ち着いた取引が続いた。朝方104円40銭台で始まった後、いったんはドル買いの動きも104円60銭台までと値幅は限定的なものにとどまり、午後はややドル売りの動きで104円50銭割れに。ドル安基調の中で朝方1.19台を回復したユーロドルは1.1910まで上値を伸ばすも、少し調整が入って1.19ちょうど前後での推移。月曜日に付けた直近高値を更新したものの、高値圏を買い上げるだけの勢いに欠ける展開に。ユーロ円はユーロ高の動きもあってややしっかり。124円48銭を午前中に付ける動きも、午後はドル円がやや重くなったことや、ユーロドルが高値から少し売られたこともあって124円30銭台を中心とした推移に。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価は前日比131.27円高の26296.86円。前引けの日経平均株価は前営業日比416円39銭高の2万6581円98銭と大幅続伸。東証1部の売買高概算は7億6602万株、売買代金概算は1兆5333億6000万円。値上がり銘柄数は1296、対して値下がり銘柄数は786、変わらずは95銘柄だった。きょう前場の東京株式市場は前日に続きリスク選好の流れで、主力株を中心に大きく買われる銘柄が目立った。前日の米国株市場でバイデン新政権への移行が順調に進むとの見方が後押しし、NYダウが初の3万ドル大台に乗せたことが市場心理を一段と強気に傾けた。ただ、日経平均株価は短期急騰によるスピード警戒感もあり、前場後半はやや伸び悩む形となっている。前場の売買代金は1兆5000億円台と高水準。午後は買い一巡後に上げ幅を縮小した。ボリンジャーバンド+2σに一時接近するなど、バンド幅を拡大しながらの上昇が続いている。25日移動平均線のからのかい離率は7.14%前後まで拡大するなど、過熱感は一段と高まりつつある。

貴金属

金先限帳入値6069円(前日比-68円)銀先限帳入値78.5円(前日比-円)白金先限帳入値3211円(前日比+77円)パラジウム先限帳入値7739円(前日比-61円)金、銀は総じて続落。金はニューヨーク安を受けて売りが先行。前日の急落に続いての軟調な足取りだけに売り警戒も強まっており、その後は6070円割れに対する抵抗を見せながら下げ幅を縮小している。ただ、6100円に近づくと上値抵抗が強まるなか戻り待ちの売りが入っている。銀もニューヨーク安が手掛かりとなり売り優勢で運ばれていたが、売り一巡感が強まるなか買い戻す動きも見られている。ファイザー社、モデルナ社に続いて英製薬大手アストラゼネカが、英オクスフォード大学と共同開発中のワクチンについて深刻な副作用を起こさずに感染を予防できる有効率が約90%と発表したことを受けて新型コロナウイルスのワクチン開発進展とその実用化、そしてこれに伴う景気回復期待から株高が進行。米国ではダウ平均が初の3万ドル台乗せを実現。リスク選考の動きは金市場から資金が流出する動きを生みだしており、ニューヨーク金は連日の大幅下落となっている。ニューヨーク金は中心限月のつなぎ足で7月21日以来、初めて1850ドルの節目を割り込み、1803.70ドルの安値を付けた。テクニカル面の悪化が著しいなか、24日の金ETF(上場投信)は前日比でおよそ7トン残高が縮小している。ドイツで部分的なロックダウン(都市封鎖)が延長される可能性が浮上しているほか、世界的にロックダウンの動きが広がっていることで景気の下振れリスクが意識されつつも、相次ぐ新型コロナウイルスのワクチン治験の良好な結果を受け、警戒回復期待に対する意識が強まりを見せている。午後は1805ドル割れまで軟化すると、60円超の下落となり、今日の安値圏で引けた。銀は期先8月限が小幅高。ニューヨーク安が手掛かりとなり、前半は期先が売り優勢。後半はまばらな商いのなか、戻り歩調となった。前営業日比は、金標準、金ミニが72~62円安、ゴールドスポットが72円安、銀が変わらず~0.1円高。

石油

原油先限帳入値30930円(前日比+950円)ガソリン先限帳入値43310円(前日比+1030円)灯油先限帳入値46010円(前日比+860円)午前中の東京石油市場は大幅高。一部の限月の上げ幅は4ケタ超となっている。新型コロナウイルスのワクチン開発が前進しており、米国では早ければ来月から接種が始まる見通しで景気回復期待が強まっている。新型肺炎の感染拡大が抑制され、石油需要の回復が本格化すると見通されている。米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計で、原油在庫が増加したことは重しだが、時間外取引でニューヨーク原油は続伸の動き。APIが発表した米週間石油在庫統計では、原油在庫は前週比380万バレル増となった。石油製品需要が堅調な時期ではないうえ、コロナで石油需要が落ち込んでおり、原油在庫の減少傾向は先月で一巡している。ただ、留出油の在庫は前週比180万バレル減と、引き続き需要は上向きか。午後は大幅続伸。為替が1ドル=104円台半ばでのもみ合いとなるなか、前日の海外原油先物がさらに急伸して直近の高値を更新する展開となったことに支援された。前日に続き大幅高となり、一部限月は前日同様4ケタ高で引けた。また、この日のドバイ原油の現物もさらに急伸している。主要3油種では、原油と灯油は5本、ガソリンは4本が一代高値を更新した。また、製品は期近12月限が納会したが、ガソリンは小幅高、灯油は大幅高で納会となった。前営業日比は、ガソリンが140~1030円高、灯油が790~1280円高、軽油が出来ずだが、名目値で変わらず~1000円高、原油が120~1020円高。中京ガソリンは変わらず~1000円高、灯油は変わらず~1000円高。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値238.0円(前日比-円)TSR20先限帳入値 出来ずRSS3号は、続伸。寄り付きでは、上海夜間は上昇したものの、前日の東京夜間の上げ幅が大きかったことから、やや上げ幅を削った。その後、上海ゴムの日中取引が一段高となったことから、東京ゴムも地合いを引き締めている。RSS3号新甫5月限は237.6円で発会し、一時242.2円まで一時上昇した。上海ゴムの中心限月1月限は、一時1万4845元まで上昇し、11月17日に付けた直近の高値1万4830元を上抜いた。これにより、テクニカル的には、11月10日の安値1万3780元と18日の安値1万4080元でダブルボトムとなった。目先は、節目の1万5000元台回復を試そう。午後は上海ゴムの日中取引が一段高となったことから、ゴムRSS3号も地合いを引き締めた。ただ、引けにかけては上げ幅を削った。TSR20は出来ず。なお、RSS号新甫2021年5月限は、237.6円で発会、高値242.3円、安値236.3円、引けは238.0円となった。大引けのRSS3は、前営業日比は2.4~4.1円高、4月限は同2.4円高の237.2円。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は24900円(前日比+40円)とうもろこしは、続伸。前日のシカゴ期近は小幅安で引けたが、強気のテクニカル要因から先限が序盤で2万4980円の高値をつけた。2万5000円が抵抗線となり、上げ幅を縮小も堅調に推移。とうもろこしは、堅調。新規材料不足ながら先限が2万5000円乗せに再挑戦の動きだ。シカゴコーンは大豆の上伸が一服し、修正安ムードも下値堅く推移。午後は期先9月限が軟化も先限は堅調地合いを維持。前営業日比は30円安~170円高。先限は同40円高の2万4900円。


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