夕刊:2020/12/16

日経平均株価は小幅高。大阪金は上げてくるも6200円台をキープできず。オイルは小幅高。

為替

午前中の豪ドル円、豪ドル/ドルともにじり安となっている。午前8時30分発表の11月豪ウエストパック先行指数は前回値を上回ったが、反応は限定的。その後、豪州が中国の豪州産大麦への関税を世界貿易機関(WTO)に提訴と伝えられると、豪ドルが一段安となる場面もみられた。前日の海外市場ではポンド円やポンドドルが強含みとなったが、オセアニア市場や東京市場ではポンド買いが一服している。英国メディアなどで、英保守党議員の話として「英国は欧州連合(EU)との合意の向に傾いている」と伝えられ、15日はポンドが全面高となっていた。中盤の東京市場では、ドル円やユーロドルは小幅な値動きにとどまっている。米連邦公開市場委員会(FOMC)やパウエル連邦準備理事会(FRB)議長の会見を控え、模様眺めの様相となっている。外為市場終盤、ドル円は11月9日以来の安値圏となる103円40銭台まで値を落とした。前日の海外市場からのドル安円高基調が継続。上値の重い展開を受けて午後に入ってドル売り円買いの動きが強まった。ユーロ円も午後に円高が強まる展開となっており、全般に円高の動きに。株式市場がしっかりとなるなど、リスク選好の動きも、ドル円の重さが上回る格好に。ユーロドルはもみ合い。午前中はユーロ売りがやや優勢も、午後はドル売りの動きにしっかりとなった。もっとも値幅は限定的。昨日大きく上昇したポンドドルは堅調地合いを維持し、午後に入って昨日海外市場の高値を更新する動きに。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比69.56円高の26757.40円。前引けの日経平均株価は前営業日比79円90銭高の2万6767円74銭と反発。東証1部の売買高概算は5億5390万株、売買代金概算は1兆557億8000万円。値上がり銘柄数は1000、対して値下がり銘柄数は1066、変わらずは116銘柄だった。きょう前場の東京株式市場は、前日の米国株市場で主要株指数が揃って上昇し、ナスダック総合指数が史上最高値を更新したことなどを受けリスク選好の流れとなった。新型コロナワクチンの普及に対する期待感が市場のセンチメントを強気に傾けている。ただ、寄り後は利益確定の売り圧力も表面化し、漸次上げ幅を縮小する展開に。日本時間17日早朝に判明するFOMCの結果を前に積極的に買いポジションを高める動きはみられなかった。値上がり銘柄数と値下がり数はいずれも1000台に乗せ拮抗した状態となっている。午後は徐々に上げ幅を縮小した。26,800円台では上値の重い展開となった。最近のレンジ内でのもみ合いとなり、日足チャートは横ばいで推移している。一目均衡表の転換線近辺では底堅いものの、上値は抑えられやすく、方向感の出にくい展開となっている。

貴金属

金先限帳入値6190円(前日比+29円)銀先限帳入値51.6円(前日比+82.2円)白金先限帳入値3443円(前日比+67円)パラジウム先限帳入値7630円(前日比+41円)金は軒並み上昇、銀は総じて上昇。金はニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は円高傾向やドル建て現物相場の上昇が強気要因になった。銀はニューヨーク高が買い支援要因となったが、一部限月が軟調となった。23日に納会を迎える銀の当限12月限はポジション調整が進む中で大きく値を落としている。米食品医薬品局(FDA)による米ファイザーの新型コロナウイルスのワクチンの緊急使用承認を受けて米国でもワクチン接種が開始された。これを受けて将来の米経済に対する楽観的な見方が浮上しているが、その一方で足元の実体経済については低迷が懸念される状態が続いている。前週発表分の新規失業保険申請件数は事前予想を上回る増加となって85.3万件に達したうえ、12月のNY連銀製造業景気指数が事前予想のプラス6.2、前月のプラス6.3を下回るプラス4.9にとどまっている。これらの弱気な経済指標は追加経済対策の必要性に対する認識を高めるが、超党派議員からは、対立の少ない7480億ドル分を成立させ、残りの1600億ドル分については追加協議する、という二分割案が提示されるなど、成立に向けて歩み寄ろうとする動きも見られている。これらの動きを受けて今週中にも追加経済対策案が成立する可能性が浮上しているが、これは同時に米国の財政悪化やこれに伴うドル安観測を強める要因となっている。また、開催中の米連邦公開市場委員会(FOMC)でも金融緩和の姿勢が改めて示される可能性がある。これまでの金融緩和に伴う流動性の拡大により株式市場は堅調に推移しているが、足元の経済情勢から見ると、株高の先行きには見通し不透明感が強い。ドル安も相まって、金には引き続き根強い需要が見られることになりそうで、引き続き底意の強い足取りを演じると見られる。午後は上げ幅を縮小した後、終盤にジリ高となり、期先2本は約30円の上げ幅を維持し、6180円台で堅調に引けた。銀はニューヨーク高が買い支援要因となったが、薄商いで限月間で方向性を欠いた。23日に納会を迎える銀の当限12月限はポジション調整が進む中、3.5円安と大幅安となり、安もちあいで引けた。前営業日比は、金標準、金ミニが19~49円高、ゴールドスポットが24円高、銀が。

石油

原油先限帳入値32080円(前日比+190円)ガソリン先限帳入値44360円(前日比+440円)灯油先限帳入値47300円(前日比+390円)東京石油市場は堅調。新型コロナウイルスのワクチン接種が各国で始まったことが相場を押し上げている。経済活動の正常化と共に、石油需要が回復すると期待されている。米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計で、原油や石油製品の在庫が増加したことから時間外取引でニューヨーク原油は軟調だが、下げ幅は限定的。円相場が1ドル=103円後半で前日よりも円高推移していることは国内市場の重し。時間外取引でニューヨーク原油は小幅安。1月限は前日比0.06ドル安の47.56ドルで推移。本日これまでのレンジは47.48~47.63ドル。午後は総じて小幅高。前日の海外原油先物が上伸したことに支援されたものの、為替が再び1ドル=103円台半ばまで円高に振れていることで上げ幅は抑制された。この日のドバイ原油の現物は上昇のあと午後にやや上げ幅を削っている。主要3油種では、ガソリンの期近1月限のみマイナス引けしたが、他限月は小幅ながらプラス引けした。前営業日比は、ガソリンが120円安~440円高、灯油が100~390円高、軽油は出来ずだが、名目値で100円高。原油が100~220円高。中京ガソリンは変わらず~800円高、灯油は変わらず~500円高。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値240.5円(前日比-3.5円)TSR20先限帳入値 出来ず。RSS3号は、軒並み続伸。当限は14円超の暴騰となっている。寄り付きでは、上海夜間が下落したことから、前日の夜間取引の上げ幅を削ったが、売り一巡後は地合いを引き締めた。その後、日中取引の上海ゴムがプラスサイドに転じたことから一段高となった。期近の上昇が目立っている。月曜からすでに34円超の上昇となっている。産地価格は、これほどの上昇を見せていないことから、内部要因によるところが大きそうだ。期近12月限は22日に最終取引日を迎えるが、11月限の納会値は250円、受渡枚数146枚と10月限の納会値278.0円、受渡枚数360枚から大きく水準を引き下げたが、12月限は中国の自動車需要の拡大などを背景に、再び高水準での納会になる可能性があります。午後は上海ゴムが売り先行となると、ゴムRSS3号は当限を除いて、マイナスに転じた。TSR20は出来ず。大引けのRSS3は、前営業日比は5.2円安~10.3円高、5月限は同3.5円安の240.5円。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は24860円(前日比-円)とうもろこしは当先を除き小幅安。15日のシカゴコーンは小幅高で引けたが、1ドル=103円台半ばまで円高が進んでいることから見送りムードが強い。閑散商いのなか、2ケタ安が目立つ展開。22年1月限は2万4890円で発会し、動意薄。22年1月限が2万4890円で発会し、先限つなぎ足で今月1日以来の高値をつけた。チャートだけで判断すると強気に転換ともとれるが、シカゴコーン、円相場ともがレンジ相場を形成し、2万5000円超えとなるには材料不足。終わりは前営業日比は190円安~50円高。期先11月限は同190円安の2万4510円。


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