夕刊:2020/12/01

昨日と違って大阪金は大幅反発。日経平均株価も反発。オイルはまちまち。ドル円は104円台前半。

為替

外為市場は、日経平均株価の上昇を背景にリスク選好の円安・ドル安の地合いのなかで、豪ドル円、豪ドル・ドルに上値の重さがみられている。午前9時30分発表の豪第3四半期経常収支や、午前10時45分発表の中国11月財新製造業購買担当者景気指数(PMI)は市場予想を上回ったが、午後12時30分に豪州中央銀行(RBA)の政策金利発表を控えており、その前のポジション調整の売りが出ているようだ。市場では、声明文の内容に注目が集まっている。ポンド円は139.36円近辺まで、ポンドドルは1.3353ドル近辺まで上昇。英国と欧州連合(EU)の通商交渉に関し、マーティン・アイルランド首相の「うまくいけば今週末に交渉が合意する」との発言が伝えられており、ポジティブにとらえる向きもあるもよう。カナダ円が反発基調。ニューヨーク市場からオセアニア市場にかけて80.18円付近まで弱含んだが、その後は値を戻している。石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」が2021年の生産体制を話し合う会合を1日から3日に延期したと報じられ、これを受けて原油先物価格が下落したことが嫌気された。東京市場ではショートカバーが優勢のもよう。東京市場でもドルの買い戻し基調が継続し、昼頃に104円46銭を付ける動きとなった。104円台半ばからの買いには慎重で、午後に入って少し調整が入ってもみ合いが続く展開に。昨日節目の1.20台を付けた後いったん調整の動きが広がったユーロドルは、午前中に1.19台半ば超えまで上昇。もっともそこからの買いには慎重。昨日1.20超えを付けたことで上値一服感が広がっており、午後はもみ合いに終始した。ユーロドルの上昇、ドル円の買い戻しもあって、ユーロ円も昼頃まで買いが目立ち、一時124円90銭台まで。もっとも125円超えを試すだけの勢いはなく、少し調整が入っている。12時半の豪中銀金融政策理事会は現状維持を決定。事前見通し通りの結果に加え、声明でも目新しいものがなく、影響は限定的に。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比353.92円高の26787.54円。前引けの日経平均株価は前営業日比390円84銭高の2万6824円46銭と急反発。東証1部の売買高概算は6億3810万株、売買代金概算は1兆3430億9000万円。値上がり銘柄数は1491、対して値下がり銘柄数は604、変わらずは78銘柄だった。きょう前場の東京株式市場は朝方から広範囲に買い注文が入り、日経平均は急反発に転じた。前引けは390円あまりの上昇で前場のほぼ高値近辺で着地している。前日の欧米株市場が総じて安かったことで、きょうは利益確定の売り圧力が継続するとみられたが、景気敏感株など中心に海外投資家などの買いが高水準に流入し、日経平均は先物を絡め大きく水準を切り上げた。東証1部全体の約7割の銘柄が上昇し、前場の売買代金は1兆3400億円台に膨らんだ。午後は一段と上値を伸ばす展開となった。終値は前営業日比353.92円高の26,787.54円。高寄り後に一段高となって陽線引け。27,000円乗せが視野に入ってきた。前日の下げ幅以上の上げ幅となった。25日移動平均線のからのかい離率は7.01%前後に拡大して、引き続き高水準で推移している。

貴金属

金先限帳入値6001円(前日比+85円)銀先限帳入値76.4円(前日比+3.3円)白金先限帳入値3290円(前日比+117円)パラジウム先限帳入値8021円(前日比-42円)金、銀は反発。金はドル建て現物相場の上昇と円安を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の小幅高を受けて堅調となった。銀もドル建て現物相場の上昇と円安を受けて反発した。金は新型コロナウイルスのワクチン開発進展が圧迫要因になったが、ドル安を受けて下げ一服となった。米バイオ医薬品大手モデルナは、開発中の新型コロナウイルスワクチンの緊急使用を米食品医薬品局(FDA)と欧州医薬品庁(EMA)に申請すると発表した。アザー米厚生長官は、「米国ではクリスマスまでに2種類のワクチンの接種が可能となる見通し」と述べた。同長官によると、FDAの諮問委員会が12月10日に開く会合でファイザーのワクチンに関する検討を行う。景気回復期待を受けて金ETF(上場投信)から投資資金が流出すると、圧迫要因になるとみられる。ただSPDRゴールドの現物保有高は27日以降、横ばいの1194.780トンで推移しており、投資資金の流出は止まっている。バイデン次期米大統領は、財務長官にイエレン連邦準備理事会(FRB)前議長を起用する。バイデン氏の政権移行チームが声明で明らかにした。市場では、より一貫性のあるドル政策が策定されるとみられている。また米連邦準備理事会(FRB)との協調を強化するとされている。パウエル米FRB議長は、緩やかな景気改善ペースや、新型コロナウイルス感染者の急増を踏まえると、米国は向こう数カ月「厳しい」局面を迎えるとの見解を示した。新型コロナのワクチンを巡っては依然として生産や大量配布の面で課題があり、不透明な経済状況が続くと指摘した。午後の取引では、現物価格の一段高を受け、軒並み80円超の上昇で引けた。銀もドル建て現物相場の上昇と円安を受けて期先3本を含む4本が反発し、期先は正午前に2円超の上げ幅で推移。午後、金の上げ幅拡大から先限が3円超の上昇まで一段高。前営業日比は、金標準、金ミニが82~104円高、ゴールドスポットが86円高、銀が変わらず~3.6円高。

石油

原油先限帳入値30740円(前日比-円)ガソリン先限帳入値42820円(前日比+240円)灯油先限帳入値45980円(前日比+160円)東京石油市場は堅調。新型コロナウイルスのワクチン接種がまもなく始まり、経済活動の正常化が本格化することによる石油需要の回復が期待されている。増産見送りが合意に至っておらず、石油輸出国機構(OPEC)プラスの総会はリスク要因として意識されているものの、増産は現実的ではなく警戒感は限定的。円相場は1ドル=104円前半で推移し、前日よりもやや円安推移。時間外取引でニューヨーク原油1月限は軟調。米エネルギー情報局(EIA)の発表によると、9月の米原油生産量は前月比で日量28万6000バレル増の同1086万バレルとなった。ただ、7月に日量1097万バレルまで持ち直した後、生産量の回復は伸び悩んでいる。午後は総じて小反発。為替が1ドル=104円台前半まで円安に振れるなか、前日の海外原油先物は上昇後下落して軟調に引けたが、前日の国内大引け時点の夜間取引と比較すると上昇したことに支援された。ただ、この日のアジアの時間帯の海外原油の夜間取引が軟調に推移していることで上げ幅は抑制された。また、ドバイ原油の現物は上昇して始まったが、その後は軟化している。主要3油種は、ガソリンの一部限月が小幅安で引けたことを除くと、おおむね小幅高で引けた。原油の期近11月限の最終決済価格は2万8500円。前営業日比は、ガソリンが100円安~280円高、灯油が150~360円高、軽油が出来ずだが、名目値で変わらず~200円高。原油が40~300円高。中京ガソリンは変わらず~500円高、灯油は200円安~3000円高。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値249.1円(前日比-1.0円)TSR20先限帳入値 出来ずRSS3号は、まちまち。寄り付きでは、上海夜間の反落を受けて、売りが優勢となった。だが、売り一巡後は、下げ幅を縮小する限月が目立っている。きょう、発表された財新製造業PMIは54.9と好調な数値が示されている。中国は、新型コロナウイルス禍からの立ち直りが早く、自動車生産も前年同月比でプラスに転じている。堅調は中国景気は、ゴム相場にとっては、下値を支えることになる。午後は、上海ゴムは安値圏で小動きとなったことから、もみ合いとなった。TSR20は出来ず。大引けのRSS3は、前営業日比は2.5円安~1.7円高、5月限は同1.0円安の249.1円。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は24830円(前日比-50円)とうもろこしは、総じて下落。シカゴ急反落を背景に先限は2万4650円まで軟化したが、安値を離れ、2万4700円台を回復。2万4790円で戻りを抑えられているが、日中取引の高値圏で推移。先限は支持線の11月20日の安値2万4630円に接近したが、あっさりと2万4700円台に戻した。まだ2万4630~2万5000円のレンジ相場から抜け出しておらず、次の方向性が見えてこない。午後は期先9月限30円高から変わらずに上げ幅を削った。前営業日比は160円安~変わらず。先限は同50円安の2万4830円。


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