夕刊:2020/12/15

大阪金は夜間の安値から100円近く戻す。日経平均株価は小幅安。オイルはまちまち。

為替

前場の外為市場はNZドルの上値が重い。ニュージーランド中央銀行(RBNZ)が早朝、「経済見通しは引き続き極めて不透明であり、経済のリスクバランスは下向き」などの声明を公表しており、影響しているもよう。豪ドルの上値も重い。オーストラリア中央銀行(RBA)から議事要旨が公表されたが、「今後の会合で債券購入プログラムの規模とその影響を検討する」、「インフレが持続的に2~3%の目標範囲に入るまで利上げはない」など直近の声明文と同内容にとどまったため、豪ドル売りにつながったようだ。ユーロドルは堅調に推移しており、1.2163付近まで上昇。東京序盤は前日のニューヨーク午後の戻り高値1.2160近辺がレジスタンスとなっていたが、これを若干ながら超えてきた。ユーロ円もしっかりとなっている。午後のドル円は104円00銭台でのもみ合い。前日の海外市場で103円台半ば近くから104円10銭台まで上昇したドル円は、朝方やや頭の重い展開で、103円台を付ける動きも見られた。もっとも、前日の急騰もあってドル売り円買いに慎重な姿勢が見られ、昼頃はしっかりの動きで104円15銭まで。もっとも上値も重くその後は少し値を落としている。ユーロドルも昼前から午後にかけてしっかりの展開。ユーロ円の買いなども見られた。午後は少しユーロ売りの動きでユーロドルは1.2160台から1.2150割れまで。豪ドルは昼前からの豪ドル売りの動きから、一時0.7500台まで値を落とす動きが見られた。モリソン豪首相が中国の豪州産鉄鉱石の輸入停止を批判し、両国関係の悪化懸念が広がった。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終前比は44.6円安の26687.84円。前引けの日経平均株価は前営業日比83円61銭安の2万6648円83銭と反落。東証1部の売買高概算は5億7112万株、売買代金概算は1兆1210億7000万円。値上がり銘柄数は926、対して値下がり銘柄数は1133、変わらずは120銘柄だった。きょう前場の東京株式市場は、前日の米国株市場で新型コロナウイルスの感染拡大を警戒してNYダウが反落したことなどを受け、買い手控えムードの強い展開となった。政府の観光支援策「GO TO トラベル」の停止などが決まったことも旅行関連株などを中心に景気敏感株の売りを誘い市場心理を弱気に傾けた。一方、下値では押し目買いが入り下げ幅は100円未満にとどまった。午後もまちまち。このところの日足チャートではおおむね横ばいで推移している。今週は米連邦公開市場委員会(FOMC)や日銀金融政策決定会合も控えていることで、模様眺め気分の強い展開となっている。最近のレンジ内でのもみ合いが継続しており、目先は26,300~27,000円前後のレンジ内での動きが続くこととなりそうだ。

貴金属

金先限帳入値6161円(前日比+21円)銀先限帳入値80.9円(前日比+0.7円)白金先限帳入値3376円(前日比-10円)パラジウム先限帳入値7589円(前日比-107円)金、銀は総じて下落。金はニューヨーク安を受けて売り優勢で始まった。その後は、円小幅安やドル建て現物相場の小幅高が下支えになった。銀もニューヨーク安を受けて総じて軟調となった。英国と欧州連合(EU)の通商交渉継続を受けてポンドが上昇するなどし、ドル安に振れた。英国のEU離脱問題を担当するバルニエ首席交渉官は、英国との貿易協定締結は依然として可能だとした上で、向こう数日がヤマ場になるという認識を示した。交渉の行方を確認したい。米食品医薬品局(FDA)が米ファイザーの新型コロナウイルスのワクチンの緊急使用を承認し、米国でのワクチン接種が開始された。一方、米与野党は総額1兆4000億ドルの2021年度予算案を巡り、詰めの協議を行った。また議会の超党派グループが提案した9080億ドルの新型コロナ救済法案は、2つに分割される見込みとなった。ドル安に振れやすいことは金の支援要因だが、景気回復期待から金ETF(上場投信)から投資資金が流出していることは上値を抑える要因である。14日のSPDRゴールドの現物保有高は前日比4.668トン減の1171.319トンとなった。午後に入ると、ドル建て現物相場の上昇を受けてプラスサイドに転じた。銀もニューヨーク安を受けて売り優勢で始まったのち、ドル建て現物相場の上昇を受けて期先2本がプラスサイドに転じた。前営業日比は、金標準、金ミニが9~21円高、ゴールドスポットが13円高、銀が2.4円安~0.7円高。

石油

原油先限帳入値318900円(前日比-70円)ガソリン先限帳入値43920円(前日比-80円)灯油先限帳入値46910円(前日比-460円)東京石油市場は売り買いが交錯している。米国で新型コロナウイルスのワクチン接種が始まったことから海外原油は堅調だったが、上値が限定的だったことから国内市場の動意は限られている。時間外取引でニューヨーク原油は軟調。円相場は1ドル=104円前半で円売りがやや優勢だが、前日と比較して水準的な変化は限定的。米エネルギー情報局(EIA)が発表した掘削生産性報告(DPR)によると、来年1月の主要7地域の米シェールオイル生産量は前月比・日量13万7000バレル減の日量743万8000バレルとなる見通し。見通しどおりの結果となれば、6月以来の低水準となる。午後は油種間でまちまち。原油は小幅安、ガソリンは小幅まちまち、灯油は期先から下落。前夜の海外市場で1ドル=103円台半ばまで円高に振れていた為替がそのあと104円台前半まで前日の日中取引の水準近辺まで戻すなか、前日の海外原油先物は反落後に戻して上伸したものの、この日のアジアの時間帯の夜間取引で再び軟化していることに圧迫された。この日のドバイ原油の現物も軟調に推移している。主要3油種では、原油の下げ幅か想定的に限られるなか、ガソリンは小幅まちまち、灯油は期先の下げ幅がやや大きくなった。前営業日比は、ガソリンが120円安~220円高、灯油が460円安~変わらず、軽油は出来ずだが、名目値で200円安~変わらず。原油が110~50円安。中京ガソリンは変わらず~1000円高、灯油は出来ず。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値244.0円(前日比+4.1円)TSR20先限帳入値 出来ず。RSS3号は、期近2本を除いて反落。寄り付きでは、上海夜間安や前日の大幅高の反動から、売りが先行した。ただ、その後は、日中取引の上海ゴムが地合いを引き締めたことから、下げ幅を縮小し、期近2本はプラスサイドに振れている。TSR20は出来ず。先限は、240円前後の攻防となっている。現在、レンジとしては、220~240円前後となっており、240円台にしっかり入ってくれば、レンジが再び240~260円前後に切り上がりそうだ。期近が240円前後で下げ渋りをみせていることから、上海ゴムの調整安が終了すれば、期先は250円付近まで上昇する可能性があるとみる。午後は、日中取引の上海ゴムが地合いを引き締めたことやタイオファーの上昇などをきっかけに期近を中心に買いが先行し、当限は大幅高となった。TSR20は出来ず。大引けのRSS3は、前営業日比は4.1~12.2円高、5月限は同4.1円高の244.0円。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は24700円(前日比-80円)とうもろこしは総じて軟調。14日のシカゴはまちまちとなるなか、軟調な夜間の流れを引き継いでいる。先限は朝寄り後に買い戻されたが、2万4750円が上値抵抗線として意識されるなか売り直されている。閑散商いのなか2万4700円台を維持しているものの、こう着した状態にある。シカゴ夜間取引が小幅安で上値圧迫要因。先限は売り優勢。2万4700円が下値支持線となっているが、2万4700円台後半になると上値が重くなる。シカゴ夜間取引が小幅安で推移するなか、期中は堅調。先週、米農務省(USDA)が月例需給報告を発表したことで材料に織り込み感があるうえ、クリスマスシーズンを迎えるなか、動意が停滞している。新規材料不足のなか、シカゴコーンもこう着状態となっているため、とうもろこし市場も閑散商いを継続。午後はドル円が前日の日中取引の水準近辺まで戻している。なお、この日納会を迎えた期近1月限は変わらずだった。前営業日比は180円安~50円高。先限は同80円安の2万4700円。


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