夕刊:2020/12/21

週明け日経平均株価は小幅安。大阪金は大幅続伸。オイルは小幅安。ドル円は103円40銭台で推移。

為替

午前中の全般に円高、ドル高傾向となっている。東京市場では日経平均株価が下げ幅を拡大し、時間外取引のNYダウ先物が下げに転じるなど、リスク回避ムードが強まっていることが背景。新型コロナウイルスの感染拡大が世界的に一段と広がっており、嫌気されている。ポンドは大幅安で、ポンド円は前週末のクローズ139.71円近辺から本日は137.92円前後まで、ポンドドルは前週末のクローズ1.3523ドル近辺から1.3343ドル前後まで、それぞれ下落している。英国と欧州連合(EU)の通商交渉の不透明感に加えて、感染力が従来比7割強い新型コロナウイルスの変異種が英国内で広がっているとのニュースがポンド売りにつながっている。豪ドルも軟調で、豪ドル円は78.24円近辺まで、豪ドル/ドルは0.7569ドル近辺まで一時下落した。豪ニューサウスウェールズ州で先週発生した新型コロナウイルスのクラスターにより、感染者数がさらに増加したと報じられていることが材料。これにより、シドニー発の国内線がキャンセルになるなど、クリスマスを前に影響が広がっているとされている。午後のドル円は103円50銭前後までドル買い円売りが入る展開に。週明けは朝から振幅が目立つ展開。ポンドが新型コロナウイルスの変異種の感染拡大とれを受けたロンドンなどのロックダウン、人やモノの移動困難などに対ドル、対円で急落。ドル円はリスク回避のドル買いと円買いが交錯する展開に。週明けいきなりのドル買いで始まった後、上昇分を打ち消す動きが見られ、その後も振幅が続く展開。午後に入って欧州通貨売りドル買いの動きは一服も、戻りは鈍くリスク警戒の流れが続く中、ドル円はしっかり。クロス円の買い戻しなどもあり、やや円売りの動きに。激しい動きを見せたポンドは対ドルで頭の重い展開が続いた。先週後半に1.3620台まで上値を伸ばしていたポンドは、EUとの通商協議への懸念もあって少し調整が入り1.35を割り込んで週の取引を終えた。懸念通り通商協議の難航が続いたが、さらにそれを上回るインパクトで新型コロナの変異種報道があり、ポンドは1.3400割れでスタート。1.3440まで戻す場面もその後再び売りが強まるなど、頭の重い展開に。ユーロも対ポンドでは買いも、対ドル、対円では頭の重い展開になり、昼頃まで欧州通貨売りドル買後も戻りは鈍く欧州通貨の頭の重い展開が続いた。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比48.97円安の26714.42円。前引けの日経平均株価は前営業日比159円79銭安の2万6603円60銭と続落。東証1部の売買高概算は5億4953万株、売買代金概算は1兆180億3000万円。値上がり銘柄数は600、対して値下がり銘柄数は1482、変わらずは102銘柄だった。きょう前場の東京株式市場は寄り付きは日経平均がプラス圏でスタートしたものの、その後は買いが続かず、急速に値を消し下値を探る展開に。日経平均は一時200円を超える下げとなった。米国では20日に、日本円にして93兆円規模の新型コロナウイルス追加対策発動で合意したことが伝わり、これはプラス材料となったものの、新型コロナ感染拡大への警戒感が根強くその後は売りに押される展開を余儀なくされた。午後は売り一巡後は下げ渋りを見せた。高寄り後は値を崩してマイナス転換した。一時26,500円台まで下落したものの、その後は下げ幅を縮小した。

貴金属

金先限帳入値6350円(前日比+84円)銀先限帳入値92.5円(前日比+4.3円)白金先限帳入値3488円(前日比+47円)パラジウム先限帳入値7868円(前日比+150円)金、銀は続伸。金はドル建て現物相場の上昇を受けて買い優勢で始まった。その後は、リスク回避の動きが警戒されるなか、堅調となった。銀はまちまちで始まったのち、金堅調につれ高となった。金は前週末の海外市場で、米議会での追加経済対策の合意期待を受けて押し目を買われる場面も見られたが、英国と欧州連合(EU)の通商協議が難航し、ドル安が一服したことに上値を抑えられた。米議会で追加経済対策は大筋合意に達し、近く採決される可能性がある。一方、英国とEUの通商協議は漁業権などで著しい相違があり、協議が難航し、21日も継続される。ゴーブ英内閣府担当相は、年内に通商協議で合意できない場合、双方が一連の「ミニ片務」協定を結ぶことができると述べた。英国では新型コロナウイルスの変異種の感染拡大を受けてロンドンとイングランド南東部でロックダウン(都市封鎖)の再導入が発表された。変異種は感染力が従来のものより最大で7割高いとみられている。欧州各国は20日、英国からの入国者を規制する方針を相次いで明らかにした。週明けはポンドが急落し、リスク回避のドル高となったが、金は先行き懸念の高まりから買い戻しなどが入った。英首相は変異種にもワクチンは有効と説明しており、ワクチン接種の拡大を待つことになりそうだ。午後に入ると、ドル建て現物相場の1900ドル台回復を受けて上値を伸ばした。銀はまちまちで始まったのち、金急伸につれ高となった。前営業日比は、金標準、金ミニが53~84円高、ゴールドスポットが45円高、銀が0.4~5.9円高

石油

原油先限帳入値32290円(前日比-270円)ガソリン先限帳入値44330円(前日比-370円)灯油先限帳入値47510円(前日比-50円)東京石油市場は下落。新型コロナウイルスのワクチンに対する期待感から先週末の海外原油は続伸したものの、週明けのニューヨーク時間外取引が急落していることが重しとなっている。英国で新型肺炎が変異し、従来よりも感染力の強いウイルスが猛威を振るっていると伝わっていることが背景。英国ではこれまでよりも厳しい規制の枠が新たに設けられ、ロンドンなどがこのカテゴリーに入れられた。英国では世界で最も早くワクチン接種が始まったものの、その英国で新型コロナウイルスの感染者数がまた拡大していることはワクチンの有効性の懐疑論を高めているもよう。流行を抑制するには75%程度の接種率が必要であるとされ、英国ではこの水準の達するにはまだかなりの時間を必要とすることから足元で流行が悪化する事態はありうるものの、思惑が弱気な方向へと振れているようだ。午後の石油市場は総じて小幅続落。為替が1ドル=103円台前半のもみ合いとなるなか、18日の海外原油先物が続伸したものの、週明けのアジアの時間帯の夜間取引大きく崩れていることに圧迫された。また週明けのドバイ原油の現物も朝高後に大きく崩れている。主要3油種は、需要期の灯油の期近2本がなんとかプラス引けしたことを除くと、軒並マイナス引けした。ただ、下げ幅は抑制された。前営業日比は、ガソリンが370~190円安、灯油が250円安~100円高、軽油は出来ず、名目値で100~200円高。原油が310~100円安。中京ガソリンは400円安~変わらず、灯油は変わらず。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値248.2円(前日比+2.0円)TSR20先限帳入値 出来ずRSS3号は、軒並み高。夜間取引の上海ゴムが大幅高となったことから、買いが先行して寄り付いた。買い一巡後は、日中取引の上海ゴムが上げ幅を縮小したことなどから、期近を除いて上げ幅を削っている。先限は、寄り付き直後に251.9円まで上昇し、節目の250円をしっかり上抜く場面があった。だが、買い一巡後は、噴き値売りを浴びる格好となり、250円台を維持できずにいる。現状、先限は、240~260円前後のレンジ相場に入ったとみるが、上値がやや重くなっている。産地価格も伸び悩んでおり、240円を再度割り込むようなら、220~240円前後のレンジ押し戻される可能性がある。午後の取引も期先は小幅高で推移。TSR20は出来ず。帳入値は3円高。大引けのRSS3は、前営業日比は1.6~18.0円高、5月限は同2.0円高の248.2円。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は25200円(前日比+300円)とうもろこしは期先3本が3ケタ高。18日のシカゴ続伸にも序盤は反応鈍く、小幅高にとどまっていたが、午前9時半頃から動意付き、上げ幅を拡大した。先限は2万5140円まで値を飛ばし、先限つなぎ足で昨年7月以来の高値をつけた。とうもろこしは、ようやく上放れた。出来高が低迷し、一段とローカル色を強めていたが、先限が2万5000円、期先11月限が2万4800円とそれぞれの抵抗線を上抜き、値を飛ばした。週明けのシカゴ夜間取引が小幅続伸し、期近3月限が440セントをつけ、一代高値を更新したことで、とうもろこしは売り急ぐ動きが少なく、この後も高値圏で堅調に推移すると予想。午後の取引では2万5240円まで値を飛ばした。いったん上げ幅を縮小したが、終盤に再上昇し、2万5250円の高値をつけた。他限月は、出合いのなかった3月限を除き、ほぼ今日の高値引け。前営業日比は変わらず~300円高。先限は同300円高の2万5200円。


掲載内容は情報提供を目的としております。情報につきましては細心の注意を払っておりますが、正確さを保証するものではありません。また、取引における判断はお客様ご自身で行って下さい。