夕刊:2020/12/11

大阪金、日経平均株価ともに軟調。大阪白金はしっかり。オイルは小幅高。

為替

午前中のポンドは引き続き、上値が重い。英国と欧州連合(EU)の通商協議は合意なしの可能性が高まっていると各メディアで報じられており、警戒感は一段と強まっている。朝方には、ジョンソン英首相が合意できない公算大との考えを示したとの報道も伝えられている。豪ドルが堅調に推移しており、豪ドル/ドルは0.7565ドル付近まで、豪ドル円は78.66円付近まで上昇。WTI(NY原油)が時間外取引で上昇しているほか、中国の大連商品取引所で鉄鉱石価格が急騰しており、資源国通貨の豪ドルが選好されている。序盤は日経平均株価の下げ幅拡大を背景にドル円、クロス円ともに円高傾向となったが、中盤に差し掛かるとその動きは一服。日経平均の下げ止まりを受けて、ユーロ円やNZドル円、カナダ円などクロス円では下げ渋る動きがみられている。午後のドル円は104円ちょうど前後でもみあった。朝方は円高進行が目立つ展開となり、ドル円は103円93銭まで値を落とす場面が見られた。前日からのドル安円高傾向が継続したことに加え、日経平均が午前中に一時200円超の下げとなるなど、株安が強まったことが円買いを誘った。その後は少し値を戻してもみ合いに。午後に入って株が下げ幅を縮めたことや、ユーロドルでのユーロ買いドル安などの影響でドル円と同様に値を落としていたクロス円が下げ渋ったことで、ドル円も下押しの勢いを失った格好に。もっとも上値は重く104円ちょうどを挟んでのレンジ取引に。ユーロドルは1.2160前後を付けるなどしっかりの展開に。今月に入ってのユーロ高局面が1.2170台で抑えられているように、1.21台後半ではユーロ売り注文が入っており、高値での買いには慎重も、堅調地合いが続いた。ユーロドルの上昇もあってユーロ円は朝の下落から値を戻し126円台半ば前後まで。朝は一時126円27銭を付ける動きが見られた。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は103.72円安の26652.52円。前日比前引けの日経平均株価は前日比143円50銭安の2万6612円74銭。前引けの日経平均株価は前日比143円50銭安の2万6612円74銭。前場の東証1部の売買高概算は6億9173万株、売買代金は約1兆6282億円。値上がり銘柄数は1050、値下がり銘柄数は1015、変わらずは114銘柄だった。日経平均株価は軟調。米追加経済対策を巡る協議が難航していることもあり、前日のNYダウは下落したほか、足もとでは円高基調となっていることが警戒された。為替は1ドル=103円90銭台と円高が進み104円ラインを割り込んだ。半導体や電子部品などハイテク株が値を下げた。ただ、マザーズ指数は上昇するなど中小型株はしっかり。午後は下げ幅を拡大する場面が一時はあったが、東証マザーズ指数は3日ぶりに反発するなど中小型株は堅調だった。

貴金属

金先限帳入値6144円(前日比-41円)銀先限帳入値80.2円(前日比-0.5円)白金先限帳入値3417円(前日比+73円)パラジウム先限帳入値7697円(前日比+27円)金は続落、銀は変わらず。金はニューヨーク安と円高を受けて売り優勢で始まった。その後は、円高が進んだことを受けて軟調となったが、ドル建て現物相場の堅調を受けて押し目を買われた。銀はニューヨーク高と円高を受け、先限が変わらずとなった。欧州中央銀行(ECB)理事会で追加緩和が決定された。パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の規模を5000億ユーロ拡大し、期間を9カ月間延長する。市場では期間の1年延長が見込まれていたことからユーロが買い戻された。ECBは今回のスタッフ予想で、21年のユーロ圏の経済成長率を3.9%とし、前回9月の5.0%から下方修正した。米新規失業保険申請件数は85万3000件と、前週の71万6000件から予想以上に増加した。新型コロナウイルス新規感染者の増加に伴う制限措置拡大が影響した。一方、ムニューシン米財務長官と民主党のペロシ下院議長は、新型コロナ経済対策法案を巡る超党派の協議に「大きな進展」が見られているとの認識を示した。追加経済対策がまとまらなければ短期的な景気の下振れリスクが高まるとみられ、協議の行方を確認したい。欧州委員長と英首相は13日まで交渉を継続するとしたが、英首相は、欧州連合(EU)との通商交渉で合意できない可能性が大きいとの考えを示した。ポンドが下落しており、ドル高要因である。午後に入ると、ドル建て現物相場の上げ一服を受けて軟調となった。銀はニューヨーク高と円高を受け、先限が変わらずで始まったのち、金軟調につれ安となった。前営業日比は、金標準、金ミニが49~36円安、ゴールドスポットが35円安、銀が0.5円安~変わらず。

石油

原油先限帳入値31840円(前日比+490円)ガソリン先限帳入値43990円(前日比+560円)灯油先限帳入値47050円(前日比+470円)石油市場は上昇。新型コロナウイルスのワクチン接種が主要国で順次始まることで、経済活動の正常化期待や石油市場の先高感が高まっている。米食品医薬品局(FDA)の諮問委員会は米ファイザーと独ビオンテックが共同開発したワクチンの緊急使用の承認を勧告した。昨日のニューヨーク原油やブレント原油は3月以来の高値を更新。NY時間外取引でも堅調に推移している。ただ、円相場が1ドル=103円後半で円高・ドル安推移していることは国内市場の重し。午後の石油市場は続伸。前日の海外原油先物が続伸して戻り高値を更新したことが好感されたが、その高値からはかなり上げ幅を縮小して、為替も1ドル=104円近辺まで円高に振れたことで、東京石油も国内夜間取引後半の高値更新後にかなり上げ幅を縮小した。この日のアジアの時間帯のドバイ原油の現物も上昇後に上げ幅を縮小している。主要3油種は、国内夜間取引の後半に全限月が一代高値を更新したが、その高値からは大きく上げ幅を縮小した。また、引き続き原油は期先2本にETF絡みとみられる限月移行の商いで出来高が膨らんだ。前営業日比は、ガソリンが510~820円高、灯油が340~540円高、軽油は出来ずだが、名目値で800円高。原油が490~750円高。中京ガソリンは変わらず~700円高、灯油は変わらず~2000円高。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値229.9円(前日比-3.3円)TSR20先限帳入値 出来ず。RSS3号は、軒並み安。寄り付きは、上海夜間が小幅高となったことから、前日の夜間取引の下げ幅を縮小させる展開となった。その後、日中取引の上海ゴムが一段高となると、さらに下げ幅を縮めている。ただ、当限は10円超の大幅安となっている。午後は上海ゴムの軟調地合いが続いている。中心限月の5月限は、夜間取引で1万4150元まで下落し、1万4000元に接近した。その後、戻してはいるが1万4600元超では戻り売りを浴びている。上海ゴムが中盤以降に再び地合いを緩めると、ゴムRSS3も売り優勢となった。TSR20は出来ず。大引けのRSS3は、前営業日比は9.6~2.6円安、5月限は同3.3円安の229.9円、

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は24650円(前日比+70円)とうもろこしは、総じて下落。序盤は限月間で方向性を欠く展開。10日のシカゴコーンが小安くなったが、最近のレンジ内での下落で反応薄。出合いのない期近1月限を除き売り物勝ち。先限は小幅安に軟化したが、2万4500円が支持線として意識され、下値堅く推移か。午後は期中5、7月限が再上昇し、先限は終盤にプラスサイドに反転し、2万4650円まで上昇した。期近1月限は出来ず。前営業日比は20円安~200円高。先限は同70円高の2万4650円。


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