夕刊:2020/11/30

大阪金は大暴落。日経平均株価も午後から急落。オイルは小幅安。ドル円は103円台後半で推移。

為替

前場の外為市場はドル売りが優勢。新型コロナウイルスのワクチン接種が欧米でまもなく始まる見通しであることが逃避通貨であるドルを圧迫し、感謝祭明けもリスク選好的な流れが継続している。新型肺炎の感染が収束した後も米連邦準備制度理事会(FRB)が長期間に渡って超緩和的な金融政策を継続し、金利上昇を抑制する可能性が高いこともドルの圧迫要因。ドルインデックスは2018年4月以来の安値を更新。ユーロ/ドルは1.1974ドル付近まで上昇し、約3ヶ月ぶりの高値となった。豪ドル/ドルは0.7407ドル付近までドル安推移し、9月高値に接近。NZドル/ドルは0.7047ドル付近まで強含み、2018年6月以来のドル安水準を更新。ドル全面安でドル円は103.83円付近まで下落。月末絡みの円買いも入っているもようで、ユーロ円は124円前半、ポンド円は138円半ば、豪ドル円は76円後半で上値が重い。午後に入って株安の動きが強まった。上昇して始まった日経平均もマイナスに転じ、さらに下げ幅を広げる展開に。国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のファウチ所長が、感謝祭での米市民の移動が目立ったことを受けて、感染者がさらに増加することは確実、急増に次ぐ急増を目にすると発言したことが、米株先物の売りを誘い、日本株などにも波及する展開に。もっともリスク選好一服の動きがドル安の調整につながらず、為替市場ではドル安基調が継続した。午前中に前週末の安値を割り込んで103円83銭まで値を落としたドル円は、昼頃には103円90銭台まで回復。もっともドル安基調が継続する中、午後も頭の重い展開となり103円85銭前後に値を落としている。先週末に1.1960台まで上昇し、ほぼ高値圏で引けたユーロドルは午前中に1.1970台まで上昇。1.20手前には断続的に売りがある様子で、1.1970台で上値を抑えられているが、下値はしっかりでユーロ高ドル安基調が継続。ユーロ円は午前中にユーロの買いもあって上昇後、ドル円の下げもあって上昇分を打ち消すと、昼前から午後にかけては124円30銭台でもみ合いとなった。ドル主導の展開でクロス円は動きにくさも。ポンドも同様に対ドルでしっかりの展開。午前中に1.3340前後まで上昇すると、午後に入っても高値圏もみ合いが続いた。世界に先駆けて早ければ7日からワクチンの接種を開始との報道もポンドを支えた。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比211.09円安の26433.621円。前引けの日経平均株価は前営業日比22円20銭高の2万6666円91銭と小幅続伸。東証1部の売買高概算は5億9128万株、売買代金概算は1兆2122億6000万円。値上がり銘柄数は659、対して値下がり銘柄数は1449、変わらずは68銘柄だった。きょう前場の東京株式市場は、前週末の米国株市場でナスダック総合指数が連日で最高値を更新したことを受け、引き続き半導体関連株などを中心に買いが優勢となった。前週の日経平均は4営業日続伸で1100円を超える上昇をみせていたこともあり、景気敏感株を中心に買い一巡後は伸び悩む展開となり、一時マイナス圏に沈む場面もあった。値上がり銘柄数を値下がりが大幅に上回っている。午後は買いが続かず、上げ幅縮小からマイナス転換した。終値は前営業日比211.09円安の26,433.62円。高寄り後に利益確定の売りに押されてマイナス転換した。高値と安値のレンジは420円超となり、長い陰線で引けた。25日移動平均線のからのかい離率は6.15%前後と前日の7.51%から縮小したものの、依然として高水準に位置している。

貴金属

金先限帳入値5916円(前日比-142円)銀先限帳入値73.1円(前日比-4.2円)白金先限帳入値3173円(前日比+6円)パラジウム先限帳入値8063円(前日比+324円)金、銀は大幅続落。金はニューヨーク安を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の下落や円高を受けて軟調となった。銀もニューヨーク安と円高を受けて売り優勢となった。金は新型コロナウイルスのワクチン開発進展による景気回復期待などを受けて売り優勢となり、1800ドルの節目や200日移動平均線を割り込んで急落した。米モデルナの新型コロナウイルスのワクチン候補が申請見通しとなるなか、ダウ平均株価は3万ドル台を付けた。また米ファイザーと独ビオンテックが共同開発する新型コロナウイルスのワクチンが今週、英国が認可される見通しとなった。ワクチンが認可されれば中長期の楽観見通しが強まり、金ETF(上場投信)から投資資金が流出するとみられる。一方、米国の新型コロナウイルスの感染拡大で12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で追加措置が決定されるとの見方からドル安が進んだことは下支え要因である。今週は米雇用統計の発表があり、労働市場に対する見方も焦点である。午後に入ると、手じまい売りなどが進んで一段安となった。銀もニューヨーク安と円高を受けて売り優勢となった。前営業日比は、金標準、金ミニが154~136円安、ゴールドスポットが133円安、銀が5.7円安~変わらず。

石油

原油先限帳入値30400円(前日比-200円)ガソリン先限帳入値42580円(前日比-290円)灯油先限帳入値45820円(前日比+40円)東京石油市場は概ね小幅高。新型コロナウイルスのワクチン供給が欧米でまもなく始まる見通しであることが石油需要の回復期待を高めている。ただ、本日の石油輸出国機構(OPEC)総会を控えて、増産見送りで意見が集約されていないと伝わっていることが上値を圧迫している。アラブ首長国連邦(UAE)やカザフスタンが来年1月からの増産見送りに反対しているもよう。時間外取引でニューヨーク原油は下落。円相場が1ドル=103円後半で円高・ドル安推移していることも重し。明日、OPEC加盟国と非加盟国の会合が予定されている。意見調整が円滑に行われている場合にはOPEC総会の合意内容をOPECプラスが承認するだけとなるものの、週末にかけての報道によるとOPEC総会での合意は不透明で、明日まで最終的な結果が判明しないリスクがある。午後は総じて小幅続落。為替が1ドル=103円台後半でやや円高に振れるなか、27日の海外原油先物は小幅にニューヨーク原油安のブレント原油高となり、27日の国内大引け時点の夜間取引と比較すると上伸していたものの、週明けのアジアの時間帯の海外原油の夜間取引が軟調に推移していることに圧迫された。午後に軟化して、この日の安値圏の引けとなった。また、ドバイ原油の現物は上昇後に下落している。主要3油種の下げ幅は大きくなく、一部限月は小幅高で引けた。明日最終決済日を迎える原油期近は変わらず。前営業日比は、ガソリンが290円安~180円高、灯油が150円安~40円高、軽油が出来ずだが、名地値で2月限が200円安、他限月は変わらず。原油が280円安~変わらず。中京ガソリンは出来ず、灯油は出来ず。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値250.1円(前日比+4.4円)TSR20先限帳入値 出来ずRSS3号は、大幅高。寄り付きでは、上海夜間の急伸を受けて、買いが優勢となった。その後、日中取引に入っても上海ゴムが地合いを引き締めたことから、一段高となっている。上海ゴムは投機色が強い。産地相場は、しっかりはしているものの、以前のように相場をけん引するような力強さは見られない。上海ゴムの利食い売りから、急反落の可能性もあるので注意したい。先限は序盤に254.5円の高値をつけた。午後3時前から上げ幅を縮小が目立ったが、250円が支持線となり、堅調に推移し、250.1円で引けた。TSR20は出来ず。大引けのRSS3は、前営業日比は4.4~8.0円高、5月限は同4.4円高の250.1円。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は24880円(前日比+160円)とうもろこしは、総じて上昇。期中先は上げ幅は異なるが3ケタ高を維持し、堅調。シカゴコーンが27日に続き、週明けの夜間取引が続伸しているが、とうもろこしは見送りムードが強い。先限は2万4920円まで上昇。26日の高値2万4950円を試す前に上げ幅を縮小。シカゴ夜間取引が小幅続伸も円相場が1ドル=103円台後半に上昇し、円高警戒感から新規買いは見送られ動意を欠いている。期近1月限は唯一、売り先行となり、一時550円安まで軟化。安値を離れ、250円安で引けた。前営業日比は250円安~200円高。先限は同160円高の2万4880円。


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