夕刊:2020/12/02

大阪金は連日大暴騰で6100円台を付ける。日経平均株価はまちまち。オイルは軟調。

為替

前場の為替市場は、豪ドル買いが一服している。午前9時30分発表の豪州7-9月期国内総生産(GDP)が市場予想を上回ったことやロウ豪中央銀行(RBA)総裁の「経済の危機を脱した」などの発言が好感され、豪ドルが堅調に推移する場面があった。ただ、豪ドル/ドルが0.74ドル台回復に失敗すると売りに押され、上げを帳消しにしている。トルコリラ円は13.30円近辺で推移。トルコ中央銀行の外貨準備高が、先週時点で約50億ドル減少したとみられることが明らかになったと報じられた。国内民間銀行との通貨スワップが更新されず、満期を迎えたことが主な理由とされたが、このニュースが与える影響は限定的のもよう。ドル円が104円台半ばまでじり高となっているほか、ポンドドルが1.3405ドル付近まで弱含むなど、おおむねドル高の展開になっている。プラス圏で取引を開始した日経平均株価が伸び悩んでいるほか、時間外取引で米国株先物が軟調に推移していることを背景に、投資家のリスク回避の姿勢が強まっているもよう。午後のドル円は104円台前半での推移。朝方はドル安の流れもあり104円23銭前後まで値を落とす場面も見られたが、その後買い戻しが入りもみ合いとなった。昨日節目の1.20台をしっかり超えて1.20台後半へ上昇したユーロドルは朝から堅調な地合いに。午後に入っても流れは変わらず、1.2084までと前日の高値を更新する動きを見せた。もっともここからの買いには慎重姿勢も見られ、朝からの値幅自体は23ポイントと落ち着いたものにとどまっている。昨日126円に迫ったユーロ円は、朝のドル円の下げに少し調整が入ったものの、その後再び上昇基調となり、126円台にしっかりと乗せる動き。126円14銭まで上値を伸ばし、その後も高値圏推移に。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比13.44円高の26800.98円。前引けの日経平均株価は前営業日比31円17銭安の2万6756円37銭と反落。東証1部の売買高概算は5億8279万株、売買代金概算は1兆2280億4000万円。値上がり銘柄数は1201、対して値下がり銘柄数は852、変わらずは121銘柄だった。きょう前場の東京株式市場は、前日の米国株市場でナスダック総合指数やS&P500指数が最高値を更新したことを受け、寄り付きは高く始まったものの買いが続かず、その後はマイナス圏に沈む展開となった。ただ、ワクチン実用化への期待を背景に下値では押し目買いが入り底堅さも発揮している。値上がり銘柄数は値下がりを大幅に上回っており、TOPIXはプラス圏で着地している。午後は利益確定の売りに押されて一時下げに転じるなど、前日終値を挟んでのもみ合いとなった。高寄り後は一時マイナス圏に転じるなど、高値圏でもみ合いとなった。上昇基調が続いてきて、27,000円の節目が視野に入ってきており、利益確定の売りに押される場面も見られた。

貴金属

金先限帳入値6096円(前日比+95円)銀先限帳入値79.9円(前日比+3.5円)白金先限帳入値3298円(前日比+8円)パラジウム先限帳入値8100円(前日比+79円)金、銀は大幅続伸。金はニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、円安が支援要因となったが、ドル建て現物相場の上げ一服に上値を抑えられた。銀もニューヨーク高を受けて続伸した。金はリスク選好のドル安・株高が支援要因になった。11月の中国の財新製造業購買担当者景気指数(PMI)は54.9と前月の53.6から上昇し、10年ぶりの高水準となった。英製造業PMI改定値も約3年ぶりの高水準となり、世界経済の回復に対する期待感が高まった。一方、ユーロ圏の製造業PMI改定値は53.8で前月の54.8から低下した。速報値は53.6。米ISM製造業景気指数は57.5と前月の59.3から低下した。新型コロナウイルスの感染急増を受けて新規受注が前月に付けた17年近くぶりの高水準から減速した。米ファイザーと米モデルナは、新型コロナウイルスのワクチンの条件付き緊急使用許可を欧州連合(EU)当局に申請した。欧州医薬品庁(EMA)はファイザーのワクチンが29日、モデルナのワクチンは1月12日までに審査が完了する見通しとし、その後に欧州委員会が最終的な判断を下す。金はドル安を受けて値を戻したが、ワクチン開発進展による景気回復期待が高まっており、ETF(上場投信)から投資資金が流出した。引き続き売られると、上値を抑える要因になるとみられる。午後は現物相場の上げ一服感から上げ幅を幾分、縮小したが、期先2本は引け前に上げ幅を拡大し、90円超の上昇で引けた。銀はニューヨーク高を受けて総じて続伸。上げ幅は限月によって異なったが、期先2本と期近2月限が午前中の取引で80円台を維持した。午後、上げ幅を縮小も79円台後半で引けた。前営業日比は、金標準、金ミニが75~96円高、ゴールドスポットが72円高、銀が変わらず~6.9円高。

石油

原油先限帳入値30310円(前日比-430円)ガソリン先限帳入値42260円(前日比-560円)灯油先限帳入値45570円(前日比-410円)東京石油市場は下落。石油輸出国機構(OPEC)プラスが来月からの増産見送りで合意できておらず、協議が長引いていることが相場の重しとなっている。OPECプラスの会合は3日に延期されている。ロシアが月次での段階的な増産を望んでいることが最終的な合意を遅らせているもよう。時間外取引でニューヨーク原油は軟調。米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計で原油や石油製品の在庫が増加したことも圧迫要因。イラク石油省によると、11月の輸出量は日量270万9000バレルと、前月の同287万6000バレルから減少した。南部のバスラ港からの輸出が減少したことが全体を押し下げた。石油市場は反落。為替が1ドル=104円台半ばまで若干円安に振れれたものの、前日の海外原油先物は続落して、この日のアジアの時間帯の夜間取引も軟調に推移していることに圧迫された。また、ドバイ原油の現物も下落している。主要3油種は下げ幅は大きくなかったものの、軒並みマイナス引けした。前営業日比は、ガソリンが560~100円安、灯油が470~360円安、軽油は出来ずだが、名目値で400~300円安。原油が430~210円安。中京ガソリンは出来ず、灯油は出来ず。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値257.7円(前日比+8.6円)TSR20先限帳入値 出来ずRSS3号は、軒並み高。寄り付きでは、上海夜間の上昇を受けて、期先を中心に買い優勢となった。買い一巡後は、日中取引の上海ゴムが軟化していることから、上げ幅を削っている。ゴム相場は、上海ゴム主導の上昇場面となっている。中心限月の5月限は、11月30日の取引で1万5660元まで水準を引き上げた。その後も、同値圏での取引が続いている。現状、支持は1万5000元、抵抗は11月30日の高値1万5660元、これを上抜くと、節目の1万6000元がターゲットになりそうだ。1万6000元台に乗せれば、一代の高値1万6350元を目指した動きとなる。午後は、上海ゴムが再び地合いを引き締めたことから、買いが先行した。TSR20は出来ず。大引けのRSS3は、前営業日比は4.3~8.6円高、5月限は同8.6円高の257.7円。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は24620円(前日比-210円)とうもろこしは、総じて続落。シカゴ続落を背景に期中から期先が3ケタ安。先限は2万4520円まで値を崩した。序盤から下値を切り上げたが、2万4630円で戻りを抑えられた。シカゴ夜間取引が続落で推移などから2万4520円まで再軟化したが、2万4630円まで戻している。先限はこれまで支持線となっていた11月20日の安値2万4630円が逆に抵抗線になった。昨日は下値堅く推移したが、今日は早々に下振れ。


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