夕刊:2020/12/03

大阪金は三連騰で6200円台も射程圏内。オイルはまちまち。ゴムは大幅高。

為替

午前中は材料難のなかで全般に株価にらみの展開となっている。日経平均株価の弱含みや時間外取引でのNYダウ先物のマイナス転換を背景に、序盤は円高、ドル高に振れる場面がみられた。中盤は日経平均のプラス再浮上を受けて円安、ドル安に反転しており、クロス円は値を戻す展開になっている。ユーロドルは1.2118ドル近辺まで強含んでいる。欧州中央銀行(ECB)高官らのユーロ高けん制発言への警戒感があり、軟化する場面もあったが、市場では先高期待が強く、押し目買いなどに支えられている。豪ドル円、豪ドル/ドルはもみ合い。午前9時30分発表の豪10月貿易収支は市場予想を上回る着地となったが、豪ドル買いの動きは限定的となった。なお、午前10時45分発表の中国11月財新サービス業購買担当者指数(PMI)も市場予想を上回ったが、発表後の豪ドルは弱含みとなった。午後のドル円は104円40銭台での推移。新型コロナウイルス向けワクチンの早期接種開始見込みからのリスク選好の動きが広がっているが、ドル安円安の流れとなっており、ドル円では動きが出にくい面も。ユーロは堅調地合いを維持した。昨日の海外市場で1.21台を付けたユーロドルは、1.21台を維持してのもみ合いが続き、昼過ぎに1.2125まで。その後も1.2120前後の高値圏もみ合いが続いた。ユーロ円も昼過ぎに126円14銭を付けた後、126円10銭前後での推移が続いており、朝からの値幅自体は落ち着いた水準にとどまっているが、堅調地合いが継続。昨日英国とEUとの自由貿易協定をめぐる協議の難航からハードブレグジット懸念が広がり、売りが強まったポンドも、対ドル、対円での買い戻しが目立った。昨日ロンドン市場で値を大きく落とす前に水準までは戻していないが、NY市場で付けた安値からは対ドル、対円ともかなり買い戻しが進んだ。

株式(日経平均)

前引けの日経平均株価は前営業日比5円39銭高の2万6806円37銭と小幅続伸。前場の東証1部の売買高概算は5億8021万株、売買代金概算は1兆1947億7000万円。値上がり銘柄数は1349、対して値下がり銘柄数は735、変わらずは90銘柄だった。きょう前場の東京株式市場は、売り買い交錯の展開。前日の欧米株市場が高安まちまちの展開で、米国株市場ではNYダウが高かったものの、ナスダック総合指数は小幅安となるなど目先上昇一服感が出ている。日経平均は前日大幅高に買われたあとだけに、朝方は利益確定の売り圧力が先行した。しかし押し目買い需要は旺盛で、新型コロナワクチン普及への期待などを背景に、日経平均は前場後半に下げ渋りプラス圏で着地している。午後は最近の高値圏でのもみ合いが続いた。今日は前日終値(26,800.98円)付近での動きとなった。大きな崩れはないものの、一段と上値を追うような勢いはなく、寄り付き後は一進一退の動きを見せた。25日移動平均線のからのかい離率は5.98%前後に縮小したものの、過熱感の解消には至っていない。

貴金属

金先限帳入値6167円(前日比+71円)銀先限帳入値81.2円(前日比+1.3円)白金先限帳入値3396円(前日比+98円)パラジウム先限帳入値8068円(前日比-32円)金、銀は続伸。金はニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の軟調に上値を抑えられた。銀はドル建て現物相場の上昇を受けて堅調となった。金は予想以下の全米雇用報告やドル安が支援要因になった。11月の全米雇用報告は、民間部門雇用者数の伸びが30万7000人と、事前予想の41万人を下回った。10月分は40万4000人と、当初の36万5000人から上方修正された。米地区連銀経済報告(ベージュブック)は、新型コロナウイルス感染が急速に拡大していることや、一部の企業や家計に打撃となっている景気後退(リセッション)に伴い、12地区中4地区で経済成長が「ほとんど、もしくは全く見られなかった」との認識を示した。ドル指数は2018年4月以来の安値90.99を付け、ドル安が進んだ。新型コロナウイルス追加対策を巡り、米議会の超党派グループは、9080億ドル規模のコロナ救済法案を発表した。ただ共和党のマコネル上院院内総務は約5000億ドル規模の修正案を提案しており、これを拒否した。一方、米民主党のペロシ下院議長とシューマー上院院内総務は超党派グループの法案を新たな交渉のたたき台として支持を表明しており、今後の協議の行方を確認したい。午後は現物相場が1830ドル台に上昇から上げ幅を拡大し、期先が70円超の上昇幅を維持して引けた。銀はドル建て現物相場の上昇を受けて堅調となった。限月により、上げ幅が異なり、午前中、期先は1円程度の上昇で推移。午後はジリ高となり、1.0~1.3円高で引けた。期中6月限の上げ幅が大きく、4.9円高で引けた。前営業日比は、金標準、金ミニが71~91円高、ゴールドスポットが86円高、銀が変わらず~4.9円高。

石油

原油先限帳入値30860円(前日比+550円)ガソリン先限帳入値42910円(前日比+650円)灯油先限帳入値46290円(前日比+720円)東京石油市場は上昇。新型コロナウイルスのワクチンが英国で承認され、来週から接種可能となったことが景気回復見通しが強まった。経済活動の正常化による石油需要の回復が期待されている。石油輸出国機構(OPEC)加盟国を中心とした産油国の協議が前進していると伝わったことも支援要因。ただ、時間外取引でニューヨーク原油が軟調に推移していることは重し。円相場は1ドル=104円半ばで取引されており、前日水準とほぼ変わらず。午後は反発。為替は前日の海外市場でいったん1ドル=104円台後半まで円安に振れた後、再び104円台半ばまで円高に振れたが、半ばでのもみ合いとなるなか、前日の海外原油先物は続が反発して、この日のアジアの時間帯の夜間取引も朝安後に戻していることで堅調に推移した。また、この日のドバイ原油の現物も上伸している。主要3油種は国内夜間取引の後半にこの日の高値を付けたあと、日中取引ではその高値から離れたが堅調に推移した。前営業日比は、ガソリンが540~720円高、灯油が変わらず~720円高、軽油は出来ずだが、名目値で600~700円高。原油が530~720円高。中京ガソリンは変わらず~500円高、灯油は変わらず~500円高。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値266.0円(前日比+8.3円)TSR20先限帳入値 出来ずRSS3号は、軒並み高。寄り付きは、上海夜間は上昇したものの、前日の夜間取引の上げ幅が大きかったことから、上げ幅を削る展開となった。その後は、日中取引の上海ゴムが、しっかりとなっていることから、買いがやや優勢となっている。上海ゴム主導の上昇場面となっている。だが、前日の夜間取引では、ゴムRSS3号市場が買われ過ぎとなっており、上海ゴムの上昇を上回った。これを受けて、今日の序盤は、上海夜間が上昇したにもかかわらず、売り物がちの展開となる場面があった。午後は、上海ゴムが一段高となったことを受けて、地合いを引き締め、大幅高で引けた。TSR20は出来ず。大引けのRSS3は、前営業日比は6.4~8.8円高、5月限は同8.3円高の266.0円。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は24740円(前日比+120円)とうもろこしは、小幅まちまち。限月間で方向性を欠く展開。シカゴ期近高もインパクト薄で閑散商い。期先9月限がプラスサイドに反転したが、先限は上げ幅を縮小。先限は2万4700円で上げつかえ、2万4670円まで上げ幅を縮小。2万4650円水準に25日移動平均線が通っており、25日移動平均線を維持して週末を迎えることができるか正念場。明日、2万4710円を上回って引ければ、週足は陽線引けとなる。閑散商い続きでローカル色が濃い相場で売買エネルギー不足だが、買い方としては2万4800円台を早期に回復したい場面。午後に入り、先限と期先9月限は上げ幅を拡大し、3ケタ高で引けた。先限は2万4740円まで上昇。前営業日比は70円安~120円高。先限は同120円高の2万4740円


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