夕刊:2020/12/09

日経平均は大幅反発。27000円台も視野に。大阪金は小幅安。オイルは小幅高。

為替

外為市場は、ユーロドルは1.2110ドル前後、ポンドドルは1.33ドル台後半で、小幅のレンジ内でのもみ合い。英国と欧州連合(EU)の通商協議に関し、ジョンソン英首相とフォンデアライエン欧州委員長の会談を日本時間今夜に控え、欧州通貨は手掛けづらい状況となっているようだ。豪ドル/ドルも小幅な値動きにとどまっている。午前8時30分の豪州12月消費者信頼感指数や、午前10時30分の中国11月生産者物価指数ならびに消費者物価指数の結果発表後の反応は限定的となっており、方向性が出る状況には至っていない。日経平均株価や時間外取引での米国株先物は上昇しているものの、リスク選好の円安やドル安の動きは限定的となっている。本日も市場参加者が限られる中、模様眺めの様相となっているもよう。午後は円安、ドル安の傾向。新型コロナウイルスのワクチン普及期待を背景とした株高を受け、リスク選好ムードとなっている。日経平均株価や時間外取引の米国株先物は堅調に推移し、アジア株もおおむね堅調に推移している。ポンド円は139円台円半ば、ポンドドルは1.33ドル台後半でしっかり。英国と欧州連合(EU)の通商協議に関し、ジョンソン英首相とフォンデアライエン欧州委員長の会談が日本時間今夜に予定されている。カナダ円は強含みの展開。日本時間10日午前0時にカナダ中央銀行の政策金利発表を控え、カナダドルの買い戻しが優勢のもよう。欧州系証券から、カナダ中銀のタカ派の声明を予想するレポートが公表されており、これを材料視する向きもあるもよう。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比350.86円高の26817.94円。前引けの日経平均株価は前日比276円44銭高の2万6743円52銭。東証1部の売買高概算は5億990万株、売買代金は1兆89億2000万円。値上がり銘柄数は1331、値下がり銘柄数は725、変わらずは118銘柄だった。日経平均株価は急反発。英国で新型コロナウイルスに対するワクチン接種が始まったことなどが好感され前日のNYダウが上昇した流れを受け、この日の東京市場も値を上げてスタートした。特に、寄り前に発表された10月機械受注が市場予想を上回ったことも好感され、日経平均株価は一時300円を超える上昇となる場面があった。午後も米株高などを受けて高寄りすると、上値を伸ばす展開となった。上げ幅は350円超に達するなど、大幅高となった。5日移動平均線やボリンジャーバンド+1σを回復している。前日までの下げに対する反動高であり、底堅さを確認することとなった。

貴金属

金先限帳入値6240円(前日比-16円)銀先限帳入値51.6円(前日比-0.9円)白金先限帳入値3410円(前日比+15円)パラジウム先限帳入値7751円(前日比-126円)金は総じて続伸、銀は揃って軟調。金はNY高を受けて買い優勢で始まった後に売られたものの、押し目買いが入りプラスサイドを維持。銀は夜間高を受けて堅調で開始したが、ニューヨークの下落を受けて期先2本が売り優勢となった。新型コロナウイルスのワクチン接種開始が決定されているが、新型コロナウイルスワクチンの報を織り込む一方、世界的な新型コロナウイルスの新規感染者数の拡大していることに対する懸念が広がっている。米国では1日の新規感染者数が20万人を超えたほか、都市封鎖(ロックダウン)が再開されているイギリスでも連日1万人を超える新規感染者が発生するなど、世界的に新型コロナウイルスの感染が深刻化している。ロックダウンが導入されていることで経済面への影響が懸念されると同時に、米国では新政権が発足した後に大規模な追加経済対策が実施されるとの見方が強く、これに伴う財政悪化や低金利政策見通しが強気材料視されている。縮小が続いていた金ETF残高は8日は前日比で変わらず。これで縮小が止まったかどうかが注目される。午後から現物相場の下落から地合いを緩め、30円超の下落まで軟化。下値を切り上げたが、期中4月限の1円安を除き、2ケタ安で引けた。銀はニューヨーク銀、現物相場の下落を受けて午前の取引で期先2本が売り優勢。期近中限も売り圧力が強まった。前営業日比は、金標準、金ミニが32~1円安、ゴールドスポットが37円安、銀が1.2円安~変わらず。

石油

原油先限帳入値31200円(前日比+110円)ガソリン先限帳入値43260円(前日比+170円)灯油先限帳入値46480円(前日比+190円)東京石油市場は小幅高。今週10日に米当局が米ファイザーや独ビオンテックが共同開発した新型コロナウイルスのワクチンを承認し、11日から接種が開始される見通しであることが相場を押し上げている。世界最大の経済や石油消費量を誇る米国の累計感染者数は世界最多で、他国の随を許しておらず、流行が抑制され需要見通しが好転することが期待されている。円相場は1ドル=104円前半で小動き。米石油協(API)が発表した米週間石油在庫統計で、原油や石油製品の在庫が増加したことが重し。米エネルギー情報局(EIA)が週報を発表する。冬場の天候が本格化するにつれて石油製品需要は鈍化しており、原油や石油製品の在庫が積み上がりやすくなっている。新型コロナウイルスの流行が拡大していることも在庫増加の背景。午後は総じて小反発。為替が1ドル=104円台前半のもみ合いとなるなか、前日の海外原油先物はあまり動かず、この日のアジアの時間帯の夜間取引も小幅な値動きとなっていることで、こう着商状となり、おおむね小幅高で引けた。この日のアジアの時間帯のドバイ原油の現物も強含みで推移している。主要3油種は、ガソリンの3月限を除き小幅高で引けた。また、引き続き原油は期先2本にETF絡みとみられる限月移行の商いで出来高が膨らんだ。前営業日比は、ガソリンが30円安~180円高、灯油が70~230円高、軽油は出来ずだが、名目値で100~200円高。原油が110~270円高。中京ガソリンは出来ず、灯油は変わらず。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値234.2円(前日比-7.2円)TSR20先限帳入値 出来ず。RSS3号は、大幅続落。寄り付きは、8日の上海夜間が大幅安となったものの、同日の夜間取引でゴムRSS3号が大きく水準を引き下げていたことから、下げ幅を縮小させる限月が目立った。しかし、上海ゴムが日中取引で下げ幅を拡大させる展開となると、ゴムRSS3号も再び売りが先行し、当限を除いて2ケタ安となっている。また、上海ゴムが日中取引で下げ幅を拡大させる展開となると、ゴムRSS3号も再び売りが先行し、一時多くの限月が2ケタ安となった。ただ、引けにかけてはやや下げ幅を縮小させた。TSR20は出来ず。大引けのRSS3は、前営業日比は10.1~5.8円安、5月限は同7.2円安の234.2円。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は24520円(前日比-220円)とうもろこしは、期中先限が3ケタ安。先限は日中取引序盤は2万4620円まで戻し、安もちあいで推移。シカゴ夜間取引が小反発となっているが、反応は鈍い。先限は夜間取引で2万4520円まで下落。2万4500円割れ回避で底堅いチャートではあるが、一向に買い意欲が盛り上がらない。米国の10日に米農務省(USDA)から需給報告の発表があり、その内容を見極めるまで方向性が出にく展開か。この後は薄商いのなか、軟調地合いを引き継ぎか。午後は引け前に2万4520円まで下落し、今日の安値引けとなった。期近3月限が10円高。期近1月限は出来ず。前営業日比は320円安~10円高。先限は同180円安の2万4560円。


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