夕刊:2020/11/27

大阪金は安値を更新。日経平均株価はしっかり。オイルは小幅安。ドル円は104円台を挟んだ攻防。

為替

午前中の豪ドル円は76.50円近辺まで下落し、豪ドル/ドルも0.73ドル台半ばで上値が重い。中国が豪州産ワインに反ダンピング関税を課すとの報道が嫌気されている。NZドル/ドルは0.7013ドル近辺まで上値を伸ばす場面がみられた。ニュージーランド財務省から良好な小売売上高のデータをもとに、「経済成長に上方向のリスク」とのコメントが公表されており、好感したNZドル買いにつながった。ドル円は104.00円付近まで軟化した。一部メディアでは、月末に向けた本邦輸出企業によるドル売りが観測されていると伝えられており、ドル円につられてクロス円も全般に弱含みとなっている。中盤は日経平均株価の下落を背景にしたリスク回避の円高の側面もあるようだ。午後に入ってドル売りの動きがやや優勢に。朝から売りが目立つドル円は、午前中いったん104円ちょうどで下げ止まる動きを見せたが、午後に入って103円台に値を落とす展開に。ユーロドルは1.1910台での推移から1.1920台に上昇している。中国が豪州産ワインに反ダンピング課税を決めたことで豪中関係の悪化懸念が広がり、午前中に売りが出た豪ドルは、午後に入って買いが優勢に。対ドルで直近高値を更新して、9月初め以来の豪ドル高件となる0.7380台を付ける動きとなっている。豪ドル円も、円高傾向にもかかわらず下げ分を解消する動きに。ドルはほぼ全面安の流れで、英ポンドも対ドルで午前中の1.3350台でのもみ合いから1.3370台まで上値を伸ばす展開となった。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比107.4円高の26644.71円。前引けの日経平均株価は前営業日比30円34銭安の2万6506円97銭と小幅反落。東証1部の売買高概算は5億7046万株、売買代金概算は1兆2467億1000万円。値上がり銘柄数は1326、対して値下がり銘柄数は734、変わらずは112銘柄だった。きょう前場の東京株式市場は、前日の米国株市場が休場で手掛かり材料難のなか、ここ急速に日経平均が水準を切り上げていたこともあって、目先利益確定売り圧力が表面化した。ただ、中小型株に買われる銘柄が目立ち、前引け段階で値上がり銘柄数が値下がりを大きく上回っている。業種別では医薬品や不動産、精密機器などに買いが入った。一方で、ドル安・円高を背景に自動車株などが軟調。午後は上下に振幅したものの、底堅い動きとなった。終値は前営業日比107.40円高の26,644.71円。安寄り後にプラス転換した後は、26,500円近辺でのもみ合いとなった。25日移動平均線のからのかい離率は7.51%前後と若干縮小したものの、過熱感が解消されたわけでない。堅調な流れが続いているものの、高値警戒感から利益確定の売りに押される可能性もある。

貴金属

金先限帳入値6058円(前日比-21円)銀先限帳入値77.3円(前日比-0.4円)白金先限帳入値3167円(前日比-58円)パラジウム先限帳入値 出来ず金は反落、銀はまちまち。金はドル建て現物相場の上値の重さを受けて小幅安で始まった。その後は、ドル安が下支えになったが、ドル建て現物相場の上げ一服に上値を抑えられた。銀はまちまちとなった。米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を受け、12月のFOMCで量的緩和策が強化される可能性が示されたことから、ドル安となった。しかし、欧州の新型コロナウイルスの感染拡大を巡る懸念からユーロの戻りが売られた。欧州中央銀行(ECB)が公表した10月理事会の議事要旨で、メンバーらは新型コロナウイルス感染の第2波が到来するなか、油断している余裕はないとの見方で一致し、景気の下支えに向け追加刺激策の確約を決定したことが分かった。また英国ではロックダウン(都市封鎖)が解除される見通しだが、12月2日から地域ごとの制限措置が導入されるイングランドで、人口の3分の1に当たる2000万人超が最も厳しい制限の対象になるという。ポンドも下落し、ドル高要因となった。金は新型コロナウイルスのワクチン開発進展による景気回復期待を受けてETF(上場投信)から投資資金が流出していることが圧迫要因である。米モデルナの新型コロナウイルスのワクチンの最終分析結果が数日中に判明すると伝えられており、1800ドルの節目を維持できるかどうかが焦点である。午後に入ると、下げ幅を拡大した。銀はまちまちで始まったのち、ドル建て現物相場の下落や円高を受けて軟調となった。前営業日比は、金標準、金ミニが26~21円安、ゴールドスポットが25円安、銀が0.7円安~0.5円高。

石油

原油先限帳入値30600円(前日比-750円)ガソリン先限帳入値42870円(前日比-900円)灯油先限帳入値45780円(前日比-830円)午前中は下落。ニューヨーク市場が休場だったなかでブレント原油が反落して引けたことから国内市場は利益確定の売りが優勢。新型コロナウイルスのワクチンによって経済活動が正常化し、石油需要が一段と回復することが期待されているものの、上昇が続いた反動が現れている。円相場が1ドル=104円ちょうど付近まで円高・ドル安推移していることも圧迫要因。時間外取引でニューヨーク原油は軟調だが、東京市場が始まってからの動意は限定的。今晩のニューヨーク市場で原油や石油製品は短縮取引となる。感謝祭の翌日であるうえ、週末に挟まれた取引日であり、市場参加者はかなり乏しいだろう。また、クリスマス休暇が視野に入っていることから、来週以降も動意は高まりにくい。午後の石油市場は反落。為替が1ドル=104円台割れまで円高に振れているうえ、前日のニューヨーク原油は米祝日で帳入れがなかったが、時間外取引で軟調、ブレント原油も下落していることに圧迫された。また、この日のドバイ原油の現物も軟調に推移している。主要3油種では、最終決済日が近づいている原油期近は小幅安にとどまったが、他限月はこのところの騰勢に対する修正で下げ幅がやや大きくなった。前営業日比は、ガソリンが910~700円安、灯油が870~760円安、軽油は出来ずだが、名目値で700~200円安。原油が810~140円安。中京ガソリンは出来ず、灯油は出来ず。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値245.7円(前日比+9.7円)TSR20先限帳入値 出来ずRSS3号は、総じて小幅高。寄り付きでは、上海夜間の小じっかり推移したことを受けて、前日の夜間取引の下げ幅を縮小させる展開となった。その後、日中取引の上海ゴムが地合いを引き締めると、一部限月を除いて、プラスサイドに浮上した。月初に68.6円もあった当先の逆ザヤも6.5円前後まで縮小している。産地価格も70バーツ接近で戻りが鈍くなっており、期近の売り圧力が強まっている。今日の取引でも、期近12月限は5.0円安と他限月に比べて、大きく値を削っている。これまでゴム相場は、期近主導で上昇してきたが、この流れに大きな変化が訪れている。このまま、産地価格の上値が重くなるようなら、徐々に当先サヤは順ザヤに移行しし、上値を追いにくくなりそうだ。午後は、日中取引の上海ゴムが大幅高となったことから、ゴムRSS3号も期先を中心に上昇した。先限は、11月2日以来の高値となる246.1円まで一時上昇した。TSR20は出来ず。大引けのRSS3は、前営業日比は5.4円安~9.7円高、5月限は同9.7円高の245.7円、

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は24720円(前日比+0円)とうもろこしは、まちまち。夜間取引で弱含みで引けた流れを引き継ぎ、序盤は売り優勢となった。期先9月限と期近1月限が3ケタ安まで軟化した。閑散商いのなか、先限は2万4700円で買い支えられると、下値を切り上げ、2万4750円まで戻した。流動性の低い市場だが、週足が4週連続で陽線引けなら、テクニカル要因からの強気は示される。この後、先限は2万4700円台での高下か。しかし午後は戻り売り圧力が強く変わらずで引けた。期近3本の下げが目立ち250~200円安で軟調に引けた。前営業日比は250円安~変わらず。先限は同変わらずの2万4720円。


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