夕刊:2020/11/26

日経平均株価はしっかり。大阪金は今晩の米市場休場を前に閑散商い。オイルは小幅高。

為替

午前中の為替市場は日経平均株価や時間外取引での米国株先物の堅調地合いを背景に、リスク選好のドル売りが優勢となっている。ユーロドルは1.1930ドル近辺まで上昇。また、ドル円は104.30円付近までじり安となったが、前日安値104.26円の更新には至っていない。NZドルが弱めの推移となっており、NZドル円は73.01円近辺まで、NZドル/ドルは0.6997ドル近辺まで軟化している。朝方発表されたニュージーランドの10月貿易収支が市場予想を下回り、前回9月分が下方修正されたことがNZドル売りにつながっているもよう。ポンドが堅調に推移しており、ポンドドルは1.3398ドル付近まで、ポンド円は139.84円付近まで上昇。米国市場が感謝祭で休場となる中、投資家の関心は欧州に向かっており、英国と欧州連合(EU)の通商交渉に対する期待が改めて高まっているようだ。EUのフォンデアライエン委員長は25日、純粋な進展があったと述べた。午後の外為市場でドル円は落ち着いた取引が続いた。この後の米国市場が休場となっており、積極的な取引を手控えるムードが広がった。ユーロドルがしっかりで、ドル全般に上昇ムードが広がる中で、NY市場の安値圏である104円26銭前後まで値を落とす場面が見られたが、下げはそこまで。ユーロドルは高値圏推移。午前中に前日NY市場の高値を超えて25日に付けた直近高値圏まで上昇。その後の押し目は限定的で、午後に入って25日の高値を超えて1.1934前後を付ける動きを見せた。ドル円の下げにNY夕方の124円台半ばから124円35銭近辺まで下げたユーロ円は、午後に入ってドル円が少し値を戻したことや、ユーロドルが1.1930前後の直近高値圏を超えるところまで買われたことで124円台半ばを付ける動きに。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比240.45円高の26537.31円。前引けの日経平均株価は前営業日比173円42銭高の2万6470円28銭と続伸。東証1部の売買高概算は5億7881万株、売買代金概算は1兆2280億5000万円。値上がり銘柄数は1276、対して値下がり銘柄数は810、変わらずは88銘柄だった。きょう前場の東京株式市場は朝方売り先行で始まったものの、下値では押し目買いの動きが活発で、日経平均は寄り付きを安値としてその後は漸次水準を切り上げる展開となった。前場中ごろに伸び悩む場面もあったが前引けにかけ買い直された。新型コロナウイルスの感染拡大に対する警戒感はあるものの、財政出動や金融緩和政策に対する期待感から流動性相場の色が強い。今晩の米国株市場が休場となることから、外国人売買はやや低調となっているが、前引け時点で売買代金は1兆2000億円と厚みを維持している。午後は上昇に転じて上値を伸ばした。安寄り後にプラス転換して陽線引けとなった。押したところですぐに買いに支えられるなど、底堅さを感じさせる動きとなった。一方で、25日移動平均線(26日時点、24,662.89円)のからのかい離率は7.60%前後まで拡大するなど、高値警戒感は一段と高まっている。

貴金属

金先限帳入値6079円(前日比+10円)銀先限帳入値77.7円(前日比-0.8円)白金先限帳入値3225円(前日比+14円)パラジウム先限帳入値3716円(前日比+14円)金は反発、銀は小幅安。金はニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の小じっかりを受けて堅調となった。銀は小口の売りが出て総じて下落した。金は株安が支援要因になった。米新規失業保険申請件数で労働市場の回復の鈍化が示され、株安に振れた。同件数は77万8000件と2週連続で増加した。新型コロナウイルスの感染再拡大などを受けてレイオフが増加した。米ボストン地区連銀が中小企業向け「メインストリート融資制度(MSLP)」の年内縮小に向けた指針を公表しており、景気の下振れリスクが残っている。金ETF(上場投信)から引き続き投資資金が流出したことは上値を抑える要因である。SPDRゴールドの現物保有高は前日比13.424トン減の1199.741トンとなった。新型コロナウイルスのワクチン開発に対する期待感から中長期の見通しが改善しており、金の手じまい売りが出やすい。テクニカル面では1800ドルの節目や200日移動平均線を維持できるかどうかが焦点である。午後の取引は現物相場が一時1807ドル台に弱含んだことで上げ幅を縮小。終盤に期先はジリ高となり、10~13円高で引けた。銀は総じて下落。期先から小口の売りが優勢となり、12、4月限はつれ安。前営業日比は、金標準、金ミニが5~13円高、ゴールドスポットが11円高、銀が0.8円安~変わらず。

石油

原油先限帳入値31350円(前日比+420円)ガソリン先限帳入値43770円(前日比-円)灯油先限帳入値46610円(前日比-円)東京石油市場は堅調。新型コロナウイルスのワクチン接種が近々始まり、世界的な経済活動を正常化し、石油需要が本格的に回復することが期待されている。時間外取引でもニューヨーク原油は堅調。ただ、今晩のニューヨーク市場は感謝祭で休場となることから動意は抑制されている。円相場は1ドル=104円前半で円買い・ドル売りがやや優勢。今晩のニューヨーク市場は感謝祭で休場となる。明日27日は金曜日であるうえ、ニューヨーク原油は短縮取引となることから市場参加者はかなり少なくなる見通し。午後は続伸。為替が1ドル=104円台前半でやや円高に振れているものの、前日の海外原油先物がさらに続伸して直近の高値を更新する展開となったことに支援された。また、この日のドバイ原油の現物も堅調に推移している。主要3油種では、原油は期近を除く5本、ガソリン、灯油はこの日発会した新甫6月限を含めて全限月が一代高値を更新した。前営業日比は、ガソリンが270~570円高、灯油が220~460円高、軽油は出来ずだが、名目値で800円安~200円高。原油が180~490円高。中京ガソリンは300~4400円高、灯油は出来ず。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値236.0円(前日比-2.0円)TSR20先限帳入値 出来ずRSS3号は、総じて小反落。寄り付きでは、上海夜間の下落を受けて、売りが優勢となった。ただ、日中取引の上海ゴムが夜間取引の下げ幅を縮小していることから、ゴムRSS3号も下げ幅を縮小している。上海ゴムの中心限月1月限は、前日の取引で1万4845元まで上昇したものの、同水準で上値が重くなり、切り返された。17日の取引でも1万4830元で切り返されており、1万4800元台の売り物がこなせずにいる。ゴムRSS3号も一部の限月がプラスサイドに振れる場面もあったが、後半は再び売り物がちの展開となった。TSR20は出来ず。大引けのRSS3は、前営業日比は2.0円安~変わらず、5月限は同2.0円安の236.0円。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は24720円(前日比-180円)とうもろこしは、総じて下落。序盤は限月間で方向性を欠いたが、期先3本が小幅安。期近1月限は1200円安まで急落。下げ幅を縮小し、950円安でもちあい。先限は80円安。前日のシカゴ安から小口の手じまい売り先行ムード。期先3本が小幅安。前日のシカゴ期近が5.75~5セント安で引けたが、とうもろこし市場で動揺はほとんど感じられず。午後は先限が終盤に180円安まで下げ幅を拡大し、今日の安値引け。前営業日比は700~80円安。先限は同180円安の2万4720円。


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