夕刊:2020/12/07

日経平均株価は週明けは大幅安スタート。貴金属は大引けにかけて値を上げてくる。オイルはまちまち。

為替

外為市場中盤、ドル円は103.96円付近まで水準を切り下げた。先週末にかけてはやや戻りを試したものの、円高・ドル安の流れが続いているなかで、ドル円の上値は重い。再来週に年内最後の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、追加緩和が警戒されていることはドルの圧迫要因。まもなく始まる新型コロナウイルスのワクチン接種が米国で始まるとはいえ、新型肺炎の流行が一段と強まっていることで景気が圧迫されている。ユーロドルは1.2140ドル付近まで強含み。今週、欧州中央銀行(ECB)は追加緩和を決定する見通しだが、ユーロ高・ドル安傾向に変化はみられない。ユーロ円は126円前半で推移し、東京時間帯の方向感は限定的。豪ドル円は77円前半、NZドル円は73円前半で弱含み。午後のドル円は、午前中の下げが一服する展開となった。先週末の海外市場で104円24銭まで上昇したドル円は、週明けも当初はしっかりとなり、朝方104円23銭と先週末の高値に迫る動きを見せた。米雇用統計の弱さなどを受けてリスク選好からのドル売りが一服し、ドルの買い戻しが入る展開に。もっとも東京時間は株安の動きがドル買いよりも円買いに作用。ドル円は朝の高値から値を落とす展開となり、104円割れを付ける動きに。昼過ぎに103円94銭まで値を落とした。もっともドル安円高の動きもそこまで。その後は買い戻しの動きが優勢となり104円台を回復、104円10銭前後での推移となっている。先週末のNY午後のドル買いの動きに1.21台後半から1.2110台まで値を落としたユーロドルは、1.21台前半での推移。安値から少し買い戻しも、昼前につけた1.2140前後までの上昇にとどまり、午後は1.2130台での推移が続いた。ユーロ円はドル円の下げに合わせて昼過ぎに126円13銭前後まで値を落としたが、その後のドル円の買い戻しもあり126円30銭前後での推移に。EUとの自由貿易協定の協議の難航が警戒感を誘っているポンドは、先週末の大きな下落から、週明けもう一段ねを落とし、朝方対ドルで1.3400台を付けるなどの動きが見られた。その後は少し値を戻し、午前中に1.3430台を付けると、午後は1.34台前半での推移が続いた。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比203.80円安の26547.44円。前引けの日経平均株価は前営業日比106円01銭安の2万6645円23銭と続落。東証1部の売買高概算は5億8366万株、売買代金概算は1兆821億8000万円。値上がり銘柄数は615、対して値下がり銘柄数は1465、変わらずは94銘柄だった。きょう前場の東京株式市場は前週末の欧米株高を受け、朝方は高く始まったがその後は利益確定売りに急速に値を消す展開となり、下値を探る動きが続いた。日経平均はテクニカル的に過熱領域にあり、寄り後に上値の重さが確認されると利益確定売りを急ぐ動きが一気に強まった。全体の約3分の2にあたる67%の銘柄が下落、業種別でも東証1部33業種中23業種が下げる展開で売り圧力の強い地合いとなった。午後は買いが続かずにマイナス転換した。高寄り後に下げに転じて、その後も下げ幅を拡大して陰線引けとなった。25日移動平均線のからのかい離率は3.87%前後に縮小するなど、過熱感は解消に向かいつつある。

貴金属

金先限帳入値6169円(前日比+15円)銀先限帳入値80.9円(前日比+0.4円)白金先限帳入値3471円(前日比+10円)パラジウム先限帳入値7877円(前日比-82円)金はまちまち、銀は反発。金はニューヨーク安と円安を受け、小動きで始まった。その後は、押し目を買われる場面も見られたが、円安一服を受けて上げ一服となった。銀はニューヨーク高と円安を受けて期先2本が買い優勢となった。11月の米雇用統計によると、非農業部門雇用者数が前月比24万5000人増と、前月の61万人増から伸びが大幅に鈍化した。新型コロナ感染が再拡大し、政府の財政支援に欠く中、雇用者の伸びは5カ月連続で減速した。米雇用統計発表直後はドル安となったが、ドル売りは続かず、ドル安が一服した。米シカゴ地区連銀のエバンズ総裁は、米連邦準備理事会(FRB)による現在の資産買い取りペースは「快適」とした上で、今後数カ月間もそうした状況が継続する公算が大きいと表明した。ただ追加緩和に反対しない考えも示した。米民主党のペロシ下院議長は、新型コロナウイルス経済対策法案を巡る協議に弾みがついていると述べた。上下両院の民主・共和両党の議員らは来週の議会通過を目指し、9080億ドル規模の超党派案の最終調整を進めているという。バイデン次期米大統領は低調な雇用統計で景気回復の失速が示唆されたとし、議会が迅速に経済対策法案を可決しなければ状況は悪化すると警告した。午後に入ると、ドル建て現物相場の堅調や円安再開を受けて押し目を買われた。銀はニューヨーク高と円安を受けて期先2本が買い優勢となった。前営業日比は、金標準、金ミニが3円安~18円高、ゴールドスポットが9円安、銀が変わらず~0.6円高。

石油

原油先限帳入値31290円(前日比-210円)ガソリン先限帳入値43260円(前日比-230円)灯油先限帳入値46580円(前日比-250円)東京石油市場は軟調。今週から英国や米国で新型コロナウイルスのワクチン接種が始まる見通しとなっているものの、経済活動の正常化を期待した買いは一巡しており、利益確定の売りがやや優勢。今週の欧州中央銀行(ECB)理事会や来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)など年内のイベントがわずかとなっていることはポジション調整の売りを誘っている。時間外取引でニューヨーク原油は軟調。円相場は1ドル=104円ちょうど付近で推移。今週は10日にECB理事会が行われる。欧州で新型コロナウイルスが再流行し、景気回復が失速したことから、追加緩和はほぼ確実とみられている。関係筋によると、パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)を1年間延長し2022年半ばまでとすることで合意するもよう。規模は5000億ユーロ追加され、総額1兆8500億ユーロになるとみられている。午後は総じて反落。英国や米国で新型コロナウイルスのワクチン接種が開始される予定だが、景気回復の期待からの買いは一巡し、利食い売り先行もよう。週明けの二ューヨーク原油時間外取引が小安くなったことを映した下落。新規材料不足で閑散商いだったが、引け前にまとまった枚数の注文があり、出来高は4万5000枚超えまで膨らんだ。前営業日比は、ガソリンが240円安~変わらず、灯油が250~20円安、軽油は出来ずだが、名目値で500~300円安。原油が460~210円安。中京ガソリンは変わらず、灯油は変わらず。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値247.1円(前日比-8.0円)TSR20先限帳入値 出来ずRSS3号は、大幅続落。寄り付きは、上海夜間は下落となったが、4日の夜間取引でゴムRSS3号が大幅安となっていたことから、午前9時台は下げ幅は縮小。しかし、日中取引の上海ゴムが一段安となり、ゴムRSS3号も下げ幅を拡大した。上海ゴムの下落を受けて、ゴムRSS3号が大きく水準を引き下げている。期先5月限は、一時243.5円まで下落した。目先の支持は、240円前後となる。この水準は、11月の上昇場面で抵抗線となった価格帯であるが、今度は支持線となりそうだ。同水準を下抜くと、220円まで特に目立った支持が見当たらない。5円刻みで下げ渋るとみるが、産地相場にも、以前ほどの強さがみられないことから、下値には注意しておきたい。午後から下値切り上げとなったが、終盤から引けにかけて期先は売り優勢となり、先限は8円安で引けた。TSR20は出来ず。大引けのRSS3は、前営業日比は8.7~6.5円安、5月限は同8.0円安の247.1円。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は24680円(前日比-70円)とうもろこしは、下落。4日のシカゴ安を背景に序盤から先限がジリ安となり、2万4590円まで下落。まばらな商いのなか、期近3月限、期中7月限が450~370円安。先限は下値を切り上げたが戻りは限定的。シカゴ夜間取引が続落で推移から、押し目買いは見送りムード。先限は支持線の2万4520円割れとなる前に下げ幅を縮小。25日移動平均線が通る2万4650円でもちあい。午後は多少下値を切り上げ、2万4680円まで戻した。まばらな商いのなか、期近3、5月限、期中7月限が450~250円安となり、下げが目立った。前営業日比は420円安~変わらず。


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