夕刊:2020/12/22

大阪金は大幅安。日経平均株価も続落。オイルも反落。ドル円は103円40銭台で推移。

為替

外為市場でポンドが下落。ポンド円は138.60円近辺まで、ポンドドルは1.3404ドル近辺まで軟化した。英国と欧州連合(EU)の通商交渉の先行きが警戒されているほか、新型コロナウイルスの変異種が国内でまん延してきているとのニュースも相次いでおり、ポンド売りにつながっている。各国の英国渡航禁止発表が相次いでいることも懸念材料。豪ドルは小動き。午前9時30分に発表された11月豪小売売上高は市場予想を上回る着地となったが、豪ドル買いの動きは限られた。序盤は日経平均株価の下げ幅拡大や時間外取引における米国株先物の軟調推移を背景に、リスク回避のドル高、円高がやや優勢となった。ただ、中盤は日経平均の下げ渋りを受け、クロス円で円高が一服。ユーロ円は朝方からの下げを帳消しにした。午後のドル円は103円40銭前後での推移。午後に入って今日の高値103円48銭を付けるなど、ドル高円安の動き。ユーロドルやポンドドルが値を落としており、ドル全般の上昇が見られる。新型コロナの変異種問題がリスク警戒のドル買いを誘っている。昨日同問題を受けて大きく値を落とした後、いったん下落分を解消するなど派手な振幅を見せたポンドドルが、じりじりと値を落とすなど、リスク警戒の動きが継続。ポンドは対円でも頭の重い展開となっており、警戒感が見られる。また米カリフォルニア州の人口密集地でのICUの空きがゼロとなった報道が、新型コロナ関連のリスク警戒につながった面も。ユーロはポンド安ドル買いの流れに押されて朝からの下げ基調が継続。一時1.2210台まで値を落とし、1.2220台での推移と頭の重い展開。ユーロ円はNY夕方からの126円30銭から126円50銭台のレンジの中で振幅が続く展開。午後に入ってユーロ安に押されてやや軟調もレンジの中での値動きに。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比278.03円安の26436.39円。前引けの日経平均株価は前営業日比101円33銭安の2万6613円09銭と続落。東証1部の売買高概算は4億8055万株、売買代金概算は8939億2000万円。値上がり銘柄数は241、対して値下がり銘柄数は1878、変わらずは66銘柄だった。きょう前場の東京株式市場は新型コロナウイルスの感染拡大を懸念してリスク回避の売り圧力が優勢となった。英国で新型コロナウイルスの変異種の感染拡大が続いていることを受け、前日の欧州株が軒並み大幅安に売り込まれ、米国株市場ではNYダウが朝安後に持ち直しプラス圏で引けたものの、きょうはアジア株が軒並み安となっていることもあり、東京市場では買い手控えムードが強くなっている。ただ、下値では日銀のETF買いに対する思惑もあって売り一巡後は下げ渋った。売買代金は1兆円を下回った。午後も安値圏で推移。

貴金属

金先限帳入値6250円(前日比-100円)銀先限帳入値87.9円(前日比-4.6円)白金先限帳入値3317円(前日比-177円)パラジウム先限帳入値7700円(前日比-168円)金、銀は急反落。金はニューヨーク安を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の戻りが売られたことを受けて軟調となる場面も見られたが、押し目は買われた。銀もニューヨーク安を受けて軟調となった。金は英国の新型コロナウイルスの変異種の感染拡大による先行き懸念から週明けに急伸したが、リスク回避のドル高を受けて欧州市場で戻りを売られて急落した。欧州各国が英国からの入国者を規制したが、変異種にもワクチンが有効との見方から先行き懸念が後退した。欧州医薬品庁(EMA)は、米ファイザーが独ビオンテックと共同開発した新型コロナワクチンを承認した。フォンデアライエン委員長は27~29日に接種を開始できるとの見通しを示している。英国と欧州連合(EU)の通商協議は漁業権で溝が埋まらず、難航していたが、英首相が譲歩案を示した。協議がまとまるようなら、リスク選好の動きが戻ることになりそうだ。一方、米議会では追加経済対策の採決が予定されており、可決されるかどうかを確認したい。米下院で歳出法案のうち、国防・金融サービス関連の部分が可決された。午後に入ると、ドル高を受けて軟調となった。銀もニューヨーク安を受けて軟調となった。前営業日比は、金標準、金ミニが100~38円安、ゴールドスポットが92円安、銀が4.6円安~変わらず。

石油

原油先限帳入値31670円(前日比-620円)ガソリン先限帳入値43650円(前日比-680円)灯油先限帳入値46940円(前日比-570円)東京石油市場は高安まちまち。英国で新型コロナウイルスの感染力の強い変異種が見つかったことが海外原油を急落させたものの、海外原油が安値から切り返して引けたことで、国内市場の方向感は限定的。ワクチン接種が始まっていることで需要下振れ懸念は強まっていない。米国の追加景気対策法案が成立する見通しであることも支援要因。円相場は1ドル=103円前半で推移し、東京時間帯が始まってからは円売りがやや優勢。日中取引開始後、原油先限は3万2100円まで弱含み。ただ、夜間取引で下げは一服している。午後は総じて続落。為替はいったん1ドル=103円台後半まで円安に振れたが、再び103円台前半まで前日の国内大引けとほぼ同じ水準まで円高に振れたことであまりインパクトはなく、また前日の海外原油先物が反落したものの、すでに前日の国内大引け時点で崩れていたことで、これもあまり圧迫要因とはならなかったが、この日のアジアの時間帯の海外原油の夜間取引が午後から軟化したことで、東京石油も午後に崩れる展開となった。またこの日のドバイ原油の現物は小幅なもみ合いとなった。主要3油種は午後に崩れて、約定しなかったガソリンの期近1月限を除きマイナス引けした。前営業日比は、ガソリンが720円安~変わらず、灯油が900~170円安、軽油は出来ずだが、名目値で100円安~100円高。原油が680~110円安。中京ガソリンは変わらず、灯油は500円安~500円高。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値231.2円(前日比-17.0円)TSR20先限帳入値 出来ず。RSS3号は、軟調。夜間取引の上海ゴムが大幅安となったことから、売りが先行して寄り付いた。売り一巡後は、日中取引の上海ゴムが下げ幅をやや縮小したことなどから、下げ幅を小幅ながら削っている。先限は、今日の取引で一時240.1円まで軟化したが、同水準では押し目を拾われている。テクニカル的は、240円をしっかり割ってしまうと、節目の230円や12月11日の安値226.0円を目指して展開になりそうだ。このところ、株式市場が不安定な動きを見せ始めており、年始年末に荒れる可能性がある。ゴム相場は、出来高が減少し、値動きが軽くなっていることもあり注意が必要だろう。午後は売り一巡後は、下げ渋る場面もあったが、日中取引の上海ゴムが一段安となると、下げ幅を拡大させた。なお、12月限は、前日比変わらずの292.0円で納会となった。TSR20は出来ず。帳入値は3円高。大引けのRSS3は、前営業日比は17.0円安~変わらず円高、5月限は同17.0円安の231.2円。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は25250円(前日比+50円)とうもろこしは先限は底固いものの、期中~期先が軟調。先限は22日のシカゴ続伸。を受けた買いが先行してプラスサイドに浮上し、夜間に付けた高値2万5240円に迫る動きを見せていたものの、夜間を軟調で終え、一部が3けた安を付けている期中7月限、9月限、期先11月限の足取りが重石となり、伸び悩んでいる。出来高は123枚と午前中にしては膨らんでいるものの、動意づくには至らず、取引が成立している前限月がほぼ同じ値位置での高下にとどまっている。夜間序盤に先限つなぐ足で19年7月下旬以来の水準まで値を伸ばしたことで上値警戒感が強まっている。出来高が午前の段階で3けたの出来高を記録しているが、約1年5か月ぶりの水準まで上昇したことで上値警戒感が強まっている。先限は下振れ場面もあったが結局小幅高で引けて、前日の一代高値をさらに小幅に更新した。前営業日比は170円安~90円高。先限は同50円高の2万5250円。


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